シルベスター・スタローンが主演で、監督はロブ・コーエン。
トンネル事故を題材としたパニック映画となっています。
映画『デイライト』作品情報
製作年 | 1996 |
上映時間 | 115分 |
原題 | Daylight |
ジャンル | ドラマ スリラー パニック アドベンチャー アクション |
監督 | ロブ・コーエン |
製作総指揮 | ラファエラ・デ・ラウレンティス |
脚本 | レスリー・ボーエム |
主題歌 | ドナ・サマー&ブルース・ロバーツ 「Whenever There Is Love」 |
キャスト | シルヴェスター・スタローン、エイミー・ブレネマン、スタン・ショウ、ヴィゴ・モーテンセン 他 |
映画『デイライト』登場人物とキャスト
キット・ラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)
元救助隊チーフのタクシー運転手。トンネル内を救う主人公。
マデリーン・トンプソン(エイミー・ブレネマン)
舞台専門の脚本家。ラトゥーラに救出されたひとり。
ロイ・ノード(ヴィゴ・モーテンセン)
大手のスニーカーメーカー、テレトリービヨンド社の社長。勝負師で自信家。後に瓦礫の崩落があり命を落とす。
ロジャー・トリリング(コリン・フォックス)
エレノア・トリリング(クレア・ブルーム)
映画『デイライト』あらすじ
海底トンネルの大爆発
冬のニューヨーク。
場所はマンハッタンとニュージャージーをつなぐ海底トンネル内(ホランドトンネル)。
強盗犯が警察車両から逃げるために暴走し、有毒化学物質を移送するトラックに激突します。
その結果、大爆発を起こし、巨大な炎と有毒ガスに包まれます。
トンネルは崩落し、出口は塞がれ、多くの人々の命が無残にも奪われていきます。
元EMS(緊急医療班)の勇敢な行動
大事故が起こり緊急事態でパニックになっている現場。
元EMS(緊急医療班)だったキット・ラトゥーラ(シルベスター・スタローン)は偶然にもその現場に居合わせます。
ラトゥーラは、現場を見るや、生存者を救うために、現場のEMS隊の隊長に話をつけようとします。
結果的に、相手にされませんでした。
理由は、過去EMS時代、自分の判断ミスで死者を出した経緯があったからです。
諦めきれないラトゥーラは、副隊長のフランクと相談し、換気口からの侵入を試みます。
無事にトンネル内に侵入したラトゥーラだが、現場は予断を許さない状況でした。
映画『デイライト』感想・評価
ストーリーやテーマについて
ストーリー的には分かりやすい展開と内容でした。
演出や脚本について
最初の爆発シーンは迫力があって感動しました。
トンネル事故のシーンは特撮と当時最新のVFXが交互に使われていたそうです。
ロイ・ノード扮するヴィゴ・モーテンセン。彼の役で静止を振り切って脱出を試みるシーンが有るのですが、演出的にいい味を出していました。
キャラクター&キャストについて
おなじみスタローンが無敵ではなく、人間味があって演技が良かったです。
『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク?
リメイクではありませんがベースになっていると思われます。
理由は、監督のロブ・コーエンが『ポセイドン・アドベンチャー』の制作に携わっていたこと、ストーリーの展開、台詞に『ポセイドン・アドベンチャー』と似ている部分があったからです。
具体的には、以下のシーンが似ています。
・トンネル内が浸水し、一般人が恐怖で逃げまどうシーン
・物語の終盤、登場人物の老夫婦の一方が命を落とすシーン
・水の中を潜って進むシーン
・ラトゥーラが天上に掴まるシーン
結果的にオマージュやリメイクと思われても仕方ありませんが、私は十分に楽しめました。
エンディングに流れていた曲名は?
Donna Summer feat. Bruce Robert
曲名「Whenever There Is Love」
映画『デイライト』まとめ
当初日米同時公開予定でしたが、日本では20日遅れで公開することになりました。
理由は、10カ月ほど前に北海道の豊浜トンネル岩盤崩落事故が発生したからです。
そんなことはさておき、現実的に起こりうる恐怖と戦いながら、スタローンの人間臭い役柄に感動しつつこの作品を観ていました。
なんといっても極限の中で人々はどう団結し判断し行動していくのか。
実際にそうなった時を考えながら映画を観るのも良いのではないでしょうか?
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