ファンタジーの金字塔とも言うべきハリー・ポッターシリーズの第二弾「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
ワクワクさせるような魔法世界の中で、ホグワーツで次々と人が石になっていきます。
犯人は一体誰なのか?と言ったサスペンス展開の中で、驚きの事実が明かされていきます。
本作は第1作目からダンブルドア校長を演じられたリチャード・ハリスの遺作となり、次作以降はマイケル・ガンボンが演じることとなりました。
本記事では、本映画の評判をまとめながら魅力に迫っていきたいと思います。
・「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の作品情報
・「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の面白いところ
・「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のつまらないところ
タイトル | ハリー・ポッターと秘密の部屋 |
原題 | Harry Potter and the Chamber of the Secrets |
日本公開日 | 2002年11月23日 |
上映時間 | 161分 |
ジャンル | ファンタジー |
監督 | クリス・コロンバス |
脚本 | スティーヴ・クローヴス |
製作 | デヴィッド・ハイマン |
製作総指揮 | クリス・コロンバス マーク・ラドクリフ マイケル・バーナサン デヴィッド・バロン |
製作国 | アメリカ合衆国・イギリス |
配給 | ワーナー・ブラザーズ |
ハリー・ポッターと秘密の部屋|面白い理由は?
出典:Yahoo!映画シリーズ中での位置づけは?
ハリー・ポッターシリーズをYahoo!映画の評価順にまとめてみました。(2020年10月25日時点)
2位:ハリー・ポッターと賢者の石(3.96/5.00)
3位:ハリー・ポッターとアズガバンの囚人(3.89/5.00)
4位:ハリー・ポッターと炎のゴブレット(3.84/5.00)
5位:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(3.77/5.00)
6位:ハリー・ポッターと秘密の部屋(3.76/5.00)
7位:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(3.57/5.00)
8位:ハリー・ポッターと謎のプリンス(3.51/5.00)
一見してみると、本映画はシリーズの中で人気がない様に見えますが、ハリー・ポッターはシリーズ全体を通して高い評価を得ています。
本映画も他と点数がそこまで離れている訳でなく、十分にファンに好かれている作品と言えるでしょう。
ワクワクな魔法世界!
ハリー・ポッターシリーズの共通の魅力といえば、やはり見たこともない魔法世界を堪能できる素晴らしい映像の数々です。
まず冒頭から空飛ぶ車で心を掴まれます。
そこからロンの家に行くと、フライパンが空中で自動的に洗われていたり、暖炉からダイアゴン横丁に瞬間移動できる「フルー・パウダー」などで少しずつ盛り上げていきます。
キングス・クロス駅での壁抜けがある人物からの妨害されるも、ハリーたちは空飛ぶ車でなんとかホグワーツの校舎にたどり着きます。
第1作目と同様、このホグワーツが現れた時の感動はやはり映像化ならではですね。ハリーでなくても思わず嬉しくなってしまいます。
ホグワーツ内でも食事シーンの豪華さや、移動する階段のシーンなど、やはり今見ても心くすぐられるシーンの満載です。
また、豪華なシーンだけでなく、マンドラゴラの気持ち悪さや、後半出てくるモンスターのビジュアルなど、適度にトラウマになるようなものが出てきます。
これがよりハリー・ポッターの世界の説得力や広がりを持たせてくれるのです。
サスペンス映画としての面白さ「犯人は誰だ?」
前作以上のサスペンスや謎解きで更にダークさが増した2作目。それを表すかのように上映時間もシリーズ1で、推理についやすウエイトもシリーズトップクラスだと感じる。
「秘密の部屋」を開いたのは誰なのか?
ホグワーツの人々を石にしているのは誰なのか?
スリザリンの真の継承者とは誰なのか?
この犯人を探すいわゆる学園ミステリーが本映画のメインとなっています。
学園ミステリーの面白いところは、犯人以外の人たちの裏側を思わず覗いてしまうところです。
胡散臭さ前回のギルデロイの正体とか、ハリーの父親とも言うべきハグリッドの悲しい過去とか、次々と明らかになる真実に画面から目が離せません。
ハリーのライバル的存在のドラコは、表も裏もドラコと言った感じで、憎々しいキャラですが、同時に愛すべきキャラでもあります。
また、犯人探しの過程でホグワーツに隠された秘密が明らかになり、それがやがてハリーとの因縁の「あの人」との深い関係につながっていくのです。
本映画のオチは、後々の重大な伏線となっているので、「ハリー・ポッターと死の秘宝」を観てから、改めて見返すことで気づくことも多いと思います。
ハリー・ポッターと秘密の部屋|つまらない理由は?
出典:Yahoo!映画ほのぼのとしている展開
微妙と思った点は色々とあるのですが、一番大きいのは「長い割に内容が薄い」ことだと思います。
ストーリーの本筋は、サスペンスな感じで、なかなか面白いとは思うのですが、本筋と関係ないシーンがあまりに多すぎるので、途中でダレてしまいました。
ーレンオウパパさんのレビューより(Yahoo!映画)
ハリー・ポッターシリーズはお話を重ねていく毎にキャラクターの年齢も上がっていき、最終的には大人になり、親になるまでを描いています。
それに伴って、話はハードとなっていき、ヴォルデモートとの死闘がより濃くなっていきます。
第4作目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を境に、「死」というものを色濃く描いております。この作品である人物の死が、主人公たちに血で血を争う戦いを強烈に意識させる後のシリーズの方向性を決めた重要な作品とも言えます。
対して、本映画はやはりハリーたちが幼いです。石になるなどトラウマ的なシーンは多いものの、生死の駆け引きというスリルはやはり薄く、どちらかというとほのぼのとしている作品と言えます。
それに加えて、上映時間がシリーズ最長である2時間41分とかなり長いため、退屈に感じる人も出てくるでしょう。
ハリー・ポッターと秘密の部屋|映画は面白い?つまらない?理由は?のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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