ある日映画館で戦争映画特集を観ていた若者3人がスクリーンの世界へと[simple_tooltip content=’時間軸を瞬時に移動すること’]タイムリープ[/simple_tooltip]!?
そこで移動劇団「桜隊」と出会い、原爆の犠牲となる彼らの運命を変えるべく尽力する姿を描いた作品です。
大林宣彦が『あの、夏の日』以来20年ぶりに尾道で撮り上げたファンタジードラマになります。
海辺の映画館-キネマの玉手箱 – あらすじ
稲妻で映画の世界へタイムリープ・・・
それは、嵐の夜。
閉館を迎えることになった尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」。そこでやっていたのは、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映。
上映がはじまると、映画を観ていた青年の馬場 毬男(厚木 拓郎)、鳥 鳳介(細山田 隆人)、細田 善彦(団 茂)は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの中の世界に[simple_tooltip content=’時間軸を瞬時に移動すること’]タイムリープ[/simple_tooltip]してしまう。
映画の世界を旅しながら気付く、戦争のリアル
江戸時代から、乱世の幕末、戊辰戦争、日中戦争、太平洋戦争の沖縄……。三人は、次第に気づいたことがあった。
自分たちが上映中の「戦争映画」の世界を旅していることに。
三人は、映画の中で出会った、希子(吉田 玲)、斉藤 一美(成海 璃子)、芳山 和子(山崎 紘菜)ら無垢なヒロインたちが、なんと戦争の犠牲となっていく姿を目の当たりにしていくのである。
三人にとっての映画というものは「非現実の世界」だったのだが、彼女たちにとってはこれが「現実の世界」。
三人にも「戦争」が、リアルなものとして迫ってくる。
「桜隊」を救うため3人は決意する
そして、舞台は原爆投下前夜の広島へ――。
そこで出会ったのは看板女優の園井惠子(常盤)が率いる移動劇団「桜隊」だった。
3人の青年は、「桜隊」を救うため運命を変えようと奔走するのだが……!?
海辺の映画館-キネマの玉手箱 – 世間の感想・評価・考察
ストーリー・テーマについて
ストーリーについては、ファンタジー要素が強く、見ていて楽しめる部分が多いのですが、同時に人々に何かを考えさせられる力、主人公たちと同じように、視聴者が物語の世界に引き込まれてしまう強い力を感じました。
演出・脚本について
重たいテーマになりすぎず、要所に滑稽さをテンポよく散りばめています。この演出が今の若い人にどう感じてもらえるのかが気になりますね。
キャラクター&キャストについて
個人的に吉田玲さんがとても気になっています。愛嬌のある顔立ちからは想像できない演技力を見られるのが今から楽しみですね!
海辺の映画館-キネマの玉手箱 – 公開日はいつ?
2020年4月10日予定でしたが、例のコロナウイルスの影響により、公開日は延期、未定となってしまいました…。
とても期待していた作品だけに、残念でなりません。
以下公式サイトからの引用です。
2020年4月10日(金)より公開を予定しておりました映画『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』は、
新型コロナウィルス感染拡大状況ならびに新型コロナウィルス感染症対策本部において示された方針等に鑑み、
公開延期を決定いたしましたことをお知らせ致します。
また、順次公開を予定していた全国上映予定劇場につきましても、同様に延期となります。
公開を楽しみにお待ち頂いたお客様には心よりお詫び申し上げます。
2020年3月31日
『海辺の映画館-キネマの玉手箱』製作委員会
配給:アスミック・エース株式会社
公式サイトより
なお、前売り券は次回公開時にも使えるそうなので、大切にとっておきましょう。
早く公開日が決まってほしいと思います。
海辺の映画館-キネマの玉手箱 – まとめ
オモチャ箱をひっくり返したような、楽しいストーリー展開が見どころの本作。
山田洋次監督に、前作『花筐/HANAGATAMI』を上まわる作品と言わしめた本作が、悲しくも大林宣彦監督の最後の作品になってしまいましたが、これから未来に羽ばたいていく若い人に見てもらって、世界平和の重要さを知ってもらいたい作品ですね!
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