スピード2|映画はつまらない?面白い?ガッカリ、ひどいと酷評の理由は?

バスジャックの次は豪華客船がジャックされる?!

大ヒットした前作からヤン・デ・ボン監督が引き続きメガホンを取った『スピード2』

前作の主人公であったキアヌ・リーブスは降板して、ジェイソン・パトリックが主演を務めます。

サンドラ・ブロックは引き続き続投となり、敵役は悪役が似合うウィレム・デフォー。

今作品は、舞台が豪華になったのにいまいち評判が奮わないです。

それは何故なのか?

本記事では、レビューサイトの評価・感想を基に、今作品が面白いのか?つまらないのか?考えていきたいと思います。

この記事で分かること
  • 「スピード2」の面白いところ
  • 「スピード2」のつまらないところ

面白い理由は?

出典:Amazon

「スピード2」の一部ネタバレ要素を含む場合もございますのでご注意下さい。

さらに派手になった『スピード』!

前作では手に汗握るスリル満点でしたが、続編ではコメディやロマンス要素が入ってます。
でもラストのタンカーの爆発シーンは迫力満点でしたね。
Y&Mさんのユーザーレビュー(映画.comより)

前作はキアヌ・リーブス主演で、暴走するジャックされたバスを舞台にしていました。

犯人によって監視されている中、どう乗客を救うのか?

常に先読みをしてくる知能犯との手に汗握る攻防撃が面白い作品でした。

バスの暴走が終わって安心したの束の間、次に待っているのは地下鉄内での追跡撃となり、ハラハラしっぱなしの2時間です。

そして続編となる今作では、豪華客船がジャックされます。

犯人ガイガーは、『スパイダーマン』のグリーン・ゴブリン役が有名なウィレム・デフォー!

彼は決して肉体派な敵ではありませんが、天才エンジニアである彼の仕掛ける狡猾な罠の数々に翻弄されるストーリー展開です。

舞台が豪華になったのはもちろんのことですが、演出ももちろんド派手に!

嵐の中の救命艇から乗客を救うくだりを始め、船内各エリアで起こる爆発、浸水エリアからの脱出など、豪華客船ならではの展開が目白押しです。

船をどう止めるか悩んでいると、ガイガーにより船は石油タンカーに衝突の危機に瀕します。

主人公たちに活躍により、すれすれで回避したかと思いきや、次には港に激突の危機!

錨をおろしながら減速を試みるも、なかなか止まらない船。

そして、ヨットなどを次々に押しのけながら港に突っ込み、建物を次々に破壊していきます。

ついに止まったことで安堵する一向ですが、今度はアニーを救うべくガイガーの追跡撃を海上で繰り広げます。

ここで、前作で高級車を貸してくれた黒人の方が出てくるのは、思わずニヤリとさせられますね。

ギリギリのところで見事アニーを救出して、ガイガーの飛行機は先程の石油タンカーに刺さります。

彼が高らかに笑ったところで、タンカーが大爆発を起こします。

この見せ場の畳み掛けはかなり見応えがあり、前作以上の派手さを見せて楽しい場面と言えます。

つまらない理由は?

出典:IMDb

”スピード”が足りない!

前作のスピードをスピード足らしめたものは、なんといっても狭い空間で、一分一秒を争う緊張感の連続。
これが、クルーズ船なんてどデカイ物を舞台にしたら焦点がボケるし、何しろ大洋を走ってるもんだからスピード感もへったくれもない。
ねじまき鳥さんのユーザーレビュー(Yahoo!映画)

前作は時速80km以下になったら爆発するバスをいかに止めずに走り続けるか?

という非常にスリリングな展開が続きました。

バスという設定が上手くて、常に道路に比較対象となる車が走っているため、スピード感を常に感じる作りとなっていました。

また、止まってくる車と衝突の危機!歩行者と接触寸前…!など、運転しているアニーが感じるプレッシャーを、常に観客にも伝わるような工夫が散りばめられていました。

しかし、今作では、犯人にジャックされたのが船であり、移動するのは海洋上です。

ここで船がどれだけ早く進もうが、比較対象がないために、なかなかスピードを感じることができにくい作りとなっております。

しかも、船の操縦は犯人によりコントロールされているため、船の中での問題解決がほとんどです。

いまいち緊張感に欠けてしまっている作りとも言えます。

また、アニーというヒロインの立ち位置が前作と今作で変わってきます。

たまたま巻き込まれてしまったヒロインとして、否応なくバスを運転することになってしまったキャラクターとして描かれる前作。

一方で今作では、偶然巻き込まれるものの、自分から積極的に事態に参加していきます。

それにより、さまざまな問題が解決していくため、頼もしいヒロインとなっています。

サンドラ・ブロックのチャーミングさもあり、魅力的なキャラクターではあるものの、これにより緊張感がなくなっていると言えます。

コメディやロマンスとしての魅力が増したという指摘もありますが、スリリングさがなくなっているのは何とも言えないですね。

悪役ウィレムデフォーの怪演も空回りで失笑でした
al2*****さんのユーザーレビュー(Yahoo!映画)

敵役は元警察官で頭脳明晰、主人公たちの常に先回りをする前作とは違い、今作のガイガーは頭はいいが、主人公と頭脳戦をあまりしないのもマイナス評価につながっているようです。

低評価レビューの多くは、前作のスリリングで息もつかせない面白さを楽しんだ上で、本作を鑑賞しているようでした。なので、比較して今作品はつまらないという結論に至っているようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
 
前作はキアヌ・リーブスが主演ということも相まって、名実共にノンストップ・アクション映画の代名詞の一つとなりました。
今作品は、同じ監督ながらも前作のあまりにも大きな壁を乗り越えられなかった続編と言えます。
しかしながら、単品の作品として見れば、派手な見せ場に勧善懲悪のアクション映画として充分な出来と言えます。
特にラストの見せ場の畳み掛けにはお腹いっぱいになります!
 
以上、「スピード2|映画はつまらない?面白い?ガッカリ、ひどいと酷評の理由は?」についてご紹介しました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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