名探偵コナン天国へのカウントダウン|灰原の計算式に矛盾点はある?ラストシーンを考察!

連載1000話を超え、日本国内のみならず海外でも大人気を誇る探偵漫画「名探偵コナン
劇場版は22作品にも上って公開され、その人気ゆえに年々興行収入が伸びています。

劇場版シリーズ5作目「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」2021年4月23日に日本テレビ系列「金曜ロードショー」で公開されることが決まっていますね!

この作品のラストシーンに灰原が難しい計算式を出してコナンが叩き出した答えから、コナンはビルからビルへと車で飛び移る!といった手に汗を握る衝撃的なシーンがあります。

今回は、そのビルからビルへと飛び移る為に灰原が出した計算式の矛盾について紹介していきます。

 

この記事で分かること
  • ラストシーンをネタバレ
  • 灰原の計算式に矛盾点はある?

ラストシーンをネタバレ

 犯人の正体は?

ツインタワービルの外へと脱出した蘭とコナンは、園子と毛利小五郎と合流をします。
灰原たちが犯人と一緒にツインタワービルに残されていることに気付くと、コナンはいそいで中へと戻ります。

コナンは少年探偵団のみんなを屋上へと向かわせ救助を待つように指示をすると、灰原とともにパーティー会場に向かいます。そこにはコナンが予想した通りに、犯人の如月がいて、自ら手掛けた富士山を眺めていました。
コナンは如月に自分の推理を話すと、灰原は二つ目の犯行は如月のアリバイがあることに気付きます。つじつまが合わないことをコナンに伝える灰原。

二つ目の犯行は如月ではないことがわかったのです。原の家にたまたま訪れた際、彼が死亡しているところを発見した如月は、自分のアリバイを作るために猪口を残して帰ったのです。如月が行った犯行は、1つ目と大木と社長の3件でした。

原を殺害したのがなんと黒の組織のジンだったのです。
原は黒の組織に所属していたノックという一般人でした。黒の組織の情報をなんらかの形で知ってしまったために殺害されてしまったのです。

如月は原が黒の組織の人間だったことも、どうして殺害されてしまったのかも知る由もありませんが、如月がその殺人現場に残してきた猪口は犯行の動機として表現するためだったのです。

富士山を愛していた如月にとって終の棲家と決めていた家。
それは富士山が真正面から臨めるように特別に設計されていたものだったのですが、ツインタワービルが建設されてしまったために、如月の家から愛してやまない富士山がまるで真っ二つに割れて見えてしまう様になってしまったのです。

 

 パーティー会場からの脱出方法

如月は全ての犯行を認め、パーティー会場での最期を迎えようとしていましたがコナンが放つ麻酔銃によって眠ってしまいます。コナンと灰原はツインタワービルから如月を連れて脱出しようと決意します。しかしそこでエレベーターを監視していた黒の組織のジンとウォッカがビルの中に灰原がまだいると踏んで屋上まで爆破をかけるのです。

脱出経路として考えていた屋上まで爆破されてしまったコナンたちは、火災を避けてパーティー会場へと戻ることになります。コナンはなんとか脱出するためには毛利小五郎が景品として当てた高級車を使用するしか他にないと考え、その高級車を使用してツインタワービルのB棟の屋外プールで飛び込んで脱出しようと考えました。
灰原とコナンは計算をしましたが、爆発に合わせて爆風の衝撃で飛ぶしか方法はないと答えを出したのです。

 

 脱出の時!

灰原はコナンと少年探偵団たちを車に乗せ30秒前までカウントすると言います。歩美の30秒ぴったりを言い当てられる特技に懸けたのです。

灰原はカウントダウンを始めると、コナンは車のトランクを開け運転席へと乗り込みますが、カウントを終えても灰原が車に乗車してきません。灰原は自らの命を張ってでも子どもたちを助けようとしていたのです。

もう我慢出来なくなった元太が灰原のもとへ駆け寄ると灰原を抱え車に乗り込みます。灰原は亡くなった姉のもとへ行きたがっていたのですが、元太は一向に聞き入れませんでした。

歩美が30秒数え終えるとコナンは車を発進させ、B棟のプールへと飛び出していきます。なんとか無事にプールへと着水し、全員が助かりました。

そこへ駆けつけていた警察に如月は逮捕され連行されていきます。毛利小五郎は景品の高級車がプールに儚くも沈んでいくのを見てショックを受けたのでした。

灰原の計算式に矛盾点はある?

 灰原の計算式・高低差のある隣の建物に飛び移る方法

灰原がラストシーンで出した計算式は、高低差のある隣の建物に移動する際、必要な速度を出すための落下時間をも併せて考えたものです。

2秒で60メートル落ちなければいけない場合、1秒で30メートル進むのと等しいと考えると30m/sec(1秒につき30メートル進む)となり時速108kmを出さなくてはなりません

そうすると計算式では、

√2s/g
T=落下時間(秒) g=重力加速度 9.80665m/secの2乗
S=落下距離 20M を表すのです。

そしてこれを代入すると、

√2s/g
2×20/9.80665
40/9.80665=2.02
となり、答えが2.02秒となるのです。

車がある部屋で、この速度に至るまで加速するには距離がないために灰原が計算した後、コナンは爆弾を爆発させる衝撃を利用して加速しようと答えを出すのですね。

何やら小難しい…と思われがちな計算式ですが、
基本である「速度/時間/距離」の求め方に忠実なものなので、
灰原は小学校5年生くらいで習ったことの延長上にあるものでわかりやすく計算式を出していたというわけです。

しかし、この計算方法には空気抵抗などは配慮されていないため、仮に空気抵抗があった場合は速度は落ちるのではないかという矛盾が生じてしまうのです。

 原作者 青山剛昌さんのこだわり

この作品のパンフレットにのっている情報では、監督を務めたこだま兼嗣さんの弟さんが機械関係の設計者をしているそうで、この作品を作る際に協力をしてもらったそうです。

また青山剛昌さんのお兄さんは科学者をしているそうで、絵コンテの段階で計算式を見てもらうと実際にその場で計算をして「合ってるよ」と太鼓判をもらったそうです。

この脱出のアイディアは青山剛昌さんなのですが、まさか計算式までも考えて出していたとは驚きですよね!

 

まとめ

 

いかがでしたか?

灰原の計算の速さもさることながら、さすがは新一(コナンくん)
天才的な計算力と、爆発を利用するという無謀でもあり勇敢でもあるとんでもない行動力ですよね!
何度見てもドキドキハラハラさせる展開に多少の矛盾も忘れされてくれること間違いなしです!

私は今作のヒロインは蘭姉ちゃんではなく灰原と歩美ちゃんだと思います。
熱い友情と団結力でピンチを切り抜ける、とっても面白い作品ですので是非ご覧になってみてくださいね!

https://twitter.com/hulu_japan/status/1245002914373832706?s=20

 

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以上、名探偵コナン天国へのカウントダウン|灰原の計算式に矛盾点はある?ラストシーンを考察!についてご紹介しました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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