3月5日から劇場&Disney+プレミアムアクセスで同時公開される、ディズニー映画「ラーヤと龍の王国」。
ディズニー史上初、東南アジアが舞台の作品として、大注目されています。信じあう心を失い、5つの領土に分かれてばらばらになってしまったクマンドラを再び一つにしようと立ち上がるヒロイン、ラーヤ。新たなディズニープリンセス誕生に目が離せません。
アジアらしいエキゾチックでミステリアスな世界観に惹きつけられた方も多いのではないでしょうか?
今回は、「ラーヤと龍の王国」に登場するクマンドラのモデル、舞台となった国や、参考になった場所はどこなのか、調査していきます。
- どこの国が舞台でモデル?
- タイやベトナムで参考にしたところは?
どこの国が舞台でモデル?
物語の舞台であるクマンドラは、どこの国がモデルなのでしょうか?
ポスターを見ると、熱帯雨林のような背景が見えますね。
映画のスタッフたちは、
・タイ
・ベトナム
・インドネシア
・フィリピン
・ラオス
・ミャンマー
・マレーシア
など、東南アジアの国々を参考にしたそうです。ミャンマーとマレーシア以外の国には、実際に取材旅行に訪れ、映画へのインスピレーションを得ました。
映画のために”Southeast Asia Story Trust”というチームを結成し、人類学者や言語学者、建築家、マーシャルアーツの武闘家などの専門家を集結させ、「ラーヤと龍の王国」の製作にあたりました。
「クマンドラは様々な国と文化をミックスさせたもの」とスタッフの一人が語っており、東南アジアの国々の多様な文化をモデルに、クマンドラは完成されたようです。
タイやベトナムの参考にした所は?
「ラーヤと龍の王国」は、”東南アジアの国々のミックス”ですが、ポスターなどからタイやベトナムを連想する人がたくさんいるようです。
では、タイやベトナムのどんなところを参考にしているのでしょうか?
また、タイやベトナム以外にも、東南アジアでモデルになった場所はあるのでしょうか?
上の写真と見くらべていきましょう。
タロン国:タイの水上マーケット
タロンの夜市は、水上マーケットをモデルにしたと製作チームは語っています。夜になると灯がともるランタンも、映画にも登場しますね。
映画ポスター:ベトナムの森
ベトナムに限らず、タイや他の東南アジアの国々には熱帯雨林があります。ポスターの森と雨からも、東南アジアを思い浮かべた人は多かったのかもしれません。
ハート国:インドネシアのバナハクリフ
Reference to Banah Cliff in Indonesia. #RayaAndTheLastDragon #ラーヤと龍の王国 pic.twitter.com/Juitx27wIa
— 🐉🌧 Trey 💎⚔️ (@taketora1994) February 21, 2021
インドネシアのバナハクリフ(Banah Cliff )という絶景ポイントから見える景色の一つがこちら。映画に登場するものとそっくりです。この大岩があるのは、インドネシアのペニダ島。バリ島の東部にある離島の一つであり、人気のリゾート観光地です。
スパイン国:マレーシアのキナバル山
スパインの連なる山々のとんがりが、キナバル山とよく似ています。キナバル山は、標高4095mの東南アジアで最高峰の山。テレビ番組「世界の果てまで行ってQ!」でイモトアヤコさんが登頂していました。
おまけ:ラーヤの名前に秘められた意味
ラーヤ(Raya)の名前にも、東南アジアを感じさせる秘密が込められています。
”ラーヤ”は
タイ語で”The one who leads:導く者”
マレー語で”Celebration:祝福”
という意味があります。
ばらばらになった5つの国をひとつに導くヒロインにピッタリの名前ですね。そしてひとつになった人々が、喜び祝福し合うという願いが込められているように感じられます。
ちなみに映画のエンドソングのタイトルも”Lead the way”。歌うのはアフリカ系アメリカ人の父と日本人の母を持つジェネイ・アイコさんです。
まとめ
そのほかにも、ラーヤの着ているコスチュームはカンボジアの民族衣装にヒントを得ていたり、ラーヤが繰り出す格闘技はタイの”ムエタイ”とインドネシアの”プンチャック・シラット”という武闘をミックスさせたものです。
またヒロインラーヤの声を担当するのは、映画「スターウォーズ 最後のジェダイ」にも出演したケリー・マリー・トランさん。東南アジア系の女優さんがディズニー映画で主演するのは、なんと今回が初とのこと。
このように色々なところに東南アジアのモチーフが散りばめられています。ぜひ探してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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