2019年9月から2020年8月まで放送していた、大人気の令和仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーゼロワン」が、ついに2020年12月18日に「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」として劇場化されました。
「仮面ライダーゼロワン」に登場する高橋文哉や岡田龍太郎が出演するほか、仮面ライダーシリーズ初出演を飾る伊藤英明も出演する、「劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本」と2本立てで上映された本作は、観た人からどういった感想・評価をいただいているのでしょうか。
今回は、映画「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」を観たファンの感想・評価について紹介していきます。
- 「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」の予告動画
- 「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」の面白い理由
- 「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」のつまらない理由
面白い?
刃・滅・不破・迅・天津社長による共闘が熱くて感動する
本作を面白い!と高評価にしたファンの中で、「不破諫/仮面ライダーバルカン(岡田龍太郎)・刃唯阿/仮面ライダーバルキリー(井桁弘恵)・迅/仮面ライダー迅(中川大輔)・滅/仮面ライダー滅(砂川脩弥)・天津垓/仮面ライダーサウザー(桜木那智)という、ドラマではあり得ない5人の共闘シーンが熱かった」という意見が理由に挙がっていました。
不破と刃は一度敵同士になってしまった元A.I.M.S仲間であり、2人の共闘シーンはドラマで描かれているものの、アーク(地球上の生物の中で、人類こそ最も滅ぶべき種だと考える人工衛星のこと)に従ってヒューマギアを暴走させる敵であった滅や彼に従う迅、アークに人間の悪意をラーニングさせた宿敵の天津社長と共闘することになるとは思ってもみない展開で驚いたファンが多かったです。
仮面ライダーである5人が生身で戦うシーンはあまりドラマで見られなかったため、それがここぞという見せ場でやってくれており、しかも今までいがみ合っていた5人が並んでアークに立ち向かう姿に、さらに胸が熱くなって感涙で前が見えなかったファンもいたほどでした。
確かに、今までいがみ合っていた者同士が、本当の悪と戦う時になんだかんだ言いつつも共闘するという展開は、これまでの彼らの関係性を知っていたなら尚更感動する場面ですよね。
仮面ライダーエデンを演じる伊藤英明の演技が素晴らしい
本作には、仮面ライダーシリーズ初出演の伊藤英明が、世界への脅威をもたらす悪役、エス/仮面ライダーエデンとして登場します。
大人気映画「海猿」シリーズや「悪の教典」「テラフォーマーズ」など数々の話題作に出演し、いずれの作品も大成功を収めた名役者である伊藤英明が、無機質な恐ろしさを放つエスと、愛の為に身を滅ぼしてしまった悲しき人間の一色理人を上手く演じ分けていました。
その敵としての迫力と恐ろしさから、本来の心ある一人の人間に移り変わる様がとても自然で、改めて伊藤英明の演技力の高さを目にして、素晴らしい役者が出演する素晴らしい映画だったとファンから高評価でした。
仮面ライダーゼロワンの終わりを描いた本作は、仮面ライダー史上最高傑作
本作では、主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワンのピンチに、イズ/仮面ライダーゼロツーが駆けつけるシーンが描かれています。
ドラマで以前のイズは滅の攻撃によって破壊されてしまったものの、中身はイズのままの仮面ライダーゼロツーが、仮面ライダーゼロワンの或人と共闘するシーンが描かれていたのが、このコンビが好きなファンにはとても嬉しいサプライズになりました。
或人とイズの間に結ばれた強い絆には涙を、或人のギャグに笑う練習をする副社長たちやイズの可愛い対応と、或人らしい朗らか日常には笑いと癒しを得られて最高だったという声が多かったです。
さらに観る人が感情移入できる敵キャラの登場、上映時間と劇中の時間をリンクさせる部分、滅亡迅雷組の活躍が仮面ライダーオタクの心をくすぐるところなど、ファンを熱くさせるものが盛りだくさんに描かれています。
そんな最高のものをギュッと上映時間80分に詰め込んだのに、詰め込み過ぎなところがない本作は、仮面ライダー史上最高傑作の映画だったと高評価でした。
つまらない?
ゼロワンとゼロツーの戦闘スタイルが似通っていて気持ちが上がらない
高評価のコメントがネット上で多く寄せられている中、本作をつまらないと低評価にしたファンからは、「仮面ライダーゼロワンとゼロツーの戦闘スタイルが似通っていて、気持ちがあまり上がらなかった」という意見がありました。
上記で紹介したように、強い絆で結ばれた彼ら2人の共闘シーンはファンを喜ばせたシーンでありますが、戦闘スタイルが似通った2人が戦うとなるといまいち気持ちがグワッと上がらなかったようです。
そもそも、何故ゼロツーが登場して急に共闘することになったのかが分からないと、情緒と勢いに任せたストーリー展開に困惑したファンもいたことで、低評価になってしまいました。
子供向けでつまらなかった
テレビドラマ版の「仮面ライダーゼロワン」が大好きなファンもいれば、全く知らないで本作を観に行った人もいます。
「仮面ライダーゼロワン」の話は知らなくても、本作を観ているうちに何となく人工知能SFものの少年漫画みたいなものと、だんだん話についていくことができますが、これは大人が楽しむものではなかったのでつまらなく感じてしまったようです。
「仮面ライダー」シリーズは、子供に主に人気のものであるため、徐々にシリーズを重ねるにつれて大人にも人気が出てきたとはいえ、万人に受けるにはあと少し足りなかったようですね。
駄作だった
本作を「仮面ライダー史上、最高傑作だった」「最初から最後まで楽しめて面白かった」と高評価な一方、シンプルに本作は駄作だったからつまらないという意見もありました。
その理由として、「テンポが悪くメリハリがない」「キャラの動かし方がイマイチだった」「元々夏に公開する映画として作られた脚本だからか、後日談の内容が少ない」という意見が挙がっています。
まとめ
さて、映画「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」の感想・評価について、面白い理由とつまらない理由を両方ご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
敵同士だった者たちの共闘・或人とイズの強い絆・悪役を演じる伊藤英明の演技力の高さにより、「仮面ライダー史上最高傑作だった」と高評価が多い一方、いまいち気分が上がらない・つまらない・駄作だったという低評価もありました。
それでも映画評価としては☆4.1と高めなので、「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」をぜひ劇場で観ることをオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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