ハリー・ポッターとアズカバンの囚人には、忍びの地図と呼ばれる魔法アイテムが登場します。
ホグワーツ三年生になると、保護者の同意を得られれば決められた日にホグズミードと呼ばれる魔法族のみが暮らす村に訪れることができます。
しかし、ハリーはダーズリー家に許可証にサインしてもらえず、ひとりホグワーツ城で待たなければなりませんでした。
透明マントで村に向かおうとしたハリーにフレッドとジョージがプレゼントしたのが忍びの地図です。
今回は、その忍びの地図について紹介していきます。
- 忍びの地図の作者
- 忍びの地図の使い方
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人新キャラクター
忍びの地図とは?
忍びの地図 合言葉
忍びの地図は通常、何も書かれていないただの羊皮紙です。
「われ、ここに誓う。われ、よからぬことをたくらむ者なり」
と杖を紙に置き唱えると地図が浮かび上がってきます。
「いたずら完了」
と唱えると、地図は消え、ふたたびただの羊皮紙に戻ります。
忍びの地図の作者
ハリーがホグズミードに行くため、ロンの兄フレッドとジョージからもらう忍びの地図の詳細は映画内では語られません。
映画の尺等の都合上、省かれた原作小説に詳細な記載がされています。
忍びの地図の作者は
リーマス・ルーピン(ムーニー)
ピーター・ペティグリュー(ワームテール)
シリウス・ブラック(パッドフット)
ジェームズ・ポッター(プロングズ)
の四人です。
忍びの地図はホグワーツ魔法魔術学校のほとんどすべてをあらわにする魔法の地図です。
動物もどきであったルーピン以外の三人は自由にホグワーツ内を詮索することが可能でした。
さらにジェームズは透明マントを所有していたので、深夜に城内を詮索、地図を完成させることができました。
またこの地図には当時四人と仲が悪かったスネイプを侮辱する魔法がかけられており、スネイプに忍びの地図をひらくことはできません。
忍びの地図には、ホグワーツ内にいるすべての人の居場所が分かります。ポリジュース薬で他人になっていても、動物もどきで変身していてもその人の本名が浮かび上がります。
その特性をいかし、ルーピンは、死んだはずのピーター・ペティグリューが生きていることを知り、裏切り者は彼であることに気づくのです。
ただ、秘密の部屋、必要の部屋は地図に載っておらず、そこにいる人も当然地図には載りません。
忍びの地図の所有者
忍びの地図の所有者は
・マローダーズ(作者の四人)
・アーガス・フィルチ
・フレッド、ジョージ・ウィーズリー
・ハリー・ポッター
・バーティ・クラウチ・ジュニア(原作のみ)
J.K. Rowling and the Live Chat, Bloomsbury.com, July 30, 2007 (2.00-3.00pm BST)では
その後、ハリーの長男であるジェームズ・ポッター二世が父から盗んだとされています。
マローダーズは六年生の時に忍びの地図をフィルチに没収されます。彼らは取り返すことはできずに卒業します。
フレッドとジョージは一年生の時にフィルチの事務所から地図を盗み、暗号を解読しました。その後双子は、ダーズリー家から承諾書を書いてもらえず、ホグズミードに行けずにいたハリーに贈ります。
地図は一度、マッドアイ・ムーディに変身していたバーティ・クラウチ・ジュニアに没収されますが、取り返すことに成功したハリーは、ダンブルドア軍団の練習、ホグワーツ決戦などで使用します。
登場人物、声優は?
キャスト、声優
ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ(小野賢章)
ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント(常盤祐貴)
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン(須藤祐実)
シリウス・ブラック:ゲイリー・オールドマン(辻親八)
リーマス・ルーピン:デイビッド・シューリス(郷田ほづみ)
ピーター・ペティグリュー:ティモシー・スポール(茶風林)
アルバス・ダンブルドア:マイケル・ガンボン(永井一郎)
セブルス・スネイプ:アラン・リックマン(土師孝也)
ミネルバ・マクゴナガル:マギー・スミス(谷育子)
ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン(斎藤志郎)
シビル・トレローニー:エマ・トンプソン(幸田直子)
ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン(三枝享佑)
ネビル・ロングボトム:マシュー・ルイス(上野容)
フレッド・ウィーズリー:ジェームズ・フェルプス(尾崎光洋)
ジョージ・ウィーズリー:オリヴァー・フェルプス(尾崎光洋)
初登場キャラクター
シリウス・ブラック
魔法界の刑務所アズカバンから脱獄した指名手配犯。ホグワーツ時代友人で会ったジェームズ・ポッターとその妻リリー・ポッターを裏切り、ヴォルデモートにその居場所を教えたとされる。
しかしのちに誤解であることが分かる。ハリーの名付け親で後見人。
狼人間である友人ルーピンのために動物もどきを会得。黒犬に変身することができる。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人において、ハリーとハーマイオニーに機転で逃走することに成功し、その後ハリーを支える。
リーマス・ルーピン
ホグワーツ魔法魔術学校で闇の魔術に対する防衛術を教える。ホグワーツの学生時代は、シリウス、ジェームズ、ピーター・ペティグリューと仲が良かった。狼人間で、月に一度満月の夜に自分の意思に関係なく変身してしまう。ジェームズの子、ハリーに守護霊呪文を教える。
ピーター・ペティグリュー
グリフィンドール出身唯一の死喰い人。12人のマグルを殺し、ジェームズ、リリー夫婦を裏切った罪をシリウスにかぶせる。ねずみの動物もどきで、スキャバースという名前でウィーズリー家に長年飼われていた。
シビル・トレローニー
ホグワーツ魔法魔術学校で占い学を教えている。レイブンクロー出身。その予言はあまり当たらないが、まれに当てることがある。何かに乗っ取られたように意識を失い、本物の予言を行うことがあり、ハリーにヴォルデモートの復活、ピーター・ペティグリューの存在をほのめかした。
まとめ
ここまで忍びの地図についてまとめました。
原作では、さらに詳細に描かれており、地図の活躍の場も多いです。
ハリーの父ジェームズ達マローダーズは、当初いたずら目的で作成し、フレッドとジョージも同じく、いたずらに使用しますが、ヴォルデモートとの戦いが激化し、思わぬところで地図はハリーたちの助けとなります。
また、映画に登場する忍びの地図には一度だけ、ファンスタティック・ビースト主人公であるニュート・スキャマンダ―の名前が載っています。ニュートはホグワーツの教授ではありませんが、彼の著書「幻の動物とその生息地」はホグワーツの教科書になっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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