海の上のピアニスト|名言セリフまとめ|船から降りない理由は?

1999年に日本公開された『海の上のピアニスト』の4Kデジタル修復版が、2020年8月21日から順次公開されます。

日本初公開の完全版は9月4日から公開です。

美しい映像とイタリア完全版が公開されるのは、とても楽しみですね!

 

豪華客船ヴァージニアン号のダンスホールのピアノの上に、段ボールに入った赤ちゃんが見つかりました。その赤ちゃんは1900(ナインティーン・ハンドレッド)と名づけられ、船の中ですくすくと育ちました。

彼はダンスホールでピアノを演奏し、天才的な即興曲を次々と生み出していきます。

ある日、とても美しい少女と会う。彼女が船を降り、彼は初めて船を降りようと決心します。

 

しかし、1900は船を降りませんでした。

彼が船を降りなかった理由は何だったのでしょうか?

そして、心に残る名言を放ちます。

 

 
この記事で分かること

・船で弾くピアノが大好きな1900の名言

・一度は船を降りようとした

・降りなかった理由は、船の世界が彼にとってすべてだった!?

 

 

海の上のピアニスト丨名言セリフまとめ

 

出典:TSUTAYA

 

船の中という限られた空間での生活から生まれた、数々の名言です。

1900の名言①:僕の音楽は、僕なしでは、誰にも聞かせない

1900のうわさを聞きつけたレコード会社の人が、1900のピアノを録音するために来ました。その時に言った1900の名言です。

1900は初めて好きな人を思い奏でた音楽を、自分の知らないところで、他の人々に聞かれる事や、お金儲けに使われることに違和感を感じます。

自分の音楽を、自分の意図しないことに使われることに、本能的に嫌な気持ちになります。

純粋で自分の想いがすべて詰まった音楽に対し、静かだが力強い気持が伝わる言葉だと思います。

結局、1900はレコードを奪い取り、彼女にこのレコードを渡そうとしますが、うまくチャンスをつかめません。

 

1900の名言②:何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない。

素敵な言葉だと思います。

人間はコミュニケーションが必要な生き物です。この言葉だけで、救われる人もいるのではないかと思います。

 

1900の名言③:問題は目に映ったものでなく、映らなかったものだ。

最後に、船を降りることを断った時に言った名言です。

1900は一度、陸に降りる決断をしますが、タラップの途中で引き返します。その時のことを思い出して言ったのだと思います。

陸に降り立った後、果たして自分は生きていけるのか、そこで生きていく価値があるのだろうかと感じたのかと思います。

 

1900の名言④:鍵盤は端から始まり端で終わる。無限ではない。弾く人間が無限なのだ。

 

ピアノは違う。鍵盤は端から始まり端で終わる。鍵盤の数は88と決まっている。無限ではない。弾く人間が無限なのだ。人間の奏でる音楽が無限。そこがいい。無限の鍵盤で人間が引ける音楽はない。ピアノが違う。神のピアノだ。

友人のマックスに、船が爆破する前に船を降りようと言われたが、降りることを断った時に言った1900の名言です。

1900は、巨大な街には始まりがあるけれど、終わりがなく鍵盤が無限に続いていると言います。自分には、無限の鍵盤は弾けない。つまり、船に残るという決断をします。

 

人にはそれぞれ、生きていく場所があるのだなと思います。

1900は船に残って死ぬことを選ぶのですが、陸には自分が生きていく場所はないと感じていたのでしょうね。

私は特に、

弾く人間が無限だ

と言う言葉が好きです。

船の中だけの人生は不幸だと考えることもできますが、こんな風に言える1900の生き方は、幸せだったと思います。

そう思いたいです!

 

しかし、やはり死を選ぶのは、悲しいです。

ある乗客の名言:人生は無限だ。無限だと。俺は決心した。生き方を変えようと。

1900が一目ぼれした少女の父の言葉です。

個人的には、この言葉はとても好きです。

これと決めて生きる人生と、無限の可能性の人生は共存できると思っています。

海の上のピアニスト丨船から降りない理由とは?

出典:公式サイト

 

彼は結局一度も船を降りませんでした。なぜ、船を降りなかったのでしょうか?

 

陸には1900の居場所がない

船で育った1900は、誕生日や戸籍など何もなく、存在する証は何もありません。何もない事に気付いた時、陸には自分の居場所はないと、感じるに違いありません。

 

マックスは一緒に音楽をやろうと誘います。普通なら飛びついてOKするところなのでしょうが、死の恐怖より、外の世界を想像することができなかったから断ったと思います。

 

美しい思い出のまま終わるのが、良かったとも考えられます。

でもやはり、悩んでもがいても、生きて欲しかったなと思います。

1900にとって、船が彼の地球だった

船で生まれ、船の世界しか知らない1900は、私たちで言う地球が船だったのでしょう。いろんなことを知っている1900でしたが、船の中でのことしか体験していません。

いざ、船の外に降りることに躊躇して、降りる勇気がなかったことは考えられると思います。

 

もし、地球が爆発するとして、他の星に住んでいる友人がこっちにおいでと言った時、自分は地球以外の星に行くことを決心できるのでしょうか?

そこまでして、人間が生きる意味があるのでしょうか?

 

帽子を投げて、降りるか降りないか賭けをした

一度降りる決心をして、タラップを降りていきます。しかし、ニューヨークの立ち並ぶビルを見て、途中で止まります。

そこで、帽子を投げますが、賭けをしたような気がします。

自分の運命、降りるべきか残るべきかー。

帽子は陸にまで届かず、海に落ちてしまいます。

 

海の上のピアニスト丨名言セリフまとめ|船から降りない理由のまとめ

確かに1900は陸に降りれば、存在しない人間ではあります。

最後に死を選ぶことになります。名言も含めて、この選択が素敵なように感じるかもしれませんが、船から降りて新しい人生を歩んで行って欲しかったとも思います。生きて欲しかったです!

 

すばらしい音楽と名言

船が地球でピアノが人生すべて

 

本当は、この映画の一番の名言は音楽だったと思います!

 

これだけ、没頭できるものがあるのは幸せだと思います。

井の中の蛙と思うのか、好きなピアノとともに生きれて幸せだったと思うのかー。

美しい音楽と美しい映像、完全版、お勧めです!

 

以上、「海の上のピアニスト|名言セリフまとめ|船から降りない理由は?」についてご紹介しました!

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

コメント

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