スティーブン・セガールといえば、アクションであり、「沈黙シリーズ」でもおなじみでしょう。
彼は幼少期から空手や合気道、剣道、太極拳などの格闘技をしていたり、テキサス州の保安局で執行官を務めたりしているためか、体格も良くワイルドな、まさにアクション映画に最適な俳優です。
彼の主演作品には「沈黙シリーズ」はたくさんあるように思いますが、本当の「沈黙シリーズ」は、「沈黙の戦艦」とその続編の「暴走特急」だけです。
「沈黙の戦艦」は90年代の日本で大ヒットしていた漫画にあやかって原題にはない「沈黙」という言葉をつけたタイトルになったそうですが、なぜかこの作品がヒットして以降も原題に関係なく、彼の主演映画は「沈黙」のタイトルをつけられたようです。
その「沈黙シリーズ」の一つであり、マインド・コントロールをテーマにした「沈黙の追撃」を今回は紹介していきます。
1.沈黙の追撃 ー あらすじ
ウルグアイで発生した事件のために潜入したアメリカの特殊部隊が任務を失敗し、捕虜となってしまった。
強制的に恐怖の映像を脳内へ焼き付け、人を操るマインド・コントロールを駆使する秘密組織が、ウルグアイのダムの地下に存在しているとアメリカ政府は予想していた。
その秘密組織で捕虜たちがマインド・コントロールを受け、スパイとして入国してこないよう暗殺しておきたい考えの政府と軍は、元海軍で収監中のコーディと仲間たち、チャペルという元女性海兵の10人を向かわせた。
しかしマインド・コントロールのことを知っていたのは、チャペルだけでした。
10人は、ダムへの潜入と敵の潜水艦を乗っ取るグループに分かれ、作戦を開始する。
捕虜を助け出し、潜水艦に乗り込み移送していると、目覚めた捕虜たちの様子が何かおかしいと思い、コーディはどういうことかチャペルに問いつめる。
すると彼女はマインド・コントロールの話をし、救い出した捕虜の4人がマインド・コントロールされていると気づく。
計画の目標を首謀者のレイダーに変更したが、その間も捕虜たちが暴れ、コーディと仲間が一人ずつ襲われていく。
危機を逃れてなんとか生き残ったコーディだったが、彼の仲間たちは殺され、チャペルを合わせて残り5人でレイダーの元へ向かうことになった・・・
2.沈黙の追撃 ー 感想・評価・考察
序盤で激しい銃撃戦が始まり、ガンアクション多めの作品になっています。
セガールの合気道のアクションが少なめなので、彼の得意なバトルシーンをもっと見たかったところです。
それでも本編にあまり関係のない黒人の大男を軽々とボコボコにするセガールは強すぎますが。
登場人物が多くて、誰が誰だったかわからなくなってしまいますがほとんどは殺されていき、ダム爆破や戦車でのバトル、市街地のカーチェイスなどのアクションが派手なので、スピード感もあり迫力があるストーリーでした。
オペラでの要人暗殺阻止シーンは緊張感もあり、見どころかと思います。
それと、テーマとなっているマインド・コントロールは、やはり怖いものだと思わされます。
映画の最後、すべて解決しめでたしめでたし・・・とはいきません。
チャペルの目には、何度もマインド・コントロールの映像が写り、彼女も実はマインド・コントロールを受けていたとわかります!
一緒に戦ってきたのに、ゾッとします。
#沈黙の追撃 #サタシネ
ボスが同情無しで見られる極悪人
裏切る軽薄な身内、次々脱落する有能な部下
エキゾチックな白人以外の美女
無駄に含みをもたせて続編なしのオチ
日本で大流行した沈黙シリーズの良いとこ取り— コロナ後の新世界楽しみ⛅ (@Tanosimi3500) April 18, 2020
「沈黙シリーズ」を観ることを「沈黙中」と言うのですね
3.沈黙の追撃 ー まとめ
スティーブン・セガールもしくは「沈黙シリーズ」のファンからすると、あまり彼の特徴を出せておらず、いつもの作風と違うと感じるかもしれません。
今回はマインド・コントロールを扱っているためか、セガールの出演作品としてはアクションシーンが少ないようですが、あまり観てこなかった人からみれば、十分に楽しめるのではないかと思います。
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