10月9日に公開の映画「星の子」。
芦田愛菜が本格派女優としての一歩を進めた今作は、第157回芥川賞候補作となった「星の子」を原作に、「日日是好日」の監督である大森立嗣が監督を務めています。
「宗教」という難しいモチーフを描き、「信じるとは何か」を訴える作品になっています。
今回は、「星の子|映画の結末ネタバレあらすじは?芦田愛菜出演!」と題して、その内容について紹介していきます。
・「星の子」原作小説のあらすじ
・「星の子」が伝えたい信じるということ
・「星の子」の感想は「ちひろにとっての幸せを考えさせられる」という意見が多かった?
星の子丨予告動画
星の子丨作品情報
タイトル | 星の子 |
原題 | 星の子 |
日本公開日 | 2020年10月9日 |
上映時間 | 不明 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 大森立嗣 |
脚本 | 大森立嗣 |
製作 | ハビネット 東京テアトル |
製作総指揮 | ハビネット ヨアケ |
製作国 | 日本 |
配給 | 東京テアトル ヨアケ |
星の子丨主な登場人物(キャスト)
ちひろ(芦田愛菜)
中学三年生。担任の南先生に恋をする。
両親が宗教団体にのめりこむ。
南先生(岡田将生)
ちひろの担任で数学教師。両親の宗教のことで、ちひろに偏見の目を向ける。
雄三おじさん(大友康平)
ちひろの両親の洗脳を解こうとする。
海路さん(高良健吾)
宗教団体「ひかりの星」の若き幹部。
昇子さん(黒木華)
「ひかりの星」の人物。
人のオーラを見ることができ、催眠術が使える。
まーちゃん(時田彩珠)
ちひろの姉。
ちひろが小学5年生の時に家出。その後戻って来ない。
星の子丨ネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画になるにあたっておそらくあらすじの改変があるかと思います。
星の子丨あらすじ 【起】
虚弱児として生まれ、体の弱かったちひろを両親は心配して病院を回っていました。
生後半年、ちひろは体に発疹が出ます。
悩んだ父は、職場の同僚、落合さんに水を変えることを勧められます。
両親は最後の希望として、落合さんにもらった「金星のめぐみ」(映画ではひかりの星か?)をちひろの体に塗ります。
すると、発疹は無事に治りました。
ちひろの両親は、落合さんに心酔し、落合さんが入信している新興宗教にものめりこむようになります。
そんなある日、ちひろ一家は落合さんの家に招かれます。
姉のまさみ(まーちゃん)だけはつまらなさそうにしています。
落合さんには口の聞けない息子がいること知ります。
しかし、ちひろは偶然、息子が実は口をきけることを知ります。
星の子丨あらすじ 【承】
小学生になったちひろには友人ができませんでした。
宗教にのめり込んだ家族だからと周りの保護者が子どもに近寄らせないようにしていたから、ちひろ本人も少し変わった子だったからです。
そんなちひろに初めてできた友人が「なべちゃん」です。美人で偏見を持たずに千尋と接してくれる勇逸の親友でした。
ある日、母親の弟である雄三おじさんが「金星のめぐみ」をすべて公園の水道水と変えたと暴露します。
雄三おじさんは、洗脳から目覚めてほしいがためにおこなかったことだと訴えますが、両親は聞く耳を持たず家から追い出します。
ちひろが小学校高学年になるころ、両親は仕事を辞め、宗教団体に紹介された職場で働き始めます。
そして、姉のまさみが家出をします。
そこで実は雄三おじさんに協力していたのが、まさみであることを知ります。
星の子丨あらすじ 【転】
中学三年生となったちひろは、数学教師で好きな俳優に似た担任の南先生を好きになります。(映画ではエドガーファーロング)
南先生の似顔絵を描くことにハマります。
ある日、クラス活動で帰りが遅くなり、南先生に車で送迎してもらうことになったちひろですが、家の近くの公園で同じ緑のジャージを着た両親を目撃します。
その両親の姿を見て南先生は「変な奴いる」と言います。
ちひろは初めて、周りから見た両親の姿を知ることになります。
ちひろは南先生に、昨日の不審者は自分の両親であることを伝えますが、そのことをきっかけとして南先生はちひろに冷たく当たるようになるのです。
ちひろは深く傷つきますが、自分達と他の人との違いを知りました。
星の子丨あらすじ 【結末・ラスト(ネタバレ)】
親戚の法事で雄三おじさんと久しぶりに再会したちひろは、雄三おじさん一家と暮らすことを勧められます。
両親とちひろは距離を置くべきだと考えた雄三おじさん一家はその後何度も家に訪問してきます。
中学三年の冬、ちひろは宗教団体の年に一度の研修旅行に参加します。
ちひろと同じく信者の春ちゃんは、信者でない彼氏を連れて参加しました。
その彼氏は、研修中に行われる宣誓の場で、好きな人が信じるものを信じると宣誓します。
その夜、高原に訪れたちひろと両親は共に星を眺めます。
星の子丨見どころ
女優 芦田愛菜主演
天才子役として話題になった「Mother」から10年、5年ぶりとなる主演作品です。
もはや、子役まなちゃんから本格派女優となった芦田愛菜の演技に注目です。
原作は芥川賞候補作
原作小説、今村夏子「星の子」は第157回芥川賞候補作となっています。
また、今村夏子は「むらさきいろのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞しています。
芥川賞は、日本純文学小説の最高峰の賞です。その候補作となった、本格的な純文学作品が映像化された『星の子』の深みのある人間心理に注目です。
信じるとは何か
試写会の会見で主演芦田愛菜が話していたように、この作品は「信じるとは何か」を問いかける作品になっています。
宗教やマルチをけして否定せず、そのまま描き出し、観客に「信じる」という言葉そのものの意味を問いただしています。
星の子丨感想・評価
与えられたものを見つめ直す辛さ
両親の信仰と世間からの視線。
幾度となくちひろに投げかけられる
どうしたいの?どっちを選ぶの?が
たまらなく辛かった。
そんなの言われても困るよね。
物心ついた頃から与えられた環境を選び直すなんてそんなに簡単な事じゃない。出典:Filmarks/@tokuda1125
人間の描き方が丁寧
宗教に傾倒する両親のもとに育ったちひろ。社会との繋がりが出来てくる内に、段々と心に迷いが生じてくる様子が丁寧に描かれている。
結論をしっかり語ってくれるわけではないので、余韻に浸りながらこれからの林家に思いを馳せたい。
出典:Filmarks/@xxxcinema
女優 芦田愛菜
おかしな世界が描かれているようで「ふつう」な事かもしれない
少なくとも主人公ちひろにとっては、家族そのものであり、異常なんかではないんだろうな
子役ではなく女優:芦田愛菜の演技が見れたのが良かった。早く大学生の芦田愛菜とかお母さんになった芦田愛菜とかおばあちゃんの芦田愛菜の演技が見てみたいって、映画観ながらふと思ったり。
出典:Filmarks/@ka1re
星の子丨ネタバレあらすじ、見どころ、感想・評価のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
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