『E.T.』は、1982年に公開された映画で、スティーヴン・スピルバーグ監督の言わずと知れた名作SFファンタジー作品です。
離婚により父親が不在となった母子家庭で暮らす少年の喪失感を、不思議な宇宙人との温かい交流によって成長する姿を描いた作品で、心に残る「名セリフ」も多数あります。
この記事では、スピルバーグ屈指の名作映画「E.T.」から、心に残る「名セリフ」を紹介します。
・「E.T.」の心に残る名セリフ
・少年と宇宙人の交流によって何が生まれたのか
・37年ぶりに少年と宇宙人が再開した!?Xfinityによるクリスマスホリデー向けのCMをご紹介
E.T.|名言セリフを名シーンと共に振り返る
君、話せる?ねぇ、話せる?ボク人間。男。エリオット。
“Do you talk? You know, talk?me human.Boy, Elliott.”
主人公のエリオットがある日の夜、外の物音に気付きその音の正体を探し始めます。
その正体を探すも、なかなか出会うことが出来ません。
次の日もエリオットは音の正体を探しに森へ向かい、お菓子をバラまいておびき出そうとするのです。
また次の日、懐中電灯を片手に外で待っていると、E.T.が現れたのですが、その手にはエリオットがまいたお菓子のチョコを持っていたのでした。
エリオットはそのチョコで、家までおびき寄せようとして何とか成功して、その日はそのまま疲れて眠ってしまいます。
次の日エリオットは仮病を使って学校を休み、E.T.と過ごすのです。
その時に言ったセリフが、
“Do you talk? You know, talk?me human.Boy, Elliott.”
「君、話せる?ねぇ、話せる?ボク人間。男。エリオット。」
なのです。
エリオットはE.T.に、部屋中の様々な物の説明をするのですが、E.T.には伝わらず、会話も出来ませんでした。
僕が守る。
“I’m keeping him.”
エリオットは森から連れ帰ったE.T.を兄のマイケルに紹介するのですが、マイケルはE.T.を見て絶句、さらにそこにきた妹がE.T.を見て絶叫するのです。
そこへ母親が帰宅したのを知ったエリオットは、慌てて全員でクローゼットの中に隠れるのです。
母親が部屋の様子を見に来て、そのまま立ち去って行ったのを見てクローゼットから出てくるのですが、妹の叫び声におびえて出てこないE.T.に対してエリオットが優しく言うのがこのセリフです。
ちなみにこの妹役を演じたのが、ドリュー・バリモアです。
オーディションではこの「ギャアアァ!!」の演技で一発合格だったそうです。彼女はこのE.T.で大人気女優の仲間入りしたのですね。
ママには絶対に秘密だ。大人には見えないんだ。小さな子供だけにしか見えないんだ。
“you Can’t tell.Not even Mom.Because, um…grownups can’t see him.
「ママには絶対に秘密だ、大人には見えないんだ。小さな子供だけにしか見えないんだ。」
エリオットが妹に言ったセリフです。
ですが妹は、
“Give me a break.”
「冗談でしょ?」
と言って聞きません。
エリオットがE.T.の存在を隠すのは何故でしょうか?
兄や妹には紹介するのに、大人たちからは存在を隠す理由は、きっと大人たちに知られてしまったらE.T.に危険が迫ることを子ども心ながらに理解していたからではないでしょうか。
E.T. オウチ…デンワ。
“ET… Phone… Home”
E.T.が空に向かって指を指し示し、エリオットたちに言ったセリフがこちらです。
エリオットや妹のガーティに教えてもらったり、アニメやテレビ番組をみていたE.T.は徐々に言葉を覚え始めます。
宇宙人が宇宙と交信をしているSFコミックスを読んでE.T.が、自分も仲間と「電話」をしたいと思ったのでしょう。
痛い。
“Ouch.”
ガラクタを寄せ集めて通信機を作っている最中、エリオットは手にケガをしてしまいます。
その怪我を治すときにE.Tが言ったセリフです。
この映画の重要なシーンとなります。
君が死んじゃったから、僕は…もう何も感じられない。心に何も感じられない。
“You must be dead,…because…I don’t know how to feel. I can’t feel anything anymore.”
森で通信機を使い交信を何度も試してみますが返事は一向に来ません。エリオットは帰ろうと促しますがE.T.はあきらめません。
次の日、E.T.は倒れてしまうのです。地球の環境に適していなかったからです。
エリオットとシンクロし始めていたので、エリオットも寝込んでしまうのです。
そこへ科学者たちが現れ、エリオットの家に上がり込みE.T.を生き返らせようとするのですが、「やめて」と制止するエリオットを横目に蘇生の手を止めようとはせずE.T.が死んでしまうのです。
その時エリオットが死んでしまったE.T.に言うセリフなのです。
イツモ、ココニ、イルヨ
I’ll… be… right… here.
E.T.がエリオットとのお別れをいうシーンです。
お互いに胸に指をあて「イタイ(心が痛い)」と別れの辛さを共有して、抱きしめあいます。
E.T.がつたない言葉で、別れも忘れないとエリオットに伝え宇宙船に乗り込むのです。
E.T.は宇宙船に乗り込む。宇宙船が消えたあと、
空に美しい虹がかかるのであった。
それから37年後…すっかり大人になったエリオットがE.T.と再会する!?
米コムキャストのインターネットサービス「Xfinity」が制作した動画で、北米のクリスマスホリデーに合わせて作られたものです。
37年後、エリオットは2人の子どもがいる父親になっていて、再会したE.T.がこどもたちとタブレットやVR装置で遊ぶ姿に時の流れを感じますが、終盤には37年前を思い出させるシーンも登場するのです。
エリオットを演じるのは37年前と同じヘンリー・トーマスです。大人となったエリオットとE.T.の再開を描くこの動画は大きな反響を呼び、約2千万回再生されています。
E.T.|映画の印象的なセリフまとめ英語と日本語で解説!のまとめ
何年たっても何度見ても心が温まる優しい作品ですよね。
子どものころに見たワクワク感も、大人になって改めてみた時のなつかしさと、何気ない切なさ…
ちなみにE.T.と名前ですが、エリオットの友達が地球外生命体のことをエキストラ・テレストリアルと呼ぶと言っていて、宇宙人のことをE.T.と呼ぶことに決めたのですね。
何年たっても何度見ても心が温まる優しい作品ですよね。
一度みたことがある方も、改めてもう一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
まだ見たことない方も是非ご覧になってみてください!
最後までお読み頂きありがとうございました。
コメント
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