映画「パニッシャー」は、マーベルコミックに登場する1人のリベンジヒーローを主役に、過去3回に渡って実写映画化されました。
3つの作品ごとの相互関係もなく、設定もそれぞれ異なりますが、今回はトーマス・ジェーンが主役を演じる2004年製作の「パニッシャー」に焦点を当てていきます!
この記事では、映画「パニッシャー」(2004)のあらすじを結末まで、キャストについてもご紹介していきたいと思います。
・息子がくれたドクロのTシャツ、そのすぐ後にフランクは家族を失う
・トーマス・ジェーンが映画のために軍隊で訓練!?
・ラストにマーベル作品らしさが光る。リベンジヒーローが生まれた瞬間
パニッシャー(2004)丨予告動画
パニッシャー(2004)丨作品情報
タイトル | パニッシャー |
原題 | The Punisher |
日本公開日 | 2004年11月13日 |
上映時間 | 123分 |
ジャンル | アクション/サスペンス |
監督 | ジョナサン・ヘンズリー |
脚本 | マイケル・フランス/ジョナサン・ヘンズリー |
製作 | アヴィ・アラッド |
製作国 | アメリカ/ドイツ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ |
パニッシャー(2004)|あらすじネタバレ結末は?
パニッシャー丨あらすじ 【起】
数多くの事件をこなして来たベテラン捜査管のフランク・キャッスル(トーマス・ジェーン)は、とあるギャング集団の中で潜入捜査をしていました。
苦労の甲斐あり、とうとう彼らの武器の密輸現場を押さえたフランクは、FBIを乗り込ませます。
密輸船を取り囲むFBI。そしてとうとう銃撃戦へとなり、その中で銃弾に倒れたボビーは、ギャンググループのボス、ハワード・セイント(ジョン・トラボルタ)の次男でした。
ボビーは本来、今回の武器取引には関わっていませんでしたが、父親に認めてもらいたい一心で自身もその仕事に乗っていたのです。
FBIはその現場を見事に制圧し、フランクは見事に任務を果たしました。
捜査を終え、フランクは休暇をとって家族とバカンスに出かけます。
しかしその頃、息子が殺された引き金となった人物がフランクである、と正体を突き止めたハワードが復讐の念に燃えていたのですーーーーー
パニッシャー丨あらすじ 【承】
フランクがバカンスを過ごしていたのはプエルトリコでした。
家族水入らずの時間を過ごす中、息子がフランクにTシャツをプレゼントしてくれました。そこにはドクロの絵がプリントされています。
その頃、ハワードはフランクたちの居場所を突き止め、部下を連れてプエルトリコまで追って来ていました。
ハワードの妻リヴィア(ローラ・ハリング)はフランク一家を皆殺しにするように指示し、部下たちは一家のすぐ近くで身構えます。
浜辺でバカンスを楽しむ一家でしたが、フランクが1人その場所を離れたその瞬間。
ハワードの長男ジョンと部下たちが銃を持って一気に襲いかかって来ます。
ろくに抵抗することもできずに、一瞬にしてフランクの家族は殺されてしまいました。
そこに戻ったフランクは銃で応戦しますが、1人では大勢を相手になすすべもなく、胸を打たれてしまいます。
そしてガソリンをまかれた上に火を放たれ、死んだも同然のその状態を見たフランクの部下たちは彼を置き去りに去って行きました。
しかし虫の息の状態のフランクのそばを、ちょうどある呪術師の男が通りかり、なんと見事に治療してくれたのです。
パニッシャー丨あらすじ 【転】
奇跡的に回復したフランクは、家族が殺された現場へ戻って来ました。
そこには息子がプレゼントしてくれたドクロのTシャツが落ちていました。
フランクはそれを拾い上げ、家族を殺したハワードへ復讐を誓います。
復讐へと動き出すフランクは、まず相手組織の情報を聞き出すためにミッキー・デュカ(エディ・ジェイミソン)という男を拉致しました。
脅されて命を惜しむミッキーはフランク側の仲間につき、ハワードに復讐をする計画に加担します。
ミッキーに聞いたハワードの金の保管場所へ行き、そこにあった5000万ドルを全てばらまくフランク。
怒ったハワードは、強力な殺し屋を雇ってフランクの引っ越した先のアパートに差し向けます。
フランクはなんとか殺し屋を倒しましたが、怪我を負ってしまったため部屋の中の隠しエレベーターに隠れました。
そこに組織の会計係であるクエンティン・グラス(ウィル・パットン)が様子を見に来ましたが、アパートの住民たちがフランクをかくまいます。
住民たちはクエンティンの拷問にも耐えて彼の居場所を吐きませんでした。
その場を助けられたフランクはその後、ハワードに罠を仕掛けます。
リヴィアとクエンティンの不倫を捏造して、ミッキーを通じてハワードにそれを伝えさせました。
リヴィアのことを深く愛していたハワードは怒り狂い、仲間であったクエンティン、そして最愛の妻までも殺してしまうのでした。
パニッシャー丨あらすじ 【結末・ラスト(ネタバレ)】
大切な仲間を失ったハワードですが、フランクの復讐はここで止まりません。
ある時、ハワードが開いた大きなパーティーまでもがフランクの手の中に落ちます。
事前に会場中にたくさんの爆弾を仕掛けていたフランクは、パーティーの最中にそれを爆発させます。
そして混乱に陥った会場内で、ハワードに関わる人間を次々に射殺して行きました。
銃撃されて瀕死状態のハワードは会場から飛び出しますが、フランクは逃しません。
フランクは爆弾が仕掛けられた車にハワードをロープで縛ってひきずり、最後には仕掛けてある爆弾を起爆させ、とうとうハワードを殺しました。
もはやFBI捜査管としては生きていけません。復讐の権化となったフランクは、悪に制裁を与える「パニッシャー」として生きる決意をしました。
フランクを殺した爆発が炎を生み、その炎はドクロの形に上がっていくのですーーーーー
このようなあらすじとなっています。
最後は大胆かつ過激に、ハワードに怒りの鉄槌を下すパニッシャーにぞくりとしてしまいますね。
パニッシャー(2004)|キャストは?
ここでは、映画「パニッシャー」のキャストについてまとめていきたいと思います!
ぜひあらすじの登場人物と合わせてチェックしてみて下さい!
フランク・キャッスル:トーマス・ジェーン
トーマス・ジェーン
生年月日:1969年2月22日(51歳)
出身:アメリカ・メリーランド
代表作:「クリスティーナの好きなこと」「ソムニア -悪夢の少年-」「ザ・プレデター」など
ハワード・セイント:ジョン・トラボルタ
ジョン・トラボルタ
生年月日:1954年2月18日(66歳)
出身:アメリカ・ニュージャージー
代表作:「パルプ・フィクション」「フェイス/オフ」「ギャング・イン・ニューヨーク」など
リヴィア・セイント:ローラ・ハリング
ローラ・ハリング
生年月日:1964年3月3日(56歳)
出身:メキシコ・シナロア
代表作:「ディレイルド 暴走超特急」「コレラの時代の愛」「インランド・エンパイア」など
クエンティン・グラス:ウィル・パットン
ウィル・パットン
生年月日:1954年6月14日(66歳)
出身:アメリカ・サウスカロライナ
代表作:「イングリッシュマンinニューヨーク」「アルマゲドン」「ハロウィン」など
ミッキー・デュカ:エディ・ジェイミソン
エディ・ジェイミソン
生年月日:1963年 月日不明(57歳)
出身:アメリカ・ルイジアナ
身長:「オーシャンズ11」「ブルース・オールマイティ」「インフォーマント!」など
寡黙に相手を殺していくリベンジヒーローを演じ上げたトーマス・ジェーンは、この映画の撮影のために海軍特殊部隊での厳しい訓練をしてきたそうです。
改めてアクション映画の俳優さんというのは、コンディションを作りあげるのにものすごい苦労があるんだな、と感じます。
そしてどんな役柄でも華麗に演じきるジョン・トラボルタ。本作品でも悪役としての渋みが光っていますね!
トラボルタファンの中には、「悪いトラボルタが特に好き!」という人もかなりいるのではないでしょうか。
パニッシャー(2004 )映画のネタバレあらすじ結末!キャストは?まとめ
ここまでで映画「パニッシャー」のあらすじ・キャスト についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
序盤から中盤までは、復讐心の連鎖が続く苦々しい展開でしたね。
しかしラストでは振り切ったフランクがリベンジヒーローとして全てを清算する瞬間が訪れ、そこにマーベル作品らしさが出ているように思いました。
まだ見たことがない方は、ぜひキャストにも注目してチェックしてみてください!
最後までお読み頂きありがとうございました。
コメント