ハウルの動く城|ソフィーの年齢が若返る理由は?いつ呪いは解けた?

2004年に公開され大ヒットとなった映画「ハウルの動く城」。帽子店で働くソフィーは、荒れ地の魔女の呪いにより90歳のおばあちゃんに大変身!

90歳のおばあちゃんになったソフィーですが、ラストでは18歳に若返ることができました。ではいつどこでどうやって、ソフィーは若返ったのでしょうか?劇中に「呪いが解けた」と、明確になっているシーンはどこにもありません。

そこでソフィーの年齢が若返る理由と、呪いが解けたタイミングについて考察してみました。

 

この記事で分かること
  • 「ハウルの動く城」でソフィーの年齢が若返る理由
  • 「ハウルの動く城」での呪いの正体
  • ソフィーにかけられた呪いはいつ解けたのか?

ソフィーにかけられた呪いとは?

ソフィーにかけられた呪いとは、どういうものでしょうか?

有名な呪いと言えば、藁人形で五寸釘をうちつける方法です。五寸釘を打たれた人に災いが及ぶと言われています。

ソフィーは呪いをかけられるものの、なぜか呪いをかけられる前と比べると生き生きしていました。「ハウルの動く城」で言われている「呪い」とは、どういった種類の呪いでしょうか?

 呪いがかけられた経緯

ソフィーが街へ向かう途中、兵隊にナンパされます。ソフィーは断る術を知らず、たじたじ状態。ナンパ兵隊からソフィーを救った人物こそが、イケメンハウルでした。

しかしハウルも、ナンパ魔女ならぬ荒れ地の魔女に追われている身。ソフィーの手をとって一緒に逃げます。ソフィーにとってハウルとの逃亡劇は、夢見心地でした。

その日の夜、荒れ地の魔女はソフィーの帽子店へ。そして、ソフィーに年齢が18歳から80歳のおばあちゃんになる呪いをかけたのです。

帽子店にいられなくなったソフィーは店を飛び出し、ハウルの動く城へと向かいます。

呪いについての考察

「呪い」は不思議な力により、相手に災いを振りかけることをさします。ソフィーの場合は、18歳から80歳のおばあちゃんになったのが「呪い」でしょう。

しかし呪いは、魔法だけに限った話ではありません。「どうせ自分は何もできない人間」と思い込む行為も、一種の呪いです。ソフィーは知らないうちに、自分で自分を呪いにかけていたのかもしれません。

呪いのために自分で自分のことが決められず、結果的に孤立してしまったのです。

 ソフィーが呪いで90歳のおばあちゃんになった理由は?

ソフィーが呪いによって90歳のおばあちゃんになった原因は、ソフィーの心が関係しています。

ソフィーは見た目は18歳ですが、精神的には90歳のおばあちゃんになっていました。

父親の帽子店を継いで、1人寂しく仕事をする日々。劣等感を強く持っており、「どうせ私なんて」が口癖の女の子です。派手な服を好まず、地味に過ごしているのです。

もっといえば、ソフィーは自分に対して呪いをかけていたかもしれません。「どうせ私なんてだめだ」と思い込むと、本当にだめになってしまいます。

 

ソフィーの年齢が若返る理由は?

呪いがかかった当初は、腰が90度に曲がり杖がないと満足に歩けないほどのお婆ちゃんになったソフィー。

でも話が進むにつれて、少しずつ若返るようになりました。特に呪いが解けたという描写がないにも関わらず、なぜソフィーは若返ったのでしょうか?

 最初の若返り

ソフィーは急に若返ることはなく、少しずつ若返るようになりました。最初の若返りは、城を盛大に掃除しハウル本人を介抱した時でしょう。

ボロボロになった城を掃除する姿は、超パワフルおばあちゃん!お掃除の時点で、90歳から80歳に若返っています。18歳のソフィーの姿はどこふく風。炎の悪魔カルシファーもたじたじです。

そしてお風呂に入ったハウルが盛大に凹んだ時は、ハウルを部屋まで運んで介抱。杖がないと満足に歩けなかったおばあちゃんは、成人男性を抱えて部屋を連れ込むことができるまで、若返りました。

 

18歳へ若返るシーンは映画中盤で!

ソフィーが若返るシーンで印象的だったのが、マダム・サリマンとの面会でしょう。

ハウルは駄目魔法使いであると知らせるため、ソフィーは“母親“として城へと向かいます。

マダム・サリマンはハウルがとても危険な状態であると知らせるも、ソフィーは聞く耳持ちません。彼は危険な人ではなく、真っ直ぐな人であると力説しました。

するとソフィーは70歳から元の18歳に戻ります。髪も元の色に元通りです。

 ソフィーが若返る理由は?

ソフィーが若返る理由は、彼女本人の心の変化にありました。

18歳から90歳になると、パワフルおばあちゃんに大変身。自信も少しついてきたため、ほんの少し若返ったのでしょう。

そして極めつけは、マダム・サリマンとの会話です。ソフィーはハウルに恋をしていました。ソフィーの心がときめいたため、一瞬ですが18歳に若返りました。

恋の力は凄まじいです。

 

呪いは解けた?解き方はある?

劇中ソフィーは見事に若返り、呪いを解きました。ではどうやって、ソフィーは呪いを解いたのでしょうか?呪いをかけた荒地の魔女ですら解けない呪いを。

呪いの解き方のヒントは、原作者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズのインタビューに隠されていました。

カルシファーが呪いを説いたのは間違い


呪いの解き方としてネットで囁かれているのは、「カルシファーが呪いを解いた説」というものです。

90歳のソフィーは、カルシファーと契約を交わします。

カルシファーはハウルと契約を結び、暖炉に縛り付けられている悪魔です。 カルシファーは、ハウルと自分にかけられた契約の秘密を解き明かしてほしいと、ソフィーに依頼。もし謎が解ければ、ソフィーにかけられた呪いを解き放ってくれるというものでした。

しかし映画終盤になると、カルシファーはボロボロ!ソフィーに水をかけられ、呪いを解くどころではありません。カルシファーが呪いを解いたとするには、いささか無理が出てきます。

呪いの解き方は真実の愛


「ハウルの動く城」の特典DVDには、原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズのインタビューが収録されています。

原作者によると、話のテーマは「誰かを深く愛すると素晴らしいことが起きる」です。どんな障害があっても、愛があれば乗り越えられる!「ハウルの動く城」はただの恋愛ものではなく、愛することの素晴らしさを説いた話でした。

つまり、ソフィーにかけられた呪いは、ハウルを愛した瞬間に既に説かれていたのです。

ハウルを愛してもおばあちゃんの姿になっていたのは、ソフィーが自分にかけていた呪いによるものでした。

でもソフィーは、ハウルから愛されていることを知ります。お互いにお互いを愛していたとわかった瞬間、ソフィーの呪いは完全に解かれたのでした。

愛はどんなに厄介な呪いをもはねのける、素晴らしい魔法です。

まとめ

ソフィーの呪いの正体は、ソフィー本人の気持ちにありました。

18歳という年齢でありながら、精神的には90歳のおばあちゃん。荒れ地の魔女の介入により、心の中が外に現れた形となったのです。

そんな彼女を救ったのが、ハウルです。ハウルに恋をしたのをきっかけに、呪いは少しずつ解けていきました。

若返る方法は、愛そのものにあったのです。

 

以上、「ハウルの動く城|ソフィーの年齢が若返る理由は?いつ呪いは解けた?」についてご紹介しました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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