AKIRA丨映画のあらすじと、感想・評価。ネタバレあり予言と噂されたオリンピックとの関係とは?

漫画家の大友克洋が「ヤングマガジン」で連載した大人気漫画を、大友自らがメガホンをとり、1988年に映画化した本作。

制作期間3年総製作費10億円を費やし、超一流のアニメスタッフによって製作された本作は日本アニメ史に残る傑作となりました。

公開から30年以上たった2020年、Kリマスターと音楽監督の山城祥二指揮のもとで行われた5.1ch音源のリミックスを施した「AKIRA 4Kリマスターセット」が20年4月23日にブルーレイ発売。それを受けて同年4月3日から全国のIMAXシアターで4Kリマスター版が劇場公開されることが発表された

再び注目を浴びる傑作映画「AKIRA」の魅力とは、いったい何なのだろう。

AKIRA-あらすじ

1988年7月、関東で新型爆弾が爆発したことにより、第3次世界大戦が勃発した。

舞台は、それから30年以上がたった東京だ。

東京湾上に築かれた都市・ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、繁栄を取り戻しつつある街になっていた。

ある夜、閉鎖された高速道路でバイクを走らせていた不良少年・金田と仲間の鉄雄らは、急に現れた、老人のような見た目の奇妙な少年と接触事故を起こしてしまう。

重傷を負った鉄雄に対して、まったくの無傷の少年は、26号と呼ばれており、「アキラ」という軍事機密と間違えられ反政府ゲリラに連れ出され、軍に追われていた。

26号を追い、ヘリコプターで現れた軍は、26号と鉄雄を拉致し、飛び去ってしまう。拉致され、収容された鉄雄は超能力に目覚め…

 

AKIRA丨予言と噂されていた東京オリンピックとの関係とは?

コロナウイルスによって、東京オリンピックの延期が決定したこの状況で、世界中が不安に包まれています。

そんな中で、「AKIRA」が“東京オリンピック”を30年以上前に予言していると話題に!

このイレギュラーな事態と似た光景が、30年前の映画に描かれているのを実際に見ると

鳥肌が立ちます。

 

東京オリンピック開催年の一致

AKIRAの舞台であるネオ東京で開催される予定なのが2020年。現実でも、開催予定は同じでした。

オリンピック中止説

それに加えて、映画内のオリンピックポスターの下には「中止だ中止」と落書きがされています。現実に、オリンピックは延期になり、中止を求める声も少なくありません。

 

この予言説について、本作の舞台であるネオ東京は、昭和のイメージを強く持っており

戦後からバブル経済にいたる様々な東京の風景が、ひとつの街に混在しています。

東京オリンピック開催という設定は、予言というよりは、1964年の東京オリンピックを意識したものではないかと思います。

それにしても、2020年という年まであっているのは、すこし不気味ですね。

 

AKIRA丨感想・評価・考察

ここでは、4kリマスター版の感想にしたいと思います。

もともと、とても細かい描写の多い映画なので、4kになることで輝度や彩度が格段に良くなりました。

口の動きやバイクの動きなどがとても繊細に、リアルに表現されているので、そういった映像美も本作の魅力でしょう。

本作は、一度観ただけでは、すっかり内容を把握することが難しいなと感じました。

その複雑さゆえに世界中に熱狂的なファンを生み出したのかもしれません。

AKIRA丨まとめ

2020年に発表された「AKIRA 4Kリマスターセット」の発売、IMAXでの限定公開。

音響技術などが格段に上がったIMAXでの「AKIRA」には、期待しかありません。

ぜひ、新しくレベルアップした映画「AKIRA」を観てみてください。

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