2020年11月20日に公開された、3DCGアニメーション映画「STAND BY ME ドラえもん2」は、国民的アニメ「ドラえもん」を3DCGアニメーション映画化して大ヒットを記録した、「STAND BY ME ドラえもん」の続編です。
原作漫画の名エピソードとして知られる「おばあちゃんのおもいで」や、「のび太の結婚前夜」の続きが描かれている本作は、果たして面白いのかどうか、映画を観るか悩んでいる人は気になる情報ですよね。
今回は、映画「STAND BY ME ドラえもん2」が面白いのかどうか、小説があるのかについて紹介していきます。
- 「STAND BY ME ドラえもん2」の予告動画
- 「STAND BY ME ドラえもん2」の面白い・つまらない理由
- 「STAND BY ME ドラえもん2」の小説
面白い理由は?
号泣するほど感動した
本作を観たファンの中で、最も高評価で多く挙げられていたのは、「号泣した」「感動した」「泣けた」というコメントでした。
全天候型の結婚式場で行われた、のび太としずかちゃんの結婚式のシーンは、思わず「あんな結婚式場があったらいいのに」と思うほど素晴らしい場所で挙式されていたことから、原作漫画やアニメファンは感動したようです。
特にのび太が結婚式でするスピーチは、成長したのび太に感情移入しすぎて号泣したファンもいます。
そして原作漫画やアニメでも名エピソードとして知られる、幼いのび太とおばあちゃんの話が描かれた「おばあちゃんのおもいで」も、3DCGアニメーションで見ても感動したファンが多くいました。
心が温かくなる映画だった
ところどころ泣ける場面がある本作は、全体的に心が温かくなる映画だったという評価が多かったです。
家族の事について色々考えさせられたり、大人になって自分の名前の由来を聞いたりするのも良く、また菅田将暉が歌う主題歌「虹」が、本作の世界観とストーリーにあっていました。
おばあちゃんとの約束やドラえもんとのび太の絆、家族の愛が詰まった本作を観て、思わず自分の祖母や家族の顔が浮かんできてボロ泣きしたファンもいます。
その3つのテーマで構成された本作は、ドラえもんをずっと見てきた大人が観ると感動し、色んな愛情や絆を見られて心がホッと温かくなる映画だったようです。
映画オリジナルのシーンがあって良かった
本作でも登場する「おばあちゃんのおもいで」は、ドラえもんファンの誰もが感動する名エピソードなのですが、そこには映画オリジナルのシーンがありました。
それはのび太のおばあちゃんが、のび太のお嫁さんになったしずかちゃんと会うという、原作漫画にもアニメにもなかった映画オリジナルのシーンです。
これには原作漫画ファンもアニメファンも、死んでしまったおばあちゃんが見ることが叶わなかった、のび太のお嫁さんを見ることができるなんてという驚きの声と、感動したという声が挙がっていました。
おばあちゃんとのび太の話だけでも感動するのに、おばあちゃんを未来のお嫁さんに会わせてあげるなんて、そんな素晴らしいことが起きるこの映画は、確かに最高に感動しますよね。
つまらない理由は?
大人ののび太にイライラした
本作を観て、低評価にしてしまったファンのコメントには、「大人ののび太にイライラした」という言葉が多く挙がっていました。
物語の内容は良かったものの、子供の頃と全く成長していない大人ののび太が、余りにも幼稚だったことに腹が立ったファンが多かったです。
それを肯定してしまうしずかちゃんもどうなんだ、という声もありました。
確かに大人になったのなら、幼稚だった子供の頃よりは、のび太が少しでも精神的に成長していて欲しいと思うものですよね。
期待していたより泣けない、ひどかった
前作の「STAND BY ME ドラえもん」を観ていたファンは、きっと続編である本作も泣ける作品となっているのだろうなと期待していたより、「泣けなかった」「ひどかった」という意見が多かったです。
せっかくの名作である「おばあちゃんのおもいで」や、「のび太の結婚前夜」が無理矢理詰め込まれ、さらに原作の内容を弄りすぎた八木竜一・山崎貴監督の原作愛のなさが目立ってひどいと、原作漫画やアニメファンにとっては非常に残念だったことで低評価になってしまいました。
子育てしている親や、ドラえもんをずっと見てきた大人を泣かせよう、感動させようと思った気持ちが先走ってしまったのか、内容がややこしくなってしまったようですね。
そうなってしまっては泣けるものも泣けないし、原作漫画に愛情と尊敬を込めた作品に仕上げなければ、内容が酷いと低評価になるのも頷けます。
動きが気持ち悪い
本作を観て低評価にしたファンの中には、のび太やドラえもんたちキャラクターの動きが気持ち悪いというコメントも多かったです。
日本のアニメは作画が重要なので、3Dを使うなら上手く取り入れるべきなのに、何故キャラクターにまで3Dを使ったのだと憤慨するファンがいるほど、動きが気持ち悪く見えてしまったようですね。
せっかく3Dアニメーション映画にするならば、キャラクターに使うよりも背景や映像に使った方が良かったかもしれません。
確かに、アニメのドラえもんファンにとっては、本作でのドラえもんやのび太のぬるっとした動きは、違和感があるというか気持ち悪く見えます。
小説がある?
映画「STAND BY ME ドラえもん2」は、山崎貴監督による小説があり、小学館ジュニア文庫及び小学館文庫の2判で発売されました。
ジュニア文庫版の「STAND BY ME ドラえもん2」は、前作の小説と同時販売され、しかもその2冊の表紙が繋がるデザインになっているようです。
映画を鑑賞後は、こちらの小説版「STAND BY ME ドラえもん2」も読んでみてください。
- 小学館ジュニア文庫「小説 STAND BY ME ドラえもん」
- 小学館ジュニア文庫「小説 STAND BY ME ドラえもん 2」
- 小学館文庫「小説 STAND BY ME ドラえもん」
- 小学館文庫「小説 STAND BY ME ドラえもん 2」
まとめ
さて、映画「STAND BY ME ドラえもん2」について面白い理由とそうでない理由、小説版についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
この映画が良かった理由としては、やはり原作漫画・アニメの名エピソードを2つも見られたことに感動する、大人のドラえもんファンに向けた作品だったからでしたね。
つまらなかった理由としては、3Dアニメーション映画にしたのが良くなかったことや、せっかくの名エピソードが台無しにされたことが挙げられました。
どちらの意見も知った上で、映画「STAND BY ME ドラえもん2」を観ると、また違った感想・評価が出るかもしれません。
ぜひ劇場へ行って、映画「STAND BY ME ドラえもん2」を観に行ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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