ポン・ジュノ監督が手掛ける「パラサイト半地下の家族」
第72回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドール賞や、第92回アカデミー賞にてアジア初の作品賞受賞という輝かしい快挙を成し遂げた作品なのですが、まさかの盗作疑惑が出ていました。
今回はこの「パラサイト半地下の家族」の盗作疑惑とストーリー構成についてまとめるのと同時にSNSの反応もまとめてみたいと思います。
- 「パラサイト半地下の家族」のパクリ、盗作疑惑について
- 「パラサイト半地下の家族」のストーリー構成
- 「パラサイト半地下の家族」SNSの反応は?
パクリ、盗作疑惑の理由は?
パクリ、盗作疑惑の発端
発端は昨年の2月17日に、インドの「MinsaraKanna(ミンサラカンナ)」という映画のプロデューサーとして知られているPLテナパンという方が「パラサイト 半地下の家族」の基本プロット(ストーリーの構成)が私たちの映画からパクったものだと主張したことから始まりました。
「すでに弁護士と話をしていて、国際弁護士を選任、告訴をするかどうかを決めているところだ」と話していました。
しかしPLテナパンは「パラサイト 半地下の家族」と「MinsaraKanna」のどの部分のプロットがパクったものか詳しく言及することなく「韓国の映画製作者がタミル語映画の製作者らに対して訴訟を提起した事例がある」とだけ話をしました。
そして「MinsaraKanna」の演出をした監督のラビクマール氏は「パラサイト 半地下の家族は見ていないが、20年前にぼくたちが書いていたストーリーがアカデミー賞を受賞したことはうれしい」と言っていたというのです。
「MinsaraKanna(ミンサラカンナ)」はどういうストーリー?
1999年に公開された「MinsaraKanna(ミンサラカンナ)」ですが、一体どういったストーリーなのでしょうか。
ストーリーを簡単に紹介します。
カナンという若い男性が裕福な女性と恋に落ち、その家の直属の運転手になって、彼の家族たちも使用人や料理人として働くといったストーリー構成になっています。
愛を勝ち取るために自分自身の身分を偽って恋に落ちた女性の家で働くといったストーリーに主軸を置いているお話なのですね。
さて、ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」は一体どういったストーリー構成なのでしょうか。次の見出しで紹介したいと思います。
「パラサイト 半地下の家族」のストーリー構成は?
ストーリー構成を解説
家族全員が失業者であるキム一家の長男ギウはある時、大学生の友人のミニョクから「自分が留学している間、自分が家庭教師をしていて好意を持っている生徒の家庭教師をギウに頼みたい。他の大学生だと信用できないし、何よりお金持ちだからいいバイトになるぞ」と話を持ち掛けてきます。
IT企業の社長のパク一家の豪邸に家庭教師として認められて、初日に早くもパク家の娘のヨンギョに気に入られ、母親の信頼を勝ち得たギウはパク家の幼い長男のダソンにちょうどいい美術の家庭教師がいるから紹介したいと話を持ち掛けます。
母親が会ってみたいというのを聞きギウは妹のギジョンを連れて行きます。ギジョンも予備校に通うことは出来ないが美大に行きたいと願う高スキルの持ち主なのですんなり信用されます。
母親の信頼を得たギジョンはパク家の専属運転手にワナをしかけ、今度は父親のギテクをベテラン運転手として紹介をしてギテクも信頼を得ていき、最後は家政婦にワナをしかけて解雇させて、会員制のメイドサービスを紹介するといって母親のチュンスクを招き入れ家族全員がパク家に寄生(パラサイト)するのです。
そして寄生(パラサイト)した家族と、裕福な家族を取り巻く歯車が狂いだし…怒涛のストーリー後半に続いていくのです。
2つの映画の似ている点と違う点
さて、2つの映画について簡単にストーリー構成を説明させていだたきましたが、改めてまとめてみると…
といったストーリー構成になります。
比べてみると導入部分はなんとなく似ている気もしなくもないですが、ストーリー主軸の部分を見てみると愛を勝ち取るために身分を偽り愛する人の家で働くという話と、貧しい一家が裕福な家庭に寄生していきトラブルが起きてしまうという話とでは全然違う構成になっていると言えます。
「パラサイト 半地下の家族」のメインのストーリーの主軸は「富裕層と貧困層から垣間見る格差社会の問題提起」だと思います。愛する人のそばで働くというストーリーとは違いますよね。
パクリや盗作疑惑が出る作品にはバレないようにパクるタイプと、流行ったものに似せてその人気にあやかるタイプの2種類になると思います。
この「パラサイト 半地下の家族」と「MinsaraKanna(ミンサラカンナ)」のストーリー構成に関しては確かにストーリーの始まりから流れは似通っているところがないとは言い切れませんが、私はバレないようにストーリーを似せたとかはないと思いました。「MinsaraKanna(ミンサラカンナ)」が公開されたのも1999年なので人気作品にのっかるような形でもないですよね。
パクり・盗作疑惑に対するSNSの反応は?
Twitterの反応は?
アカデミー賞で「作品賞」に選ばれてなかったら黙認されてるやつだね!
そもそも今の時代はどんな映画作っても何かと被るよ!指摘するなら公開日にやれよ!
— 有村 聖夜 (@PhwdYfnd8PMNFf8) February 19, 2020
パラサイトを盗作で訴えるとかいうインド映画
Youtubeにフルで上がっている
1ミリも似てない
これが似てると言うんならスター・ウォーズやタイタニックにさえ似てるねコメントを見ると、世界中から、ポン・ジュノの名声に寄生したいのか?と非難の声
Minsara Kannahttps://t.co/yQJ0fdCLHW
— oocami (@OocamiInfo) February 18, 2020
映画パラサイトに盗用疑惑!?
20年前の作品のパクリとニュースが・・・・・#パラサイト半地下の家族 #韓国#盗用#疑惑#ニュース— 代行グルメサポート (@ninnkigurumeot1) February 19, 2020
パラサイトの盗作疑惑でパラサイトも件のインド映画も見ずにただ韓国叩きたいだけの人々がウキウキしてるのにちょっとげんなりしてるんだけど、これは韓国どうこうというよりカメ止めと同じで「ヒットし過ぎるとこの手のトラブルが増える」みたいな話だと思うんですよね
— シン・タチバナ (@tcbn_sn) February 19, 2020
『ミンサラカンナ』が『パラサイト』に似てる盗作されたっていうならミンサラカンナは更に63年のジョセフ・ロージーの『召使』辺りからインスパイアされたんじゃないの?って思っちゃう。パラサイトのあらすじ聞いた時に召使浮かんだしきっと探したら似たようなのあるから言い出したらキリがないよね〜 pic.twitter.com/JMCufZHxOv
— あかいあか (@akaka099) February 19, 2020
以上のような反応が見つかりました。
全然似ていない!や、公開日に言うべき!といった声がありましたね。
確かにもし本当にパクリ盗作として問題があったのなら様々な賞を受賞して話題になる前に訴えてもよかったのではないでしょうか?
そして監督も見ていないとのことだったのでせめて見てから盗作かどうか発言して欲しかったな、話題づくりのためだったのかな、なんて思ってしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
例えパクリ盗作があったとしても「パラサイト 半地下の家族」は間違いなく面白かったです。
前半パートの寄生(パラサイト)するまでのストーリーと、後半の空気感がまるっきり変わるドキドキハラハラするようなストーリー構成はうまく出来ているな、と感心してしまいました。
ラストの終わり方も賛否あるかもしれませんが私は面白かったと思います。
人気になったアーティストや漫画、映画などよくこういったパクリ盗作問題みたいな話題が出てきますよね。
作品としては面白いので、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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