となりのトトロ丨お父さん(糸井重里)の声優が下手!棒読みなの!?

 

決して目立たない、けどいないとダメな存在。
まるで縁の下の力持ちといったキャラクター。

それが、サツキとメイのお父さん。(草壁タツオ)

 

声優は、糸井重里さんです。

糸井さんが演じる声優が、「下手」「棒読み」と話題になっています。

なぜなのでしょうか?

この記事では、その理由を解説します。

 

また、糸井重里さんの隠れた魅力やプロフィール、

さらにお父さんの名セリフなどの詳細も解説していきます。

 

どうぞ最後までお付き合いください。

 

 

『となりのトトロ』糸井重里の声優について

出典元:新潮社

 

サツキとメイのお父さん(草壁タツオ)役である糸井重里さん。

声優としての評価や経歴、抜擢された背景について調べてみました。

 

糸井重里とはどんな人物?

職業はコピーライター。
株式会社ほぼ日の代表取締役社長です。

 

一時はテレビでも拝見し、タレント活動もされていた糸井重里さん。

以前よりはメディアに露出することは減りましたね。

もちろん、声優にも程遠い存在。

 

しかし、ジブリ作品にはゆかりがあるのです。

実は、多くのジブリ作品のキャッチコピーを担当されていたのです。

 

知ってましたか?

以下は糸井重里が考案したキャッチコピーです。

 

となりのトトロ(1988)
「このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。」
火垂るの墓(1988)
「4歳と14歳で、生きようと思った」
魔女の宅急便(1989)
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」
おもひでぽろぽろ(1991)
「私はワタシと旅にでる。」
紅の豚(1992)
「カッコイイとは、こういうことさ。」
平成狸合戦ぽんぽこ(1994)
「タヌキだってがんばってるんだよォ」
耳をすませば(1995)
「好きなひとが、できました。」
もののけ姫(1997)
「生きろ。」
ホーホケキョ となりの山田くん(1999)
「家内安全は、世界の願い。」
千と千尋の神隠し(2001)
「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」
猫の恩返し(2002)
「猫になっても、いいんじゃないッ?」
ハウルの動く城(2004)
「ふたりが暮らした。」
ゲド戦記(2006)
「見えぬものこそ。」

 

SNSでの「下手」「棒読み」その理由は?

SNS上では、放送のたびにたくさんの感想やコメントが上がってきます。

 

その中で、糸井重里さんの声優について、
「棒読み」「下手」といった感想がちらほらと。

 

なぜでしょうか?

 

 

 

 

他にもたくさん検索すると「下手」「棒読み」というワードがたくさん。

 

実際私も何度か作品を見たのですが、他のキャラクターと比べると棒読み感が凄くてある意味目立つ感じがします。(笑)

普通なら下手過ぎて「何でこんな人抜擢したんだ!」って思いますが、その棒読み感がお父さんの純粋な少年の心が素直に表れているのではないかと思いました!!

 

糸井重里がお父さん役に抜擢された理由は?

SNS上で賛否両論が相次ぐ中、何故、糸井重里さんがお父さん役に抜擢されたのか?

その理由は宮崎駿監督が、プロにはない「普通のしゃべり」を求めていたからです。

 

当初、糸井重里さんではなく、普通のプロの声優さんを抜擢しようとしていたそうです。ところが、宮崎駿監督は糸井さんがぴったりであると推薦をしたのです…!!

このとなりのトトロ以外の作品にもプロの声優を起用せず、素人を起用することもチラホラ…。

 

宮崎駿監督が普通のしゃべりを求めた理由を簡単に説明・要約するとしたら、

 

”人が会話する時の自然さと存在感を出すためには、プロと言われる作られたものではなく素の素人を加えることで自然なものが生まれるから”

 

ということになるでしょう。

 

何となく宮崎駿監督が言いたいこと、伝えたいことが分かるような気がします。

あの棒読みこそが作品の味を出している、プロには出せない素人感が『となりのトトロ』のお父さんという存在を大きくしていたのかもしれないです。

 

『となりのトトロ』糸井重里演じるお父さんについて

出典元:金曜ロードSHOW!公式Twitter

 

『となりのトトロ』は一般的にトトロやサツキとメイ、ネコバス、お母さんなどが中心的な物語ではありますが、実はお父さんもいなくてはいけない存在であるキャラクターであることは知ってましたか?

 

お父さんのプロフィールは?

32歳。

東京の大学で非常勤講師として考古学を教え、それとは別に翻訳の仕事もして生計を立てています。

寝坊癖がありおっちょこちょいな反面、優しく落ち着きがある人です。

また、いつでも子供心を忘れない純粋な持ち主です。

そして奥さん想い、子どもたち想いな人です。

 

お父さんの名シーンは?

『となりのトトロ』には、大人から子供まで心に残る名言がたくさん残る作品です。

その中でもお父さんの名シーンを2つ紹介したいと思います。

 

①マックロクロスケの気配を感じ取ったサツキに対してのシーン

 

サツキ「この家、やっぱり何かいる!」

父親「お化け屋敷に住むのが子供の時からお父さんの夢だったんだ」

 

サツキとメイ以上に子供らしい発言には何だかクスっと笑ってしまいますね!

大人になっても子供の心を忘れない、夢をずっと持っているのは夢を持ち続ける大切さが認識できるシーンだなと思います。

 

引っ越し初日の家族とのお風呂シーン

引っ越し初日。急に吹きついてきた強風を怖がるサツキとメイに対し、

 

父親「みんな笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから。」

 

と突然笑い出すシーン!

子供たちを不安にさせず、むしろ楽しいことに変えてしまうというのはお父さんにしかできないことです。

 

これ以外に他にも探してみるとお父さんの隠れた名シーンというのはたくさんあると思います。

映画を見たことある人はもう一度見直しながら、自分なりの好きなシーンを探してみてはいかがでしょうか?

 

『となりのトトロ』お父さんや糸井重里についてのまとめ

 

ここまで『となりのトトロ』のお父さんや糸井重里さんについてまとめてきましたが、内容のおさらいをすると……

 

・お父さんの声優、糸井重里さんは声優ではなくコピーライターである素人

・「棒読み」「下手」には賛否両論。

・棒読み感はお父さんの純粋な少年の心が素直に表れている

・糸井さんを抜擢した理由は「普通のしゃべり、素人感」を求めていたから。

・お父さんは奥さんと子供たち想いの優しい人

 

以上が今回のまとめになります!

 

通常のアニメクオリティ―だとプロの声優や演技力がある俳優・女優を起用することで作品が成り立つもの。

ですが、『となりのトトロ』のお父さんの声は普通に聞くと下手だけど作られたものではなく、自然な感じが糸井重里さんしか出せない味だと思います。

 

また、素朴な感じが頼りないお父さんだけど実はどこか芯があるお父さん。

『となりのトトロ』では地味目な存在だけど、素人感がある声を合わせることによって存在感が強まるお父さんになっていくのだと思いました!

 

 

以上、となりのトトロのお父さん(糸井重里)の声優が下手!棒読みなの!?についてご紹介しました!

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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