2012年に公開された映画『ただ君だけ』。ボクサーになる夢を諦めた男性と目が不自由な女性の切ない純愛を描いた韓国映画で、2020年には日本でこの作品を日本版にリメイクした『きみの瞳が問いかけている』が公開され、再び注目を浴びている映画です。
主演のソ・ジソプとハン・ヒョジュの演技が高く評価されており、映画に心動かされたファンも沢山いました。
今回はそんな映画『ただ君だけ』のネタバレあらすじ、見どころについてまとめましたので是非参考にしてくださいね。
・『ただ君だけ』映画情報と登場人物
・『ただ君だけ』あらすじ
・『ただ君だけ』見どころ紹介
予告動画
作品情報
タイトル | ただ君だけ |
原題 | 오직 그대만 |
日本公開日 | 2012年6月30日 |
上映時間 | 105分 |
ジャンル | 韓国映画 |
監督 | ソン・イルゴン |
脚本 | ソン・イルゴン |
製作 | ムン・ボミ |
製作総指揮 | ムン・ボミ |
製作国 | 韓国 |
配給 | HBエンターテインメント、ポニーキャニオン |
主な登場人物(キャスト)
チョルミン(ソ・ジソプ)
元ボクサー。夢を諦め、駐車場の管理人の仕事をはじめた。彼女と出会い、彼女の力になりたいと思うようになる。
ジョンファ(ハン・ヒョジュ)
目が不自由で、コールセンターで働いていた。チョルミンと知り合い、次第に惹かれていく。
ネタバレあらすじ(ストーリー解説)
ただ君だけ丨あらすじ 【起】
駐車場の管理人の仕事を始めたチョルミン(ソ・ジソブ)のもとに、女性ジョンファ(ハン・ヒョジュ)が訪ねてきました。彼女は差し入れを渡してきますが、目が不自由なために、どうやら前の管理人のおじいさんと勘違いしていることがわかります。
人違いであることを伝えるとジョンファは帰ろうとしますが、チョルミンは引きとめ、管理人室で一緒にテレビを見て過ごしました。
その後、二人は管理室でテレビを観て過ごすことが日常となりました。
しかしある日、管理人室を出たところでジョンファが転んで足を痛めてしまいます。チョルミンは彼女をおんぶして、自宅まで送ってあげました。
お礼にもらったコンサートチケットですが、チョルミンは友達もいないと答えたので、ジョンファは一緒に行きましょうとチョルミンを誘いました。
ただ君だけ丨あらすじ 【承】
コンサートに行った二人。その後の食事の時、ジョンファはチョルミンに様々なことを質問しました。
帰り際に質問攻めしたことを謝ったジョンファ。するとチョルミンは、さっきは情けなくて言えなかったと、自分は昔悪いことをしたこともあるということ、ボクシングをやっていたことを話してくれました。
ジョンファはコールセンターで働いていました。
上司はやけにジョンファを気に入っており、ある日自宅前に待ち伏せされて襲われかけます。ジョンファは抵抗して殴られてしまいますが、チョルミンが助けにきてくれました。
チョルミンが上司を殴り返そうとしたとき、ジョンファはそれを止めました。
その後、納得がいかないチョルミンは仕事を辞めないのかと問いますが、彼女は生きるために仕事が必要だと話します。
しかし、チョルミンは自分が責任を取る、手伝いますと返しました。
その後ジョンファは仕事を辞めました。
チョルミンはジョンファの元に犬を連れて訪ねてきました。彼女の盲導犬にするためでした。二人は付き合い始めます。
チョルミンは再びボクシングに向き合い始めるようになりました。
ただ君だけ丨あらすじ 【転】
ある日ジョンファは両親の墓にチョルミンを連れて訪れました。彼女の両親は交通事故によって亡くなっていました。
しかしそこで、チョルミンは、彼女の両親の死に昔の荒れていたころの自分が関係していることに気が付き、ショックを受けます。
ジョンファの目は悪化しており、チョルミンは彼女に手術を受けさせたいと考えました。手術にはお金がかかるので、チョルミンは海外で行われる賭博試合に参加することにします。
無事賞金を手にしたチョルミン。ジョンファは手術に成功し、目が見えるようになり涙を流しました。
電話でそのことを確認して喜んだのもつかの間、チョルミンはその帰り道に車に轢かれ、さらにその車を運転していた男たちにナイフで刺されてしまいました。
ジョンファはチョルミンが帰ってこないことを心配し、待ち続けていました。
その後、チョルミン宛に届いた施設からの荷物によって施設を訪ねて、事件について知ります。
ジョンファは触れ合った手の感触を思い出してチョルミンの像を作りました。そして、2人の夢である工房を立ち上げたのでした。
ただ君だけ丨あらすじ 【結末・ラスト(ネタバレ)】
2年後、まだチョルミンは入院していました。
ボランティアでマッサージを行っていたジョンファがその病院に訪れました。彼女からマッサージを受けますが、チョルミンは痩せており、名前もキム・ハクソン(賭博試合をした時の名前)となっており、彼女はそれがチョルミンであることは気づかず帰ってしまいます。
退院したチョルミンは工房を訪ね、2人で飼っていたカメを連れて帰りました。
工房をでると、犬を連れたジョンファに会います。犬はチョルミンを覚えており、駆け寄りましたが、ジョンファはそれでも気が付かず工房に入ってしまいます。
しかし、カメが無くなっていることと、犬の様子が結び付き、ジョンファは彼こそがチョルミンであったと気が付きました。泣きながら探し回りますが、見つけることが出来ませんでした。
チョルミンは二人の思い出の場所を訪れ、カメを川に放しました。
そこには机と椅子があり、チョルミンがそこに掘られた点字を触っていると、ジョンファが現れました。
2人は泣きながら抱きしめあい、チョルミンは愛しているとジョンファに告げました。
見どころ
不器用な愛
ジョンファの目の手術のために海外の賭博試合にまで出場したチョルミン。ジョンファは目が見えるようになり、ハッピーエンドかと思いきや、チョルミンは帰り道に襲撃をうけ、2人は離れ離れになってしまいます。
ずっと探し続けるジョンファの思い、不器用に愛し続けるチョルミンの思いがあまりにも切なく、映画を観て涙したという人が続出。
二人の純粋で不器用な愛が大きな見どころの一つと言えそうです!
完璧なキャスティング!
見どころ2つ目は、主演二人のキャスティングです。
演技を高く評価されている2人が主演を務めたこともあり、このキャスティングだけでも映画を観たくなるというファンの方もいました。
ソ・ジソプはボクサーとしての肉体美やアクションは勿論ですが、表情で表す切ない演技のギャップが観客を魅了したようです。
また、ハン・ヒョジュのかわいらしさや透明感も、ジョンファにとても合っていて男女とわず高評価でした。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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