大人気「ハリーポッター」シリーズ2作目となる『ハリーポッターと秘密の部屋』は、1作目同様、クリス・コロンバス監督により2002年に公開されました。
主人公であるハリー・ポッターがホグワーツ魔法学校2年生となり、秘密の部屋をめぐって日々起こるさまざまな困難や事件に立ち向かっていくストーリーです。
今回は、波乱の幕開けを描いていく本作に欠かせない登場人物である「ドビー」について、詳しく見ていきたいと思います!
ドビーの正体や性格、ハリーへの想いなども考察してみました。
是非最後までご覧ください。
- 『ハリーポッターと秘密の部屋』ドビーとは?
- 『ハリーポッターと秘密の部屋』ドビーと似ている妖精について
- 『ハリーポッターと秘密の部屋』ドビーがハリーを助けた理由
ハリー・ポッターと秘密の部屋|ドビーってどんなやつ?
ドビーの正体は”屋敷しもべ妖精”!
そもそも、ドビーとは一体何者なのでしょうか?
答えは、「屋敷しもべ妖精」と呼ばれる魔法生物です!
屋敷しもべ妖精はタイムスリップをしたり、「姿現し術」や「武装解除術」を杖を使わずにすることができる特殊な能力を持ちます。
なによりの特徴は、”主人に一生仕える忠誠心を持つ”こと。
無償で奉仕をする屋敷しもべ妖精の中でも、ドビーはスリザリン寮のマルフォイ家に仕えています。
主な内容は、掃除や洗濯など家事全般です。
そして、屋敷しもべ妖精は家主の服をもらうと自由になれるという特性も持っており、ドビーはいつか自分が自由になれることを願っているのです。
脅されることに慣れてしまっている
ドビーが仕えるマルフォイ家は、最恐の存在であるヴォルデモートを慕っており、親子そろって決して性格も良いとはいえません。
そして、家事全般を任せているドビーに対しても横柄な態度で接し、少しでも機嫌を損ねるようなことがあれば、ムチや棒で叩いていました。
ドビーは劇中で、
「”殺す”という脅しには慣れっこです!屋敷では、一日に5回も脅されます。」
という発言をしています。
普段の生活で脅され、罰を受け、自由がないことに慣れてしまっているドビーは、”少しでも悪いことをしたら罰を受けなければならない”と思い込んでいるのです。
ハリーや他の仲間と会話している最中でも、自分がいけないことをしたと思ったら、自分の頭を壁に打ち付けて「ドビーは悪い子!ドビーは悪い子!」と言います。
ドビーの健気さや忠実さを象徴するセリフとして、印象的ですよね。
ドビーのモチーフとなったのは…?
ドビーをはじめとした屋敷しもべ妖精は、ヨーロッパに伝わる昔の逸話や伝承に登場する妖精に特徴が似ています!
【フィギュア】
Star Ace Toysより、新商品『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のドビーが公開に!発売は来年9月ごろ。
ベラトリックスのダガー、靴下、トムリドルの日記、バジリスクの歯、エフェクトパーツが付属。https://t.co/1C8q4dJbvk pic.twitter.com/vZXMg2rJHz— HP Info Japan (@HpInfoJapan) December 29, 2016
まず、「ハリー・ポッター」シリーズに出てくる屋敷しもべ妖精の特徴を見ていきましょう!
・身長が低い
・長い鼻と指をもつ
・コウモリのような形をした耳
・テニスボールほどのぎょろっとした大きい目
では、伝承に登場するのはどんな妖精なのでしょうか?
たとえば、スコットランドやイングランドの民間伝承に出てくる家の精霊の一種・ブラウニー。
妖精ブラウニー
グレーテルのかまどhttps://t.co/KuRrdIAAvi pic.twitter.com/FtpNh2hlqS— Alice Liddell (@masakoppe) May 22, 2020
身長は1メートル弱。家主がいない間に家事を済ませて家畜の世話をする、茶色い小汚い服を着た妖精です。
ブラウニーの目的は、住む家の衣類を手に入れること。
ですが、家主がブラウニーに衣類を直接与えてしまうと家を去ってしまうそうです。
外見だけでなく、衣類に関する話も屋敷しもべ妖精の特徴とリンクしています!
そして、中世ヨーロッパの伝承に登場する妖精・ホブゴブリン。
緑と赤は彼らを示す色である、というのは有名な話ですが、青もまたそのようです。
こんな話が有ります。
ある靴屋の家には青ズボンと呼ばれる善良なホブゴブリンが住み着いていました。どうして青ズボンかというと、見かけた幼い息子の話では、青いズボンを履いているからだとか。 pic.twitter.com/UzH1eTSyfB— 高畑吉男 / Tadhg (@bardoffairyhill) October 8, 2020
少しの報酬と引き換えに家の手伝いや家事をしてくれる妖精で、毎日部屋の隅に食料などを置いておくと、必ず次の日までに家事全般をしてくれています。
性格はイタズラ好きですが、恩には恩を返すという律儀な一面も。
ですが、キリスト教の影響により人々の妖精(ゴブリン)そのものに対するイメージが非常に悪かったため、ホブゴブリンもひどい扱いを受けたようです。
性格や人間からの扱いなども含めて、ドビーなどの屋敷しもべ妖精と似ている点が多々ありますよね!
では次に、劇中でドビーがハリーを助けた動機について、考えていきます!
ハリー・ポッターと秘密の部屋|ドビーはなぜハリーを助けた?
ドビーにとってハリーは希望の光だった!
ドビーは本作で、ホグワーツ魔法学校に行こうとするハリーにあの手この手を使って阻止しようとします。
それは、ドビーに「ハリーがホグワーツに行くと危険に巻き込まれる。自分たちをひどく扱うヴォルデモートを倒せるのは彼しかいないのに!阻止しなければ!」という思いがあったからです。
ヴォルデモートに近いマルフォイ一族は、ホグワーツに降りかかる危険や災いを知っていて、マルフォイ家に仕えるドビーは話を聞いてしまったのでしょう。
そして屋敷しもべ妖精は害虫のように扱われてきた中、幼いながらにしてヴォルデモートを一度倒したハリーのおかげで少しマシな扱いを受けるようになったのです。
ですが自由は束縛されているし、ドビー自身はマルフォイ家に一生奉仕する身。
なんとか自由になるために、ハリーにヴォルデモートを倒してほしかったのではないでしょうか?
ハリー・ポッターと秘密の部屋|ドビーはなぜハリーを助けた?のまとめ
いかかでしたでしょうか?
ドビーの生態やハリーへの思いについて、お分かりいただけたのではないかと思います!
ドビーは弱々しい見た目のキャラクターでありながらも、芯の強い、健気な妖精です。
ハリーにとっては迷惑極まりない行動ばかりしていますが、どこか憎めない可愛らしさも持っていますよね。
今後のストーリーにドビーがどう影響を与えるのか。また、ハリーがどんな心境の変化を遂げるのか。想像しながら、是非10月30日の放送を楽しんでくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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