2020年11月20日から劇場公開されている映画「泣く子はいねぇが」
秋田県の男鹿市でこの映画の製作発表がありました。監督の佐藤快磨さんは秋田県のご出身、この映画のために”佐藤監督を応援する会”が発足され、男鹿市は撮影に全面協力しています。この映画の8割が秋田県で撮影されているそうです。
今回は、秋田の魅力も伝わる映画「泣く子はいねぇが」のロケ地、また、この映画とリンクしている主題歌『春』についてもご紹介します。
- 映画『泣く子はいねぇが』のロケ地撮影場所について
- 映画『泣く子はいねぇが』の主題歌のMV撮影場所
<STORY>
ロケ地撮影場所は?
秋田県男鹿市|映画の主な撮影場所
主人公の地元である男鹿市は秋田県の西部に位置しています。男鹿半島のほとんどを占め、三方を日本海に囲まれた町です。
ここでは主人公のたすくと娘を抱いている妻のことねのシーンが撮影されています。
この場所は男鹿市の国道101号線、ビデオレンタル店のゲオ・男鹿店付近の道路です。
男鹿水族館GAO
男鹿市の男鹿半島に位置する水族館
2年振りの訪問でした👍️
どの水槽も綺麗で観やすかった😊
前回タイミングの都合で見れなかったホッキョクグマに会えて一安心😭😭😭
ロケーションも素晴らしいので秋田観光の際には是非!!!#男鹿水族館GAO pic.twitter.com/uaAOf882IR
— のっち。 (@taibon_3) November 11, 2020
たすくと母親のせつこ(余貴美子)のシーンで登場する場所です。
男鹿水族館GAOは、国内では初のホッキョクグマが初産の子供の自然生育に成功した水族館です。日本海側の東北地方では唯一、ホッキョクグマの展示が見られることもあり、男鹿市の人気観光スポットです。
ついに解禁👹
全編の8割を秋田県男鹿市で撮影します。
映画「泣く子はいねぇが(仮)」着想から6年、佐藤快磨監督のオリジナル企画にして商業長編デビュー作。私も、万引き家族以来の分福作品にしてPデビュー作です。
エキストラ大募集https://t.co/pRWTiYytWK#仲野太賀 #ナマハゲ #👹 https://t.co/GiCsTRnI0J pic.twitter.com/5S91oh0XrB
— 伴瀬萌 (@bansemeg3) January 10, 2020
今年の1月にナマハゲ映画として男鹿市でエキストラも募集していました。
男鹿市の伝統行事である『男鹿(おが)のナマハゲ』は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。また”来訪神・仮装の神々”の一つとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
他にも男鹿市のいろいろな場所でこの映画の撮影は行われています。また、この映画でナマハゲには重要な役割があります。
秋田県秋田市|秋田県立大学
本学秋田キャンパスも撮影ロケ地になっている劇場実写映画『泣く子はいねぇが』の撮影が男鹿市・秋田市で行われています。秋田県出身の新人映画監督・佐藤快磨さんのオリジナル脚本で「男鹿のナマハゲ」を題材に若者の“青春”をテーマに描かれております。公開は2021年を予定、乞うご期待ください!! https://t.co/famx1LnJ0c
— 秋田県立大学 (@Akita_P_U) March 3, 2020
シーンの詳細は分かりませんが、映画の撮影は秋田市内にある秋田県立大学のキャンパスやあきた港のセリオンタワー、潟上市も映画の撮影場所となっています。
東京都|たすくが上京するシーン
今日は秋田・男鹿を舞台にした映画「泣く子はいねぇが」(仮題)のエキストラに誘われましたので行ってきます!東京都内で撮影とのことです。秋田関係者も多数いると思いますので交流をはかってまいります!https://t.co/zbDaW5oa0F
— 【公式】あきた・いざたん(秋田県応援プロジェクト) (@akita_izatan) February 24, 2020
主題歌「春」のMV撮影
折坂悠太の書き下ろし主題歌「春」が流れる映画「泣く子はいねぇが」本予告公開(動画あり)https://t.co/eeXpYmob3R pic.twitter.com/iO76kM0YwS
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) October 8, 2020
MVの撮影場所はたすくの実家
この映画の主題歌「春」のMV撮影場所は、映画のロケ地である秋田・男鹿半島にて、映画の主人公・たすくの実家として描かれた場所で行われています。MVの監督はこの映画の佐藤快磨さん、撮影は月永雄太さんが担当しています。
MV内には終始テレビ画面が映し出されていますが、この映像は、実際に男鹿市で40年前に撮られたホームビデオの映像が使用されています。
主題歌「春」に込められた想い
主題歌「春」はミュージシャンである折坂悠太さんがこの映画のために書き下ろしました。
「どうだろう。男鹿の土の中で眠る種や幼虫は、芽吹き、這い出す自らの行く末を考えるか。ただ今を、今だと思い、うごめき、もだえているのではないだろうか。この映画は土の中を映す。芽吹く希望を今は知らない、あいつと私。それを映す。エンドロールの先に来る季節を思いながら、音を添えさせてもらいました。」
折坂さんは主題歌「春」についての想いをこのように語っています。
主演を務める仲野太賀さんは元々折坂さんのファンでした。そして、仲野さんにはこの映画と折坂さんの楽曲の世界観がリンクしたのでしょう。仲野さんの強い推薦により、この映画の主題歌が生まれるきっかけとなったようです。
折坂さんは幼少期をロシアやイランで過ごされており、いろいろな楽器に触れていたそうです。
主題歌「春」の中でも多様な楽器を使用しており、折坂さんのバックボーンも感じられる楽曲です。
エンドロールの「春」で映画「泣く子はいねぇが」は完成する
折坂さんと佐藤監督とのやり取りを経て、主題歌「春」は完成しています。
佐藤監督:「エンドロールに『春』が流れたとき、登場人物たちのそれからを思わず想像していました。不甲斐ないですが、『春』で映画『泣く子はいねぇが』は完成したのだと、そのとき初めて分かりました」
仲野太賀さん:「折坂悠太さんの歌声がエンドロールで流れた時、鳥肌が立ちました。僕自身が折坂さんの歌に勇気づけられたように、僕が演じた頼りない男の人生もまた、この歌によって前に進む事ができるんだと思いました」
この楽曲は、映画の世界観を大事に作られています。映画のエンドロールに流れる『春』も含めての作品となっています。
まとめ
映画「泣く子はいねぇが」は、秋田県男鹿市の全面協力により撮影が行われており、撮影場所も男鹿市を中心に、秋田市や潟上市でも行われていました。また、たすくが上京するシーンは都内でも撮影されているようです。主題歌「春」のMV撮影場所は、映画の主人公・たすくの実家として描かれた場所。ミュージシャンである折坂悠太さんが、この映画のために書き下ろした楽曲です。
この映画からは秋田県男鹿市のいろいろな表情が垣間見れることでしょう。また、映画とリンクする主題歌「春」にも注目したい作品です。
ぜひ、映画の鑑賞の際はエンドロールに流れる『春』までご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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