ハウルの動く城|探したよや指輪の本当の意味を解説!伏線だった?

2004年に公開されたジブリ映画の「ハウルの動く城」のヒロインと言えば、18歳の女の子なのに呪いをかけられてしまい老婆の姿になってしまうソフィーですよね。

そんなソフィーがハウルと初めて会うシーンでハウルに「探したよ」と言われるシーンがあるのですが、
初めて会ったはずのソフィーに「探したよ」と言うのはちょっと不思議ですよね?

今回は、ハウルがソフィーに「探したよ」といったシーンに貼られた伏線や光る指輪の謎について紹介していきます。

 

この記事で分かること
  • 光る指輪と「探したよ」の伏線が張られたシーンは?
  • 伏線回収のシーンは?
  • まとめ

光る指輪と「探したよ」の伏線が張られたシーンは?

 伏線が張られたシーンについて

ソフィーが兵士に絡まれていた時に、ハウルが「やぁ、ごめんごめん。探したよ」と声をかけ助けるというシーンで、何故初めて会ったはずのソフィーにハウルは「探したよ」と声をかけたのか。

それには宮崎駿監督がこのシーンに巧みに隠した伏線があったのです。

 光る指輪について

ソフィーがハウルの代わりに宮廷にいるマダム・サリマンのもとへ向かう際にハウルは「お守り」としてソフィーに指輪を渡します。
この指輪、実はハウルがソフィーと出会う前からずっと身に着けていたもので、ある力が秘められているのです。

伏線回収のシーンは?

伏線回収までのシーン

戦争を止めようと奮闘するもハウルは止めることができません。戦いに傷ついてボロボロになってしまったハウルを助けたいソフィーは、なんとかしてハウルの元まで「城」を動かすのです。

その途中、「城」が動く理由はカルシファーがハウルの心臓を持っているからということに気付いてしまった荒れ地の魔女はハウルの心臓を奪おうとカルシファーに襲い掛かるのですが、カルシファーは炎であるために荒れ地の魔女の方が燃えてしまい、ソフィーはあわててその火を消そうとして、誤ってカルシファーに水をかけてしまい、その影響でカルシファーは弱ってしまいます。

さらにあわてたソフィーでしたが、その瞬間ハウルから「お守り」としてもらった指輪が光りだします。
その指輪は「心の中で呼んだ者のところへ案内をしてくれる」という力を秘めていたのです。
弱っていくカルシファーをどうしたらいいのかわからなかったソフィーは心の中で「ハウル、どうしたらいいの!?助けて!」と思っていたのでしょう。

 伏線回収のシーン

指輪が光って振動している様子にソフィーは「ハウルは生きているの!?ハウルの居場所を教えて!!」と叫ぶと、指輪はさらに光り、導いた先にいたのは少年の頃のハウルでした。

過去に飛ばされたソフィーは、少年の頃のハウルが星の子どもと契約をしたことで炎の悪魔のカルシファーが生まれたという瞬間を目撃します。

力を失ったためか指輪が壊れてしまい、現在の時間に戻っていくその時ソフィーは、

ハウル!カルシファー!私はソフィー!待ってて、私きっと行くから!未来で待ってて!!

と叫ぶのです。

 「探したよ」という言葉の伏線回収

未来に戻っていく瞬間にソフィーが叫んだ「未来で待って!!」という呼びかけに対して少年のハウルは振り返りソフィーの姿を見つけると、その言葉の意味を瞬時に理解します。

ハウルは少年の頃からソフィーのことを知っていて、未来でまた会えることをわかっていたのです。

少年のハウルが成長してから次にソフィーに会うのが映画の始まりの出会いのシーンだったので、「やぁ、ごめんごめん。探したよ」と声をかけたのです。

ハウルは少年の頃からずっとずっとソフィーにまた会える時を待っていたのですね!

この設定は原作にはないもので、宮崎駿監督がオリジナルでつけた演出であることがわかるのですが、よく見てみると最初に出会うシーンでハウルの左手の人差し指の指輪が光っているのがわかります。
この指輪には「心の中で呼んだ者のところへ案内をしてくれる」という力がありますよね。
そのことから、ハウルは少年の頃からずっとソフィーを探していたということがわかります。
初見では気付けないロマンティックな演出ですよね!

まとめ

いかがでしたか?

ハウルはイケメンだけどダメ人間説なんかもありますが、実際はずっと一途にソフィーにまた会えることを願っていた少年のままだと思うと尊いですよね!

私も何度も見てきたハウルの動く城ですが、今回この記事を書くのに調べて初めて隠された伏線を知ったのでさらにこの作品が大好きになりました!
みなさんも是非ハウルとソフィーが最初に会うシーンのハウルの「探したよ」のセリフと、指輪に注目して見てみてくださいね!

 

以上、ハウルの動く城|探したよや指輪の本当の意味を解説!伏線だった?についてご紹介しました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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