カイジファイナルゲーム｜前作見てない人は予習、復習が必要？

『カイジファイナルゲーム』は大人気のカイジシリーズの第3作品で最終章、2020年1月に公開された映画です。

最初の作品は2009年『カイジ人生逆転ゲーム』、第2作は2011年『カイジ2人生奪回ゲーム』とずいぶん時間が経っていますね。過去作の内容を忘れてしまっていたり、今までの作品を見たことがない方も楽しめるのでしょうか。

今回は、『カイジファイナルゲーム』は予備知識がなくても楽しめる映画なのか？について紹介していきます。

この記事で分かること

『カイジファイナルゲーム』は前作の予習・復習は必要なのか
『カイジファイナルゲーム』を見るための予備知識
『カイジファイナルゲーム』の見どころ

前作見てない人に予習、復習は必要？
1. 主人公とこれまでに登場した主な人物
2. 『カイジ2 人生奪回ゲーム』のあらすじ
必要な予備知識はある？
まとめ

前作見てない人に予習、復習は必要？

出典：映画.com

『カイジファイナルゲーム』は前作の『カイジ2 人生奪回ゲーム』続編ですが、

結論から言いますと、『カイジファイナルゲーム』は前作を見ていない方にも楽しめると思います。
原作や漫画とも違うオリジナルストーリーですので、ある程度の理解をしていれば大丈夫でしょう。

しかし、映画をより楽しむためにはやはり予習と復習をお勧めします。
ここでは前作までの主な登場人物と前作のあらすじを紹介しますので、参考にしてみてください。

主人公とこれまでに登場した主な人物

・伊藤カイジ（藤原竜也）
主人公のカイジは、元同僚の借金の保証人になってしまったがため、多額の借金を抱えることになったフリーターです。借金取りの帝愛グループからの提案で命がけのギャンブルゲームに挑戦しましたが、ゲームに負けたカイジはさらに借金が増え、地下に連れて行かれて強制労働に耐える日々。再びギャンブルゲームにチャレンジする機会を待ちます。

・遠藤凛子（天海祐希）
帝愛グループの女社長で、友人の借金を肩代わりしたカイジをギャンブルゲームに誘導した人物。1作目でカイジは凛子から借りたお金でゲームに勝ちました。カイジが獲得したお金は、借りたお金の利子により凛子に持っていかれています。前作には登場しませんでしたが、本作では再び登場人物します。

・大槻太郎（松尾スズキ）
1作目から登場するカイジが連れて行かれる地下労働所の班長です。大槻も地下労働者なのですが、ずる賢い大槻は、ここでの通貨“ペリカ”というお金を労働仲間から搾取しています。前作では労働仲間からイカサマを見破られてしまい、搾取したペリカをすべて返すことになりました。

・坂崎考太郎（生瀬勝久）
前作から登場している家族に逃げられ裏カジノから抜け出せずにいる人物です。カイジと手を組みゲームに挑みました。

続いて前作のあらすじについて紹介します。

『カイジ2 人生奪回ゲーム』のあらすじ

カイジは、地下労働所で大槻がここでの通貨であるペリカをイカサマが発覚したことと、労働仲間からの援助により大量のペリカを手に入れます。このことから2週間の外出が許されたカイジは、自分と仲間の借金を帳消しにするため、お金を稼ぐ方法を探すべく地上へ向かいます。

ホームレスになっていた利根川（香川照之）と再会し、坂崎孝太郎を紹介されました。その男から裏カジノの“沼”と呼ばれる巨大パチンコの存在を知らされたカイジは、一獲千金の大チャンスに賭けることにしました。
しかし、このパチンコはイカサマでした。過去に賞金を手にしたのは帝愛グループの重鎮だったのです。幾度となく敗れるカイジが地上にいられるのは残り一日となっていました。
追い込まれるカイジはあらゆる策を練り、利根川と坂崎などと協力し、ついに大金を手にします。そのお金を利根川らと山分けし、地下労働の仲間たちと自分の借金を帳消しにしたカイジは、晴れて自由の身となったのです。

しかし、仲間だった利根川に裏切られてしまい、1億以上の賞金を失ったカイジは、わずかな小銭を手に雑踏の中に消えていきました。

必要な予備知識はある？

出典：kinro.ntv.co.jp

必要な予備知識は1作目と前作を見れば完璧です。
これまでのカイジの映画は『カイジ人生逆転ゲーム』・『カイジ2 人生奪回ゲーム』です。
ここでは『カイジ人生逆転ゲーム』についてもざっくりと紹介します。また、本作の見どころについても紹介しますので、参考になさってください。

1作目：『カイジ人生逆転ゲーム』

カイジの映画シリーズで最初の作品です。
友人の保証人になり、返済義務者になってしまったカイジですが、返済できる当てもありません。
そこで、凛子から借金を帳消しを狙える豪華客船で行われるゲームを紹介されます。カイジは人生を変えるべく一獲千金を狙うため、このゲームに参加することに決めました。
豪華客船には他にも負債を抱えた人たちが集められていました。実はこのゲーム、負ければさらに負債が増え、地下の強制労働を強いられることになるのです。

カイジと周りの人たちは究極に追い込まれていきます。人の心理を突く面白い作品です。

『カイジファイナルゲーム』の見どころ

カイジファイナルゲームで「オリンピック終了後の経済降下が止まらなくて日本が経済的に沈没した」ってぶっ飛んでるけどありそうな設定の世界観に対して現実はオリンピックができないって現実がエンタメを超えてしまってるんだよな pic.twitter.com/aZFfiR4ktv
— ヤマケンMk-ll (@kenyama02) February 4, 2021

今回のカイジは2020年のオリンピックが終わった東京。景気は悪化の一途を辿り、金持ちだけが強者の世界になっていました。悪徳派遣会社から薄っぺらい給料袋を渡され、相変わらずの自堕落な生活を送るカイジ。
そこに声を掛けてきたのは帝愛グループで社長に登りつめた大槻でした。大槻はカイジに“第5回若者救済イベント開催！バベロンの塔”と書かれた一枚のチラシを差し出します。その内容は金を持て余した老人が主催する運否天賦なイベントでした。大槻は「俺と手を組まないか？」とカイジを誘います。

カイジは再び一獲千金チャンスに挑むことに！