コクリコ坂から|映画の海外の評価まとめ!メルや母親、水沼の評価は?

 

2011年に公開されたスタジオジブリが手がけるアニメ映画です。

 

宮崎駿さんの息子、宮崎五郎さんが監督を務めた作品となります。

主人公、松崎海の声を長澤まさみさん、相手役の風間俊の声を岡田准一さんが務めました。

 

 

ジブリといえば『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などが挙げられると思います。

そういった作品と比較すると本作は少しマイナーな印象がありますよね。

『コクリコ坂から』を観たことがない方もいるのではないでしょうか?

 

しかし、海外からの評価は意外なものでした!

どんな評価だったのか知りたくありませんか?

 

 

これを読み終わる頃には、きっと『コクリコ坂から』が観たくてたまらなくなっているはずです!

 

 

では、映画『コクリコ坂から』の海外の評価、メル、母親、水沼の評価について紹介していきたいと思います。

 

 

 

『コクリコ坂から』海外の評価まとめ

ノスタルジックなリアリティある雰囲気

映画が始まった瞬間から私たちを海が食事を準備している日本の普通の台所へと連れていきます。これまでのジブリの映画とは違いファンタジー要素はないです。しかし、この映画は人の心を掴んで放しません。

 

 

落ち着いていて、甘くて優しいストーリーです。神や空飛ぶお城から離れてリアルなものを描くことに驚きました。この映画は細部にこだわり、60年代の世界をうまく再現しています。家族や友人と楽しむことのできる映画です。

 

現実世界のような自然的で、よく知られている他のジブリ作品とは少し異なります。トトロやポニョなどのような雰囲気を期待しないしないことをお勧めします。

 

懐かしくリアリティのある映画の雰囲気が評価されていました!

ジブリといえば『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などファンタジーのイメージが強いらしく、自然的で現実味のある本作に驚いている様子でした。

 

シンプル?複雑?感動的なストーリー

私はこの映画がいかに単純であるかに驚きました。ロマンスでありながら悪役はいません。キスもありません。ファンタジーやアクションシーンや驚くべき設定もなく海辺での生活、家、学校での日常生活だけです。とてもシンプルで甘く、感動的な素晴らしい映画です。

 

表面的には穏やかな内容に見えますが、実際に物語は非常に複雑でサスペンスの要素さえ感じます。それは間違いなくあなたをストーリーに引き込み「次はどうなるの?」と常に疑問を抱かせます。

 

アニメーションが素晴らしくカラフルで見ていて不思議ですが、ストーリーがないです。ラブストーリーもクラブハウスのストーリーもほとんど何も起こりません。説得力のないストーリーでした。

 

ストーリーは複雑に感じる方もいましたが、ほとんどの方がシンプルと感じたようです!

特に刺激的なシーンはないので、ストーリーに物足りなさを感じる方が多い印象でした。しかし、反対にシンプルで温かいストーリーに感動した方もいるようです。

 

親しみやすく個性的なキャラクター

主人公たち一人一人がエネルギッシュです。10代の若者がクラブハウスを本当に救おうとしていることを感じることができてアニメーションであることを忘れてしまいます。ティーン向けの映画のように壮大でも眩しいものでもありません。シンプルでノスタルジックな体験です。

 

キャラクターは創造的で、海と俊の関係は心温まるものです。これを見た人はキャラクターに愛着を持ち、海と俊の感情そして他の学生の努力と心遣いを感じます。

 

背景の細部にはこだわって精巧に表現されているが、キャラクターの表現力にあまり注意を払っていないのはおかしい。

 

キャラクターに関しては、可愛いという意見や、さすがジブリのアニメーション、手描きがいい味を出している、という声が多い印象でした!

ただ背景に比べて表情の表現が良くないと思った方も少数派ではありますがいました。

 

『コクリコ坂から』海外の評価についての感想

テーマ

「懐かしさ」「落ち着いた雰囲気」という意見が挙げられていました。

 

時間の流れが見ていて心地の良い作品です。

父に旗をあげるところから始まる海の暮らし、父に供える花の水換え、台所での食事の準備。

至る所に海の丁寧な暮らしぶりが見えます。

 

確かにファンタジーやアクションの要素はなくジブリとしては挑戦的な作品であるとは思いますが、日常を切り取ったかのような繊細さがこの作品の魅力でもあります。

昭和の時代のリアルが細かく再現されていて一つ一つが綺麗です。その時代を生きていない人にもどこかノスタルジーを感じさせる雰囲気でした。

 

 

また、青春ストーリーだけでなく歴史や時代について描かれているところも本作の見どころのひとつです。

 

戦争からの復活の象徴東京オリンピックが控えた高度成長期の横浜が舞台となっています。

古いものを壊し、新しいものが良いと考えられていた時代。

親がいない子を自分の子として育てることが当たり前だった時代。

そんな時代を力強く生きる若者の物語です。

 

こういった時代背景を理解し、描かれていないところをいかに読み取ることができるかで映画の面白さが変わってくると思いました。

 

ストーリー

「シンプル」という意見が挙げられていました。

 

確かにストーリーは一見シンプルです。しかし「テーマ」でも書いた「時代背景」を汲み取りながら見ていくと、今の常識とは違うその時代を生きた若者たちの思いや葛藤を感じ、より映画の深みを知ることができます。

 

 

特にお互い好意を持つ海と俊が自分たちは本当の兄弟なのかと葛藤するシーンは見ものです。

 

俊が海の家に行った際、亡くなった海の父の写真を見ます。見せられた写真に写る海の父は、俊が実の父と聞かされていた人と同一人物だったのです。俊は海と同じ父を持つ兄弟ということに気づき、その後、海を避けるようになります。

 

お互い好意を抱いていただけに、この現実は受け止めきれないものがあったのだと思います。

 

しかし、その後「たとえ兄弟でも風間さんが好き!」と泣きそうになりながらも力強く訴える海と、それに応える俊に感動し、その後の2人の未来が明るくあってほしいと応援したくなります。

 

こういったドラマもあるのです。

2人が本当の兄弟だったのか、何か事情があったのか、是非、映画を見て真実を見つけてほしいです!

 

キャラクター

可愛いが表情がいまいちという意見が挙げられていました。

 

私はキャラクターの性格に注目したいと思います。

まず主人公、海の第一印象はどこにでもいそうな普通の子、しっかり者の長女くらいの印象でしょう。

 

しかし、物語が進むにつれて海という人物が様々なことを1人で背負っていることに気付かされます。

海外に行っている母に代わり、家を守り家事をこなす。高校生があれだけのことをしながら学校も通うのは大変です。

しかし、海はそれをきちんとこなします。

素敵な女性です。きっと本作をみて海に憧れる人はたくさんいると思います。

 

 

そして海と海の母の関係性についても注目したいです。

 

海が俊に兄弟かもしれないと言われ悩む日々。

真実は母にしかわかりませんが、海の母は仕事の都合で海外に行っていました。

そんな中、母が海外から一時帰国します。

海は俊のことについて尋ねます。

母から真実を聞いた海は母の胸で泣き出しまうのでした。

 

 

今まで1人で抱えていた不安と安心感が入り乱れ、感情が溢れ出したのでしょう。

海もまだ子供なんだなと思った瞬間でした。

いつもしっかり者の海に甘えられる存在がいたことに安心します。それと同時に母の存在の大きさ、偉大さに気づく場面でした。

 

『コクリコ坂から』海外の評価についてのまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

海外の方の反応をまとめると所々突っ込みたいところがありつつも総じて良かったという意見が多かったです!

 

きっと『コクリコ坂から』を見た後は温かい気持ちになり、主人公たちに愛着が湧き、日常をもっと丁寧に生きようと思う方が増えるのではないかと思います。

 

是非、忙しい日常の中で小さな幸せを見つけたい方に見ていただきたいです!

 

 

以上、コクリコ坂から!映画の海外の評価まとめ!メルや母親、水沼の評価は?についてご紹介しました!

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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