韓国映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』は2021年1月1日から日本でも劇場公開されました。
2016年公開の映画『新感染半島 ファイナル・エクスプレス』続編です。
韓国では感染すると人がゾンビ化するウィルスが蔓延し、国家の機能も停止してしましまい、主人公が亡命しようとするストーリー。本作は、この映画の続編で4年後、亡命していた主人公が再び韓国へ向かうことから始まるストーリーです。
怖いのは苦手という方や子どもにはハードルの高そうなホラー的な映画に感じます。しかし、前作は高評で、本作も“第73回カンヌ国際映画祭に出品された”などで話題の作品です。
また、そんなに怖くなかったという意見もあります。
今回は、『新感染半島 ファイナル・ステージ』はホラー映画が苦手な方や子供には大丈夫なのか?について紹介していきます。
- 『新感染半島 ファイナル・ステージ』怖い?グロい?
- 『新感染半島 ファイナル・ステージ』年齢制限はある?
怖いしグロい?
簡単なあらすじ
ジョンソクは、香港へ亡命の途中の船上で姉と姪っ子を失っていました。悲痛の胸中にいましたが、生活のため仕事はしなければなりません。そんな中大金を掴めるかもしれない仕事が舞い込んできます。しかし、その任務は韓国行きでした。
ジョンソクは義兄のチョルミンらと共に裏ルートから封鎖されている朝鮮半島へ向かいます。そこで彼は、ゾンビ化した大量の人々と民兵で結成された631部隊を目にします。
襲撃され危機に見舞われますが、唯一この国で生き残っていたミンジョン家族により助けられます。ジョンソクたちは生き残れるのでしょうか…。
怖そうだけど続きが気になる!
怖い映画というよりはアクション映画?
ウィルス感染した人々がゾンビ化している映像はやはり怖いです。
しかし内臓が飛び出すなどのグロいシーンはあまりないようです。また、ジョンソクやミンジョン家族たちはこのような襲撃に怯むことなく戦うのです。劇中のゾンビ達は身体能力が高いので、そのシーンでは死闘が繰り広げられます。
そのシーンは、いつの間にかアクション映画を観ているようなハラハラ感、ドキドキ感、そして、スカッとした気持ちにもなりそうです。
また、ジョンソクはミッションを遂行しながらもミジョン家族と助け合います。母親のミンジョンは、2人の娘をこの国から脱出させたいとの願いがあり、子を想う親の気持ちには感情移入してしまいますね。
完璧なキャスティング
監督のヨン・サンホは「カンにしかできない役を作り上げたかった…彼の目から伝わってくる想いがあまりにも強烈で、ついつい引き込まれてしまう」と彼の演技力に大絶賛しています。
主人公のジョンソク役はカン・ドンウォン。モデルから俳優業へ転身し、韓国でイケメン若手実力派俳優です。また、ミンジョン役のイ・ジョンヒョンもヨン監督のオファーから実現しています。
このようにヨン監督はキャスティングにこだわり、その演技力に絶賛しています。そこにも注目したい作品です。
年齢制限や対象年齢は?
新感染半島、年齢指定あるのかな…
まあカラー・アウト・オブ・スペースみたいに、年齢指定がGでもエグい映画あるからなぁ🤔分からないか— ℕøℳªÐ (@AebekoNomad) November 6, 2020
映倫区分ではGです。
『新感染半島 ファイナル・ステージ』は意外にも、年齢の制限はない映倫の区分はGです。
子供たちも何歳からでも入場も鑑賞もできます!
映倫(映像倫理機構)のG区分表示マークの色はグリーン。
GはGeneral Audience(全ての観客)の略号 です。全ての年齢層が鑑賞可能な区分です。
年齢制限はないけど、やっぱり子供には刺激が強すぎるかもね…
ゾンビはリアルだけど人間の方が怖い
前作に続き、この映画で登場するゾンビ化した人々はリアルで気持ち悪いし怖いですが、本作は追い込まれた人間にスポットを当てて描かれていて、前作はゾンビのグロさや怖さが良かったという感想も多いようなので、怖さやグロさを期待している人たちには物足りないかもしれません。
本作では、無秩序になった世界で生き残った人たちの方が、ゾンビ化した人々よりも野蛮で怖いという視点です。また、子供たちを守りたい一心で強い母親が登場するといったヒューマンな部分も描かれていて、思わず涙したとの感想もありました。
こう聞くと少し興味が沸く方もいるのではないでしょうか。怖そうだけど気になるという方や、前作を観ていないという方なども鑑賞しやすい作品で、案外、気軽に鑑賞できそうですね。
まとめ
『新感染半島 ファイナル・ステージ』は『新感染半島 ファイナル・エクスプレス』の4年後を描いた続編です。
主人公のジョンソクはミッションのため、再び無法地帯となった韓国へと向かいます。ジョンソクはミッションを果たせるのか?ミンジョンは子供たちを守り切れるのか?
この映画は映倫区分Gですので、年齢制限はなく、誰でも鑑賞できます。
ゾンビ化した人々は不気味ですが、生き残った人間の本性の方がグロく怖く感じます。コロナ禍で様変わりした今の世の中にもどこか当てはまる内容ですね。
しかし、主人公たちの怯まず戦うシーンはカッコよく爽快な気分にさせてくれます。また、思わず感動してしまう場面もあります。前作を観ていなくても楽しめ、前作ほどの怖さやグロさはないようですが、小さな子供はやはり怖いと感じてしまう映像はありますね。
怖いのは苦手だけど気になるという方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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