DESTINY 鎌倉ものがたり|映画のあらすじネタバレ結末は?原作はある?

 

「DESTINY鎌倉ものがたり」は、2017年に西岸良平さんの漫画を原作に製作された実写映画です。

 

堺雅人さん、高畑充希さんが主演で夫婦役を務める大ヒット作品です。

 

この記事では、映画「DESTINY鎌倉ものがたり」のあらすじを結末まで、そして原作についても紹介したいと思います!

 

この記事で分かること

・妖怪も魔物もウヨウヨ、それが鎌倉という街。

・最愛の妻、亜紀子が黄泉の国へ?夫婦の絆物語。

・原作の漫画は「三丁目の夕日」でもお馴染み西岸良平さん!

DESTINY鎌倉ものがたり丨予告動画

DESTINY鎌倉ものがたり丨作品情報

タイトルDESTINY鎌倉ものがたり
原作西岸良平「鎌倉ものがたり」
日本公開日2017年12月9日
上映時間129分
ジャンルファンタジードラマ/SF/コメディ
監督山崎貴
脚本山崎貴
製作総指揮阿部秀司
製作国日本
配給東宝

DESTINY鎌倉ものがたり丨主な登場人物(キャスト)

DESTINY 鎌倉ものがたり

出典:映画.com

 

一色正和(堺雅人)

ミステリー小説を書く作家。執筆をしながら警察の心霊捜査にも協力しています。

 

一色亜紀子(高畑充希)

正和と10歳以上年の離れた若い妻。もともとは怖がりな性格。

 

本田(堤真一)

正和の担当編集者。妻と幼い娘がいます。

 

死神(安藤サクラ)

死後の世界と精通しており、死んだ人間を黄泉の国に送り届ける役を担っています。

 

貧乏神(田中泯)

取り付いた人間に不幸をもたらす貧乏神。

 

キン(中村玉緒)

一色家に長い間従事していて、正和の子供の頃から面倒を見ている家政婦です。

 

天頭鬼(声:古田新太)

黄泉の国にいる、大きな体の妖怪です。

DESTINY鎌倉ものがたり|あらすじネタバレ結末は?

DESTINY 鎌倉ものがたり

出典:IMDb

 

DESTINY鎌倉ものがたりのあらすじを結末まで分かりやすく解説しています。一部ネタバレ要素を含む場合もございますのでご注意下さい。

DESTINY鎌倉ものがたり丨あらすじ 【起】

小説家一色正和の元へ亜紀子が嫁いでくる。物語はそんな2人の新婚生活のスタートと共に始まります。

正和の住み慣れた鎌倉、この街に着いた時に亜紀子は、何だか東京とはちがう独特な雰囲気を感じ取りました。

 

 

忙しくも幸せな新婚生活を送る中、家の前で河童を見かけて仰天したのをきっかけに、亜紀子はトイレに行くのも留守番をするのも怖がるようになりました。

 

そんな中、1人で留守番中の亜紀子は、正和に「絶対に入るな」と念を押されていた納戸に足を踏み入れます。

中は物でごった返していて、正和の趣味のプラモデルや鉄道模型がどっさり。

呆れ果てているとふと、上から原稿用紙の束が落ちてくるのです。

 

亜紀子は帰宅した正和に納戸の物の事を問い詰めますが、出て来た原稿用紙を見て正和は驚きます。

それは正和が尊敬する甲滝五四朗(こうたき いっしろう)の生涯最後の作品で、この家にそんなものがあることを知りませんでした。

 

 

翌日、2人で出かけた帰りにふと、亜紀子はにぎやかな縁日を見つけました。

好奇心に駆られて立ち寄ったその場所は、鎌倉に住む魔物が集まるという「夜市」

ここ鎌倉では、魔物や妖怪も人間と共に暮らしている。正和はそう教えてくれました。

 

そこで2人は、昨年亡くなった正和の知り合いである優子に出会いました。

死んでしまった彼女ですが、残した夫の為に死神に申請をして、幽霊として未だ現世に止まっているとの話。

 

 

色々なことが起きて、最初は怖がっていた亜紀子もだんだんこの街に慣れてきました。

 

翌日、亜紀子は夜市で買った松茸で味噌汁を作りますが、それを食べた正和が倒れてしまいます。

その松茸は魔界の食べ物で、口にすれば魂が抜けてしまうという代物。

亜紀子は慌てふためきましたが、家政婦のキンの対処により、正和は一瞬の臨死体験から戻って来たのでした。

DESTINY鎌倉ものがたり丨あらすじ 【承】

ミステリー小説家ゆえ心霊事や犯罪に精通していることから、普段から鎌倉警察の「心霊捜査課」に協力していた正和。

 

ある日、とある殺人事件の捜査に協力してほしい、と刑事が正和を訪ねて来ます。

いつものように協力依頼を受け、正和は犯人のアリバイ工作も見破って見事に事件を解決。

 

新聞にも載ったお手柄を亜紀子に自慢する正和ですが、ふと自分の両親の話題になり、急に黙り込んでしまいます。

その様子に、亜紀子は正和が家族について何か隠していると感じ、その件を巡って2人は喧嘩をしてしまいました。

 

居づらくなってふらりと外出した正和は、この前夜市で会った優子に再び会います。

ついに夫も亡くなり、死神の案内で黄泉の国へ夫婦揃って旅立つと言うのです。

深夜、1日に1本だけ江ノ電の車両が、死者を黄泉の国へと運ぶ列車になるそうです。

 

それを聞いて正和は、2人で優子達を見送ろうとふてくされる亜紀子を呼んできます。

 

そこで初めて、母親が甲滝五四朗と不倫していた事実を打ち明けました。

学者だった父が調査旅行で家を空けると、母親は決まってどこかへ出かけていく。小さかった正和はある日その後を尾け、そこで見てしまった男が甲滝だったと言います。

 

「私良い奥さんになりますから」そう言って亜紀子は正和に寄り添いました。

やがて列車は仲睦まじい老夫婦を乗せて走り出し、浜辺の闇へと消えて行ったのでした。

DESTINY鎌倉ものがたり丨あらすじ 【転】

そんな折、正和の編集者である本田に病気が見つかり、なんと余命1ヶ月を宣告されてしまいます。

自分亡きあとの家族を心配する本田に、正和は死神に幽霊申請をすれば現世に留まれることを教えてあげます。

 

 

それからは正和の仕事がキャンセルになったり、何かと不幸続きな状況になってきた一色家。

キンが気配を感じ、竹刀で天井を突いてみると、何かが落ちて来ました。

 

それはなんと老人。正体は貧乏神でした。

正和は家から出て行けと言いますが、亜紀子は哀れんで家に置いてあげようと言います。厄介者扱いしか受けた事のない貧乏神はそんな亜紀子の優しさに感動しました。

 

そしてしばらく一緒に暮らしていましたが、「次の取り憑き先が決まった」と言って自分から家を出て行きます。

貧乏神は良くしてくれた亜紀子にとても感謝し、手持ちの骨董品の茶碗をくれました。亜紀子はそのお返しとして、食事の時に「綺麗だ」と気に入っていた家の茶碗を貧乏神にあげました。

 

 

そして本田が他界。死神もお迎えに来ました。

魂だけになった本田は幽霊申請をしますが、都合により今は魔物に転生するしか方法がないとのこと。

仕方なく魔物として家族を影で見守ることを選んだ本田。転生したその姿は、カエル男でした。

 

 

ある夜、そんな本田と居酒屋にいた正和の元に、慌てて亜紀子が走ってきました。

キャンセルになった原稿をやはり明後日までに書いてほしい、という急ぎの電話を受け、知らせようと来たのです。

 

正和は慌てて原稿を書きに帰っていくのですが、この時、亜紀子はまさかと思いつつも、自分に起きた異変に気づいていました。

ここまで走ってくる時に一度、何かに足をつかまれて転んだ亜紀子。実はその時に魂が身体から抜け、幽体離脱状態になっていたのです。

転んだ辺りの場所を探しても身体は見つかりません。

 

 

別の誰かの魂が身体を使っているらしく、肉体を持たない亜紀子は死んだとみなされ、死神に黄泉の国へと連れていかれてしまいます。

 

 

突然の妻との別れに打ちひしがれる正和ですが、別の日に本田が亜紀子にそっくりの人を見かけたと言っていた話を思い出し、身体を探しに行くのです。

DESTINY鎌倉ものがたり丨あらすじ 【結末・ラスト(ネタバレ)】

馴染みの刑事にも手伝ってもらい、正和は無事に亜紀子の身体を見つけました。

そして甲滝五四朗の原稿に書いてあることを手がかりに、亜紀子を取り戻そうと黄泉の国へ行くことを決意します。

あの松茸をもう一度食べて魂だけの状態になった正和は、キンに留守を任せて黄泉の国へ続く車両に乗り込みます。

 

 

黄泉の国に着くと、まずはそこから現世へ戻るための方法を探しに行きます。

なぜ知っていたのかわかりませんが、キンが黄泉の国の甲滝五四朗の住所を教えてくれていたので、正和は行ってみることにしました。

しかし、その家から出て来たのは正和の母親。

 

そこで、実は正和が子供の頃に見た母親の不倫相手は、父の変装した姿だったことが判明します。

代々の学者家系の中で育った為、作家という夢を捨てきれずに学者になったという父。家族の反対から隠れ、調査旅行と偽って時々別の家で作家活動をしていたのです。

 

長年の胸のつかえがとれて安心した正和は、その後亜紀子が天頭鬼という欲の強い妖怪に囚われていることを知り、その城へと乗り込んでいきます。

 

亜紀子を見つけ、連れ帰ろうとする正和の前に、大きな体をした天頭鬼が現れます。

天頭鬼は亜紀子に結婚を迫っていました。それは平安時代の頃からずっとだと言います。

しかし何度生まれ変わっても正和と亜紀子は夫婦として結ばれてきているようです。

 

そんな正和を恨む天頭鬼は、何度も2人を追い詰め、無理やり亜紀子に夫婦の契約書を承諾させようと迫ります。

 

しかしその時、貧乏神が亜紀子にくれた茶碗が現世から飛んできました。

茶碗は正和と亜紀子を乗せ、そのまま2人は現世へと逃げ帰ることができました。

 

 

そうして2人は、また鎌倉に戻り、幸せな生活を送っていくのでしたーーーー


 

このようなあらすじとなっています。

なんとも不思議な世界観で繰り広げられる絆物語。最後には無事に亜紀子を連れ戻せて良かったですね!

DESTINY鎌倉ものがたりの原作を紹介!

出典:映画.com

 

あらすじをまとめた映画「DESTINY鎌倉ものがたり」ですが、今回はその原作の漫画についてもご紹介したいと思います。

漫画「鎌倉ものがたり」とは?

漫画「鎌倉ものがたり」は、現在は月刊まんがタウン(双葉社)にて連載されている作品です。

連載は2019年で35周年を迎えており、コミックスは現在35巻まで発行されています。

 

作者は西岸良平さんで、他に代表作とされているのはやはり「三丁目の夕陽」です。

こちらも同じく山崎貴監督によって「ALWAYS三丁目の夕日」として実写映画化され、大ヒットシリーズとなりましたね。

漫画「鎌倉ものがたり」の魅力

映画と同様に、幽霊や魔物、時には宇宙人などのSFミステリー要素を含む原作。

その最大の魅力は、そんな非日常を、ごく自然に日常的な世界観の中に落とし込んでいるというところだと思います。

 

飽きない1話完結スタイルで、正和が毎回様々な怪事件に遭遇していきます。

ほのぼのとした作風で描かれる仲良し夫婦の様子にもとても癒される漫画ですよ!


 

漫画「鎌倉ものがたり」について

・連載35周年を迎える漫画!

・作者は「三丁目の夕日」の西岸良平さん

・1話完結で読みやすい、不思議な世界と癒し。

 

映画を見て「面白いな」と思ったり気になった方は、原作もぜひチェックしてみてください!

DESTINY鎌倉ものがたり|映画のあらすじネタバレ結末は?原作も紹介!のまとめ

ここまでで「DESTINY鎌倉ものがたり」のあらすじ・原作についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
 
 
CGもかなり駆使されていてファンタジー色も強く、人間の生と死を身近な物として明るく描くこの作品。
 
様々な題材を含んでいながらも、私自身はやはりこの夫婦の絆物語の要素をとても強く感じました。
 
 
まだ見ていない方は、2020年9月25日よる9時から、日テレ「金曜ロードショー」でぜひチェックしてみてください!
 
 
 
以上、DESTINY鎌倉ものがたり|映画のあらすじネタバレ結末は?原作も紹介!についてご紹介しました!

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

コメント

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