2010年公開のジブリのアニメ作品『借りぐらしのアリエッティ』は、床下に住む小人の少女と、少年とのひと夏の小さな交流を描いています。
志田未来、神木隆之介らがメインキャラクターボイスを務めて話題作となりました!
監督は本作が初監督作品となった、米林宏昌が務めています。
ここからは「借りぐらしのアリエッティのネタバレあらすじラスト結末の解説!見どころも」を紹介していきたいと思います。
『借りぐらしのアリエッティ』作品情報
製作年 | 2010年 |
上映時間 | 94分 |
ジャンル | アニメーション映画 |
監督 | 米林宏昌 |
制作会社 | スタジオジブリ |
『借りぐらしのアリエッティ』主な登場人物(キャスト)
アリエッティ(声 – 志田未来)
屋敷の床下で両親と暮らす14歳の小人。ある日、葉や花を採っている所を人間の翔に見られてしまう。最初は翔を警戒していたアリエッティだが次第に彼と心を通わせていく。
ホミリー(声 – 大竹しのぶ)
アリエッティの母親で本物の海を見るのが夢。洋服づくりが得意で明るい性格をしていて、ドールハウスのキッチン用品に憧れがある。
ポッド(声 – 三浦友和)
アリエッティの父親でアリエッティに初めての「借り」を教える。ロッククライム術を披露するなど器用な性格。
翔(声 – 神木隆之介)
生まれつき心臓が弱く、屋敷に療養のため滞在している。アリエッティを目撃し二人は様々な交流をしていく。
牧 貞子(声 – 竹下景子)
屋敷の主人で翔の大叔母。小人の話しは聞いた事があるが自分では見たことがない。しかしドールハウスのハーブ入りのティーポットを見つけ、小人の存在を知りうれしく思う。
ハル(声 – 樹木希林)
貞子の屋敷の家政婦で、長い間住み込みで働いている。アリエッティの母ホミリーを見付け瓶の中へ閉じ込めてしまう。
『借りぐらしのアリエッティ』あらすじ解説(ネタバレあり)
あらすじ
とある郊外に荒れた庭のある広大な古い屋敷があった。
その床下で、もうすぐ14歳になる小人の少女・アリエッティは、
父ポッドと母ホミリーと3人でひっそりと静かに暮らしていた。アリエッティの一家は、屋敷の床上に住むふたりの老婦人、
女主人の貞子とお手伝いのハルに気づかれないように、
少しずつ、石けんやクッキーやお砂糖、電気やガスなど、
自分たちの暮らしに必要なモノを、必要な分だけ借りて来て暮らしていた。借りぐらしの小人たち。
そんなある夏の日、その屋敷に、
病気療養のために12歳の少年・翔がやって来た。人間に見られてはいけない。見られたからには、引っ越さないといけない。
それが床下の小人たちの掟だったが、アリエッティは翔に姿を見られてしまう。「おまえは、家族を危険にさらしているんだぞ」
アリエッティは、父に反発する。
「人間がみんなそんなに危険だとは思わないわ」アリエッティは、生来の好奇心と向こう見ずな性格も手伝って、
次第に翔に近づいて行く。
アリエッティの家族に大きな事件が迫っていた。ーーー人間と小人、どちらが滅びゆく種族なのか!?
引用:スタジオジブリ公式サイト
あらすじ 結末(ネタバレ):翔との別れ
家政婦ハルは、ホミリーを捕獲し空き瓶に入れて隠してしまいます。
そしてさらに他の小人も捕まえようとします。
ホミリーがいないことを知ったアリエッティは、翔に助けを乞い、協力してホミリーを探します。
そして無事、瓶の中からホミリーを救出するのでした。
しかしその夜、アリエッティ家族は屋敷を出て引っ越しをします。
スピアーに迎えに来てもらい、仲間のところへ行くことにしました。
その時、翔が別れを告げに現れ、アリエッティに角砂糖を渡し、アリエッティはお礼に髪の毛を留めていた洗濯バサミを翔にプレゼントしました。
翔はアリエッティに生きる勇気を貰ったと告白し、2人は別れるのでした。
『借りぐらしのアリエッティ』見どころ解説
家政婦のハル
キョーレツキャラの家政婦・ハルの表情や歩き方・仕草まで、ハルの声を担当している樹木希林にそっくりです。
アリエッティの母ホミリーを見つけ捕まえるシーンは、少し怖さを感じさせるほどの迫力です。
こういうシーンなどはジブリアニメ独特だなと思えます。
かわいい小人の世界
洗濯ばさみで髮を結うアリエッティ。剣の代わりのマチ針を使ったりと何ともかわいらしい世界です。
足をくじいた父は、松葉杖代わりに釘を使っています。
釘で作られた橋や、ボビン(糸巻き)を使った自作のエレベーターなども出てきます。
またアリエッティの家やドールハウスもよく見ると、すごくかわいく作られていますので、じっくり見てみることをおすすめします。
豪華な声優に注目
この映画に起用されている声優勢が豪華な事にお気づきでしょうか。
まずアリエッティには志田未来、翔には神木隆之介、ホミリーに大竹しのぶ、ポッドに三浦友和、ハルには樹木希林、貞子に竹下景子など超豪華な面々です。
そしてスピラーの声には藤原竜也が起用されています。
こんなにたくさんの有名な俳優達が声優を務めたジブリ映画も珍しいです。
『借りぐらしのアリエッティ』まとめ
この映画の監督、米林宏昌はジブリ史上最年少監督となるそうです。
米林の入社のキッカケは、ジブリアニメ映画「耳をすませば」を見たことから、入社を決意したといわれています。
またこの映画の原作となった「床下の小人たち」は、1952年にイギリスで出版されカーネギー賞を受賞しています。
『借りぐらしのアリエッティ』の世界観は素晴らしく、小人目線で描かれている巨大な世界や、不思議な世界観を感じさせる主題歌が映画を盛り上げています。
ちなみに主題歌を担当しているのは、ハープ演奏も手掛けるフランス出身のセシル・コルベル です。
コルベルはずっと昔からジブリ映画のファンだったそうで、自分からジブリに手紙送り、この映画の主題歌を担当したそうです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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