2020年12月4日㈮に公開された、ロバート・ゼメキス監督が手掛けたファンタジー映画「魔女がいっぱい」は、アン・ハサウェイが、主人公の世界一恐ろしいと言われる大魔女を演じた作品です。
いつまでも若く、おしゃれが大好きな魔女たちは普通の暮らしを送りながら、人間にちょっとした悪戯を仕掛けてきたが、大魔女が現れてからはある計画を実行していくというファンタジーストーリーとなっています。
今回は、映画「魔女がいっぱい」のあらすじや原作のネタバレ結末、原作について紹介していきます。
- 「魔女がいっぱい」の予告動画
- 「魔女がいっぱい」のあらすじ
- 「魔女がいっぱい」の原作ネタバレ結末
- 「魔女がいっぱい」の原作について
予告動画
登場人物(キャスト)一覧
大魔女グランド・ウィッチ(アン・ハサウェイ)
絶対的な力で魔女たちを従える、美しく危険な大魔女。感情の起伏が激しいため、従わないものには容赦なく制裁を加える。魔女たちを集め、世界中の子供たちをネズミに変えるという計画を進める。※日本語吹き替え版の声優は不明。
グランマ(オクタヴィア・スペンサー)
両親を亡くした孫の”ぼく”を引き取った、明るく、物怖じしない性格のおばあちゃん。アラバマ州の田舎町で暮らしている。民間療法や魔女に詳しいため、ぼくに色んな事教える。※日本語吹き替え版の声優は不明。
ぼく(ジャジール・ブルーノ)
両親を事故で亡くし、グランマに引き取られた本作の主人公の少年。ショックから立ち直ったが、その矢先に大魔女グランド・ウィッチに遭遇し、避難先のホテルでネズミにされてしまう。※日本語吹き替え版の声優は不明。
映画のあらすじは?
大魔女グランド・ウィッチは、魔女たちを集めたこのホテルで、あるとてつもない秘密の計画があることを明かします。
それは、世界中の子供たちをネズミに変えてしまうという計画でした。
魔女たちが最も毛嫌いするのは、人間の子供だったからです。
そうとは知らない8歳の少年「ぼく(ジャジール・ブルーノ)」は、両親を亡くした後、引き取ってくれたおばあちゃん「グランマ」とアラバマ州の田舎町で暮らすことにします。
そんな少年の前に現れたのが、身に着けた手袋が蛇に変わる大魔女グランド・ウィッチ、その話を聞いたグランマは少年に迫る危機を察し、彼を連れて海辺のリゾート地にある豪華なホテルへ向かいました。
しかし、少年は魔女集会に紛れ込んでしまい、大魔女によってネズミの姿に変えられてしまうのです。
この事がきっかけで、物語は世界中の魔女を巻き込む、思いもよらない方向へと変わっていきます。
原作のネタバレ結末は?
少年とおばあちゃんの作戦
原作小説では、おばあちゃん「グランマ」と共にバカンスで訪れたホテルに泊まっていた少年の「ぼく」が、広間で偶然大魔女たちの計画を知ります。
少年はグランマにその事を伝え、2人は大魔女の部屋を突き止め、彼女が持つ「時限ネズミニナール」を奪おうとしました。
それは「時限ネズミニナール」を奪って、世界中の子供たちをネズミにしようとしている魔女たちの食事に入れ、魔女たち全員をネズミにしてしまおうというものでした。
魔女たちに反撃開始
大魔女にネズミにされてしまった少年は、調理場に潜り込み、魔女たちのスープに「時限ネズミニナール」を全部入れます。
子供たちに使うはずだったものが、まさか自分たちの飲み物に入れられているとは知らず、魔女たちはそのまま食事をしたが、その場にいた80人以上の魔女がネズミに変化していきました。
80人以上の魔女が一斉にネズミとなったことで、食堂は大パニックになり、ホテルマンはネズミになった魔女たちを退治していきます。
これによって、少年とグランマの作戦は大成功し、見事イギリスの魔女たちと大魔女を倒すことが出来ました。
少年とグランマの戦いはまだ続いている
大魔女とイギリスの魔女たちを退治した少年とおばあちゃんだったが、世界にはまだまだ魔女がいることを知ります。
そこで少年とグランマは、ホテルに泊まった客の名簿から魔女たちの住所を突き止め、退治していこうとするのです。
今度の2人の作戦は、「時限ネズミニナール」を作って、魔女の住んでいるお城に忍び込み、退治する」といったものでした。
何か月も何年もかけて行う魔女退治だが、少年とグランマは全然嫌だとも面倒くさいとも思わない、むしろ魔女退治するために世界中をまわって旅をするのが楽しみで仕方ありません。
しかし、グランマと共にこれからも魔女退治する少年にかけられた、ネズミになる魔法は、大魔女が死んだ後も解けなかったのです。
少年は人間の姿に戻ることなく、ネズミになったまま、グランマと魔女退治の旅に出たのでした。
原作紹介
映画「魔女がいっぱい」の原作は、ロアルド・ダール作の「魔女がいっぱい」です。
作者のロアルド・ダールは、ブラックなテイストもあふれた児童文学が有名なイギリスの作家で、本作以外にも彼が描いた小説が映画化したものがあります。
それは、「チャーリーとチョコレート工場」「ジャイアント・ピーチ」「ファンタスティック Mr.FOX」「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」などです。さらに「007は二度死ぬ」など、映画の脚本家としても知られています。
秘密の魔女集会に、足を踏み入れてしまった少年「ぼく」の活躍を描いた、ファンタジー小説である「魔女がいっぱい」は、ロアルド・ダールの最高傑作の一つでもあります。
8歳の子供を主人公にして描かれているので、子供向けとしても勿論楽しめる小説だが、ロアルド・ダールが描くこの小説は、どの世代の人でも楽しむことができるのです。
それは、一見子供向けのようで、ブラックなユーモアがたっぷり含められているからでした。そうしたことで、この「魔女がいっぱい」の原作小説は、怖い絵本をめくるような感覚に陥って、どの世代でも楽しめるものとなっています。
最高傑作を巨匠と豪華キャスト陣で映画化
愛情深いおばあちゃんに助けられながら、「ぼく」は魔女たちの邪悪な計画を阻止しなくてはならないという原作小説を、巨匠ロバート・ゼメキス監督によって映画化され、今度は映像で観る者を没入させるファンタジー体験ができるようです。
さらに特殊メイクとCGで、怖さとユーモアがマッチした大魔女グランド・ウィッチをアン・ハサウェイ、リゾートのホテルの支配人をスタンリー・トゥッチ、グランマ役はオスカー女優のオクタヴィア・スペンサーと豪華キャスト陣がそれぞれ演じています。
豪華キャスト陣と芸達者なクリス・ロック(主人公の声を演じる)、彼らが演じるスピーディーなアクションに、家族と友情のドラマ、ひねりのきいた結末がある「魔女がいっぱい」をぜひ劇場で体感してみてください。
映画鑑賞後は、ロアルド・ダール作の原作小説を読むと、さらに楽しめること間違いなしでしょう。
まとめ
さて、映画「魔女がいっぱい」について、映画のあらすじや原作のネタバレ結末などご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ロアルド・ダール作の「魔女がいっぱい」という小説を、巨匠のロバート・ゼメキス監督によって映画化され、それをアン・ハサウェイやオクタヴィア・スペンサーらが完璧にキャラクターになりきることで没入するファンタジー体験ができるようですね。
予告映像だけでもすでに面白そうですが、大魔女によってネズミに変えられてしまった少年が、映画ではどうやって魔女を退治するのかと考えると、何だかワクワクしてきます。
この記事を読んだ後は、ぜひ劇場で映画「魔女がいっぱい」を観に行ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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