ある画家の数奇な運命|映画は面白い?つまらない?理由は?

 

2020年2月に公開された映画『ある画家の数奇な人生』。

映画のモデルとなっているのは美術界の巨匠、ゲルハルト・リヒター。ナチス政権下で生きた彼の激動の半生について描かれた人間ドラマです。

監督を務めたのは、アカデミー賞外国語映画賞を受賞したことのあるフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナー監督。今作も第91回アカデミー賞の外国語映画賞と撮影賞にノミネートされ、世界からも注目を集めています!

また、出演キャストも実力のある俳優たちを数多く起用しており、その演技力も高く評価されています。

今回は、映画『ある画家の数奇な運命』は面白いのか?つまらないのか?理由とともに紹介していきます。

 

この記事で分かること
  • 「ある画家の数奇な運命」面白い理由
  • 「ある画家の数奇な運命」つまらない派の理由
  • 「ある画家の数奇な運命」面白い?つまらない?のまとめ

ある画家の数奇な運命|面白い理由は?

ある画家の数奇な運命

出典:映画.com

 

見飽きないストーリー!

・長尺も気にならないくらい作品に没頭できた!

・真実を芸術として表現する姿が圧巻。あっという間の3時間だった。

・半生が丁寧に描かれており、映画に夢中になれた。

映画の上演時間はなんと3時間超。
1時間半~2時間程度の映画が多い中で3時間の上演は圧倒的に長時間作品と言えますが、その尺が気にならないほど映画に夢中になれたという声が多くあげられていました!

少年時代から大人になるまで、主人公のクルトという人物を作り上げていくこととなった様々なエピソードが丁寧に描かれており、長尺になるのも納得のボリュームです。

しかし、芸術家としてのクルトの生きざまと、彼の人生に大きくかかわっていたナチスの政策の2つの観点から描かれていることによって、見飽きないストーリーが高く評価されているようです。

ゲルハルト・リヒターを知るきっかけになった

・「映画の中で何が真実で何が創作かを明かさない」というリヒター本人の意見に深く考えさせられる映画だった。

・映画を観終わったあと、リヒターの作品に興味をもった。

・今までリヒターを知らなかったけれど、作品をもっと知りたいと思えた。

 

映画を製作するにあたって、リヒター本人が監督へ伝えたことが、「映画の中で何が真実で何が創作かを明かさない」ということだったそうです。

彼の本当の過去も描かれているし、映画としての創作も含まれている。その観点から観てもとても興味深く、この映画すらリヒターの芸術の一部なのでは?とまで評価されています。

映画の中で、クルトが芸術へ興味をもつきっかけとなった叔母が語る言葉は「目をそらさないで見て。真実はすべて美しい」というもの。

彼の信念のようなものも、映画で感じることができるのではないでしょうか。

映画の中で最も印象に残った台詞としてあげられていたのも、この言葉でした。

また、映画の後半、個展の場が描かれますが、そこで展示されているのはリヒター本人の初期の作品たちでした。以前からのリヒターの作品のファンの方たちだけではなく、この映画でリヒターの作品を知ってファンになったという方も多かったようです。

ある画家の数奇な運命|つまらない理由は?

ある画家の数奇な運命

出典:映画.com

 

上演時間が長すぎる!

・様々なエピソードやそれに関する伏線が全てきっちり説明されるので、理解する量が多く少し疲労感。

・やたらと裸で抱き合っているシーンが流れていた気がする

 

面白かった派には評価されていましたが、やはりつまらなかった派の意見でも、この映画の上演時間の長さについて意見が上がっていました。

芸術家の半生というだけあり、キャンバスに向き合うシーンも多く描かれていますし、妻となるエリーとの出会いから結婚までも丁寧に描かれています。

クルトがその後どうなるのか?各エピソードであまりに丁寧に描かれていたので、先が気になって早く次のシーンに進んでほしかった!という声が多かったようですね。

 

芸術家としての感情に共感しにくかった?

・クラクションの音にうっとりとする場面がよくわからなかった

・芸術家として目覚めていく姿は痛快だが、芸術を理解するのは難しいと思った

 

クルトが芸術家として目覚めていく姿や、キャンバスに絵を描いていくシーンについて、その内容やクルトの感受性についてちょっと理解が中々追いつかなかった・・・という意見もありました。

好きな音楽が人それぞれ違うように、やはり好きな芸術についても好みは分かれてきてしまうのは仕方がないことかな・・・?と思いました。

 

ある画家の数奇な運命|映画は面白い?つまらない?理由は?のまとめ

 

いかがでしたでしょうか。
面白かった人の意見も、残念ながらつまらなかったといった人の意見もとても参考になりました!

実在するモデルとして巨匠リヒターを取り上げつつも、当時のナチス政権化の様子も描かれており、観た人の印象に強く残る作品ということがわかりました。

圧倒的に多かったのはやはり面白かったという高評価の意見です。世界から評価されている新たな傑作を、是非皆さんも観てみてくださいね。

 

以上、ある画家の数奇な運命|映画は面白い?つまらない?理由は?についてご紹介しました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

コメント

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