2020年10月30日に公開された映画『罪の声』。
2人の主人公を演じたのは、実力派俳優の小栗旬さんと、歌手としても俳優としても人気の星野源さん。そして、『麒麟の翼』や『ビリギャル』で知られる土井裕泰監督と、社会現象にもなった『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本も務めた野木亜紀子さんのタッグ・・・と、豪華なキャスト・製作陣に公開前からすでに期待が高まっていた注目の作品です。
実際におきた昭和の未解決事件をもとに執筆されたミステリー小説『罪の声』を実写化。しかし実際には、原作をも上回る面白さだと映画が高く評価されています!
今回は、映画『罪の声』の、面白い理由、つまらない理由について紹介していきます。
- 「罪の声」面白い理由は?
- 「罪の声」つまらない理由は?
- 「罪の声」まとめ
面白い理由は?
#罪の声 観賞
少し長いとは感じたがとても丁寧に作られていた良作。大人の勝手な都合で全てを奪われた者がどういう末路を辿るか
この世における“正義”の真意をもう一度問い直すべきだと思う。役者だと記者役の小栗旬に特に心惹かれた https://t.co/SXbXf9veGQ— ラリーB@ CHAMP19NS of ENGLAND (@amno1wb2016) November 5, 2020
『罪の声』試写。やがてある家族の壮絶な人生が浮かび上がる展開が圧巻。苦悶の人生を送ってきた人間と、平凡な幸せの最中で突如家族の闇を知った人間。双方の苦悩が感情を揺さぶる。恨みは「化石」になるだけ。赦すことの大きな意味を考えさせるドラマ。主人公2人の距離が縮まっていく過程も見所。
— asako ikebe (@asapu918) October 14, 2020
俳優陣の演技力の高さ
・主演の小栗旬、星野源コンビの演技が素晴らしかった
・主演2人も、脇役の役者さんたちも豪華で演技も申し分なかった!
・回想シーンや子役まで演技力の高さに圧倒された
映画を観た方たちから特に高く評価されていたのは、映画の俳優陣の演技力でした。
初共演となった主人公2人を演じたのは小栗旬さんと星野源さん。もともと人気のあるお2人ですが、2人の演技は映画の魅力をさらに引き立てていました。
脇を固めた俳優陣も豪華な実力派俳優がそろっており、原作小説を少し難しく感じた方たちにとっても、映像化されることによってよりストーリーに集中ができたということで、原作超えの出来とまで言われる高評価を得ています!
映画脚本が見事!
・脚本が見事。原作小説をうまくまとめて映画化しており満足。
・目の付け所(声を利用された子どもたちの人生)が凄い。物語に引き込まれた。
・長く複雑な原作を綺麗にまとめてくれていた
原作を既に読んでいた方から多かったのが、脚本を評価する声でした。
実際にあった事件が元となっており、時系列も過去と現在とでわかれていることから、小説はページ数もかなり多く、少し難しかったという感想も。
しかし、原作をうまく映画の脚本として作りあげられており、見事に映像化に成功しています。人気ドラマの脚本家の実力に納得です!
実際の事件は未解決となってしまいましたが、本当にこの映画のような犯人や動機だったのではないかとすら思ってしまうほど。
原作と脚本のそれぞれの良さが映画の高評価につながったと言えそうです。
つまらない理由は?
長く複雑に感じた
・登場人物が多いので名前が誰が誰だか混乱してしまった
・上演時間が長かった。
つまらなかった派の方の意見としては、人物の多さと上演時間の長さが指摘されていたようです。
映画『罪の声』の上演時間は142分と、約2時間半ほど。1時間半~2時間ほどの映画が多い中では確かに長かったと言えます。
原作もかなりボリュームのある作品でしたし、事件にかかわる様々な人たちが登場しますので、名前を覚えきれなかったという意見も。
原作派からは、映像化にあたってうまくまとめられていると絶賛の脚本でしたが、その分スピーディに展開が進んでいくところもありましたので、頭を整理する時間が足りなかったという方もいらっしゃったようです。
実際の事件を覚えていなかった
・事前に事件のことを調べて思い出しておけば更に楽しめたかもしれない。
・当時自分は小さかったのであまり覚えていなかった。確認しておけばよかった。
これはどちらかというと作品に対する評価とは違うかもしれませんが、作品の元となっている『グリコ森永事件』を事前に思い出しておけば更に映画を楽しめたかも・・・という声もありました。
事件が実際に起きたのは昭和59年~60年。事件当時や時効となった時にはメディアでも大きく取り上げられ、当時の記憶が残っているという方も多くいらっしゃいました。
あくまで映画の元になっている事件ということなので、必ずしも確認しなくても映画は十分楽しめますが、事件について知ってから映画を観るとまた違った見方が出来るかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一部の映画ファンからは2020年公開映画の中でもトップレベルだとまで評価された映画『罪の声』。面白かった派とつまらなかった派の意見をそれぞれまとめてきました。
演技力や脚本にかなりの高評価が集まった一方で、内容の複雑さに低評価を付けた方がいたこともわかりました。
また、映画を観るうえで、過去の『グリコ森永事件』をもっと知っておけばよかったという貴重な意見も。これから映画を観る方に是非参考にしていただきたいと思います。
実際の事件を元にここまでのストーリーを作り上げた素晴らしい原作、そして映画化するにあたってそこからさらに脚本を作り上げた野木亜希子さんの力が作品の魅力を格段に上げているということが感じられました!
是非参考にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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