2分の1の魔法|ハガレンのパクリって本当!?その理由と比較!

 

2020年8月21日に公開された映画『2分の1の魔法』。

『リメンバー・ミー』や『トイ・ストーリー』シリーズで知られるピクサー・アニメーションの長編作品です。

 

亡くなった父親に会いたいと願ったイアンとバーリーの兄弟は、魔法によって父親を復活させた・・・

と思いきや、復活したのは腰から下の半分だけ!?

兄弟は、父親を完全によみがえらせるために必要な宝石、「不死鳥の石」を手に入れるための旅にでます。

 

 

亡くなった家族を蘇らせる・・・。

宝石を探す旅・・・。

 

どこかで聞いたことがあるような・・・?

そう、この『2分の1の魔法』が、あの人気漫画「鋼の錬金術師(ハガレン)」のストーリーや設定に似ているとSNSで話題なんです。

 

何故パクリと言われているのか?
本当にパクリなのか??

比較しながらその理由と実態を調べてみました!

 

ハガレンのパクリだと思う理由と内容比較

2分の1の魔法

出典:IMDb

 

まずは、漫画『鋼の錬金術師』のあらすじや設定を見返してみましょう。

『ハガレン』とは?

ハガレンとは、『鋼の錬金術師』のことです。

荒川弘さんによる少年漫画。
「月刊少年ガンガン」にて2001年から2010年まで連載されていました。

「ハガレン」の略称で愛され、完結後の今も人気は衰えておらず、アニメ化、実写映画化にノベライズ化・・・などなど、日本だけではなく世界でも人気な作品です。

 

『鋼の錬金術師』のあらすじ

舞台は錬金術が存在する世界。主人公のエルリック兄弟は、病によって亡くなった最愛の母親を、錬金術によって蘇らせようとしました。禁忌をおかした兄弟は錬成に失敗し、エドは左足、アルは身体全てを失ってしまいます。その後、失った肉体を取り戻す可能性を求めて、二人は絶大な力を持つという賢者の石を探す旅に出ます。

 

・・・確かに、あらすじから、2つの作品の似ている点が見えてきましたね。

似ていると思う3つの理由

 

似ている要素として特にあげられるのは・・・

 

・亡くなった家族を復活させようとして失敗するところ

・主人公が兄弟であるところ

・失った身体を求めて、宝石を探す旅にでるところ

 

この3点でしょうか。

 

 2分の1の魔法鋼の錬金術師
違い①亡くなった父亡くなった母
違い②イアンとバーリーが兄弟エドとアルが兄弟
違い③不死鳥の石賢者の石

 

どれも、物語が進んでいく上での基盤になる設定ですから、確かに似ていると感じてしまうのは仕方がないような気がします。

 

ただ、ここまでSNSで話題になっているのは、やはり『鋼の錬金術師』の人気が高いからではないでしょうか!?

 

魅力的なキャラクター、ダークファンタジーの世界観。

アニメ化した際には数々の有名アーティストがOPを歌ったりと、幅広い世代に進行形で人気な作品ですので、こういったパクリ疑惑の声が大きくなってしまったのではないでしょうか。

 

SNSでは、『2分の1の魔法』を鑑賞して、ハガレンを見直したくなった!という声もちらほら見かけました!

ハガレンのパクリでないと思う理由

2分の1の魔法

出典:IMDb

『2分の1の魔法』の原点は監督の実体験にもとづいている

・父は、監督が1歳、お兄さんが3歳の時に亡くなっている

・もし1日だけ父に会えるとしたら、どんな体験になるのか、そこから何を学ぶのだろうと考えた

 

映画の記者会見にて、ダン・スキャンロン監督はこの物語の原点となるエピソードについて語っていました。

この思いが『2分の1の魔法』の原点となっているそうです。

 

確かに設定自体は似通っている部分がありますが、当然パクリではなく、自身の経験から、明るいファンタジー作品を作り出したということですね。

世界観が真逆

『鋼の錬金術師』
ダークファンタジーで少々暗いシーンやショッキングなシーンがある
『2分の1の魔法』
とっても明るい陽気なファンタジーといった感じになっている
 

このように、映画の世界観はまったく違っています。

 

なので、パクリではなく偶然似てしまっただけ・・・と思いますが、皆さんはいかがでしょうか。

漫画「キングダム」も似たような設定になっている

主人公が兄弟であったり、亡くなった誰かを復活させたいと願ったり・・・。

有名漫画なだけに特に気になってしまいましたが、同様の設定の漫画は『鋼の錬金術師』以外にも存在します。

 

例えば、人気漫画『キングダム』

世界観や登場人物たちの関係、ストーリーは大幅に異なりますが、

 

瀕死の傷を負い、死の世界をさまよっている主人公を、

ヒロインが禁忌の技を使って蘇らせようとする

 

というシーンがあります。

こちらも、結果的には禁忌の技を使ったことによってヒロインの寿命が減ってしまいました。

 

死者を蘇らせようとして、失敗が起きる。

このパターンは様々な作品で使われているので、パクリとはいえない、といってもよいのではないでしょうか。

ハガレンのパクリって本当!?理由と比較を調査!のまとめ

 

ここまで、映画『2分の1の魔法』が人気漫画『鋼の錬金術師』のパクリなのかどうか!?

その理由や内容を比較してきました。

 

様々な作品が毎日生まれる中で、一切他の作品に似ていないものは存在しないと思います。

パクリに思える要素が確かにありましたが、監督の思いを知って、パクリではなく偶然似てしまっただけなのでは・・・!?というのが私の考えです。皆さんはいかがでしょうか。

 

以上、2分の1の魔法丨ハガレンのパクリって本当!?理由と比較を調査!についてご紹介しました!

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コメント

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