泣く子はいねぇが|映画のあらすじは?仲野太賀出演(ネタバレなし)

 

2020年11月20日より公開されている映画「泣く子はいねぇが」。この映画の舞台は秋田県です。秋田県では、なんと大人気上映中の映画『鬼滅の刃』を抜いてランキング1位にもなっています。

この映画は、秋田の伝統行事である”ナマハゲ”から、”父親としての責任””人としての道徳”をテーマに描いており、一人の不器用な青年が大人として成長していく物語です。

監督・脚本・編集は佐藤快磨さん。本作が劇場デビュー作品で、脚本には約5年もの歳月をかけられたオリジナルストーリーです。主人公のたすく役は注目演技派俳優の仲野太賀さん、主人公の妻・ことね役は人気実力派女優の吉岡里帆さん、他にも若手注目俳優の寛一郎さん、山中崇さん、余貴美子さん、柳葉敏郎さんら豪華キャスト陣が集結しています。

 

今回は、映画「泣く子はいねぇが」のあらすじと見所をネタバレなしで紹介していきます。

 

この記事で分かること
  • 映画のあらすじ
  • 映画の見どころ

予告動画

登場人物(キャスト)一覧

登場人物一覧(キャスト名)

後藤たすく(仲野太賀)

大人になりきれず社会にも馴染めない主人公。子供が生まれても父親としての自覚が持てないでいる

桜庭(後藤)ことね(吉岡里帆)

たすくの妻、子供が生まれても親としての自覚が持てず、大人になれない夫のたすくに苛立ちを感じている

志波亮介(寛 一 郎)

たすくのことを何かと気に掛ける唯一の親友

後藤悠馬(山中崇)

たすくの兄

後藤せつ子(余貴美子)

たすくをいつも温かく見守る母

夏井康夫(柳葉敏郎)

秋田の伝統行事”ナマハゲ”存続会の会長

あらすじは?

映画「泣く子はいねぇが」のあらすじ
秋田県・男鹿半島で暮らす後藤たすくとその妻のことねは娘を授かる。たすくは娘の誕生を喜んだが父親としての自覚はなく、ことねは苛立ちを募らせていた。
 
たすくは大晦日の夜、ことねに『酒を飲まずに早く帰る』と約束し、伝統行事である”ナマハゲ”に参加する。案の定、酒を断り切れなかったたすくは泥酔いしてしまい、日頃の鬱憤を晴らすかのように、全裸になりナマハゲのお面をつけたままの格好で夜の街へと駆け出していく。その姿はたまたま居合わせたテレビ局により全国放送されてしまう。たすくは妻や家族に愛想を尽かされ、この街から逃げるように東京へと向かうのだった。
 
それから2年の歳月が流れるが、たすくには居場所がなく、妻や娘への感情も抑えきれなくなっていた。そんなたすくに地元の親友である志波が、ことねと娘の近況を知らせてくれる。たすくは自分のこれまでの愚行を反省し、地元でやり直すことを決意。ことねの元を訪れるが、現実はそう甘いものではなかった…。
 
時に笑って、時に泣いて叫んで。彼は自分の”生きる道”、”居場所”を見つけることが出来るのか?

クラウドファンディングをしていた?

最近よく耳にするクラウドファンディングは、Crowd(人々、一般大衆)とFunding(資金調達)という言葉を組み合わせた造語です。インターネットを介して一般の人々から資金調達を行う仕組みのことです。

秋田魁新報社は『FAN AKITA』(ファンアキタ)を運営しており、クラウドファンディングサービス事業を立ち上げています。

そのコンセプトは、秋田県に関わる新しいことを始めようとしているプロジェクトや地域課題の解決を目指すプロジェクトに共感し、挑戦する事業者を応援することです。

この映画は、秋田の伝統行事である「男鹿のナマハゲ」が題材であり、監督の佐藤快磨さんも秋田のご出身であることから、『FAN AKITA』(ファンアキタ)も映画の製作を支援しています。

music.jp

見どころは?

主人公の失態を許さない現実

「たった一度の失敗が引き起こすリアルな現実が見どころ」

ナマハゲは秋田県男鹿(おが)で行われている伝統行事で、ナマハゲは神の使いとされています。子供のいる家を周り、無病息災・家内安全を願い、子供の間違った行動を正す父性の象徴とも言われています。

主人公のたすくは子供を正す側の父親の立場にも関わらず、未熟さから失態を引き起こしてしまいます。たすくは地元から、妻や娘から逃げ出してしまいますが、この失態と再び向き合う決意をします。しかし、現実はたすくが想像していた以上の試練が待っています。たすくにはどんな答えが待っているのか、人はやり直すことができるのか、ラストが気になります。

 

主演の仲野太賀さんの演技力

「仲野太賀さんが演じた、男としても父親としても情けない主人公のたすく役は見どころ」

仲野太賀さんの主人公のたすくには人間味があり、いろんな表情を見せてくれます。さすがの演技力でこの映画の見所です。

またこの映画はナマハゲを通して描かれており、たすくが失態を犯してしまった時と現実と向き合い出した時のナマハゲの姿は、全く違って見えます。この映画のメッセージが詰まった見どころのシーンです。

 

登場人物が持つそれぞれの感情

「父親になったたすく、母親になったことね、たすくの家族、親友、伝統文化の継承者、立場が変われば全く変わる人の感情は見どころ」

主人公のたすくには愚行を反省しやり直して欲しいとは思いますが、夫が不甲斐ないために一人で背負い込むことねには、大いに感情移入してしまいます。吉岡里帆さんの演じたことねの疲弊しきった姿にはリアリティが感じられます。

たすくの親友役である寛一郎さんにも存在感がありますし、地元から逃げるように出ていくたすくの母役の余貴美子さん、ナマハゲの伝統を受け継ぐ責任がある会長役の柳葉敏郎さんらの演技力も圧巻です。それぞれの立場からの感情はリアルに伝わってきます。

まとめ

この映画は、一人の不器用な青年が自らの愚行を反省しやり直そうと決意し、成長していく物語を、日本の伝統文化を通して描いています。

仲野太賀さんの人間味ある主人公、登場人物のそれぞれの感情をリアルに感じられる作品です。

また、秋田が全面協力して制作されたこの映画は地元愛に溢れています。この映画の題材でもある迫力ある”ナマハゲ”にも注目したい作品です。
ぜひ劇場でご覧ください。
 
以上、泣く子はいねぇが|映画のあらすじは?仲野太賀出演(ネタバレなしについてご紹介しました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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