運悪く砂漠の中心で事故を起こし、生き残った男女が愛やお金、欲望をめぐってくりひろげるスリラーアクション映画『インターセクション』。
『トランスポーター』シリーズや1990年公開の『ニキータ』を手掛けたリュック・ベッソンさんが制作を手掛け、デビット・マルコーニ監督によって2013年に公開されました。
あまり世間で知られていない映画ではあるものの、1秒たりとも見逃せないストーリー展開や個性豊かな登場人物が魅力の作品です!
今回は、2020年11月5日(木)13時35分~「午後のロードショー」で放送されることに先駆け、登場人物からあらすじネタバレ結末、使用されている音楽についても詳しく見ていきたいと思います!
是非最後までご覧ください。
- 「インターセクション」の登場人物一覧
- 「インターセクション」のあらすじ・ネタバレ結末
- 「インターセクション」で使用される音楽について
予告動画
登場人物(キャスト)一覧
主な登場人物キャスト一覧
役名 | 出演者 | 日本語吹替 |
スコット・ドーラン | フランク・グリロ | 浜田賢二 |
テイラー・ドーラン | ジェイミー・アレクサンダー | 斎藤恵理 |
サレイ | ロシュディ・ゼム | 松本大 |
オードリー | マリ=ジョゼ・クローズ | 慶長佑香 |
オマール | ムーサ・マースクリ | 三浦博和 |
あらすじは?
ハネムーン中に起きた事故と重なる思惑
物語は必然とも偶然とも言えぬ事故から始まります。
スコットとテイラーは、結婚したてのラブラブカップル…ではなく、テイラーは愛人のトラビスがいながら富豪であるスコットと結婚し、ハネムーンでトラビスと共謀しスコットを殺す計画を立てていました。
ハネムーンの場所に選んだのはモロッコ。
砂漠の峠を目指しスコットが車を運転しますが、途中、トラビスとカーチェイス状態になり、運悪く他の車を多数巻き込んだ事故を起こしてしまいます。
複数の死者を出すほど大きな事故になりますが、最終的に生存者として確認できたのは、スコットとテイラー、トラビスに加え、赤ちゃんを抱いた女性・オードリーと、護送中の犯罪者・オマールの5人。
そして、砂漠の中心で事態を把握できず混乱する5人のもとへ、通りすがりにバイクが壊れ、自身を”修理屋”だと名乗るサレイがやってきます。
サレイが来たことにより車での脱出ができる可能性が浮上しますが、それぞれの思惑が交差し衝突を繰り返すスコットたち。
そして、サレイが壊れた車の中から大量のダイヤモンドを見つけた時、人間関係とともに事態は思わぬ方向に進んでいきます。
お金や愛、欲望にまみれた男女が出す答えとは――――?
ネタバレ結末は?
それぞれの結末…
砂漠からの脱出直前、身勝手な行動をとったオマールがトラビスを銃で撃ち、そのオマールはサレイに撃ち殺されてしまいます。
そして砂漠の中心で犠牲者を増やし、サレイ、スコット、テイラー、オードリーと赤ちゃんは近くの村に向かいました。
別の車を調達し、乗り換えるため一度車を降りたスコットたちでしたが、テイラーだけは何も言わず、足早にどこかへ行ってしまいました。
浮気されたことも知っており、トラビスを金で買い取ってテイラーを騙していたスコットは、「もういい、行こう」とテイラーを置いてホテルまで向かいます。
ですがサレイとオードリーに別れを告げ、ホテルに戻ると、なんとテイラーが先回りして金庫を開け、中身を持ち出していたことがわかったのです。
一方、サレイはオードリーと赤ちゃんを乗せ、路地裏の家まで送ります。
オードリーと男性が合流し一件落着と思いきや、オードリーが「サレイはダイヤを持っている」と告げ口していたため、男性はサレイを背後から襲い、ダイヤを奪って殺そうとします。
間一髪のところでサレイは助かり、オードリーと男性の前から姿を消しますが、今度は男性がイスラム服を着た何者かに銃で撃たれてしまいます。
男性を撃ったのは、オードリーと結託したテイラーだったのでした。
しかし、テイラーは突如現れたサレイに殴られ、気絶。そして逃げようとするオードリーを追って銃を突きつけ、「本当のことをすべて正直に話せ」と言います。
実はサレイは、オードリーがさらった赤ちゃんの母親の恋人であり、その女性を半殺しにされたことへの復讐心と、赤ちゃんを取り戻すため、モロッコの砂漠へやってきていたのです。
泣きながら謝るオードリーを撃ち殺そうとしていたサレイでしたが、赤ちゃんの泣き声を聞いて撃つのをやめ、警察に引き渡すことを決めます。
そのころ、逃げるテイラーを追跡していたスコットは、テイラーが歩いているところに変装したうえで近づき、紙袋越しにナイフを突きつけ、「俺のことを一度でも愛していたか?」と聞きます。
それに対しテイラーは「愛していたわ。でもあなたに飼い殺されて死にたくなった。あなたと一緒にいるくらいなら死んだほうがマシよ」と言い、スコットに刺殺されてしまうのでした。
別人の変装をして身を隠したスコットは、観光客にまぎれバスに乗り込みます。
そして、オードリーを警察に引き渡し、赤ちゃんを抱きながら事情聴取をされているサレイと目が合い、お互い目配せをして別れるのでした――。
音楽、曲、サントラは?
リチャード・ホロウィッツによるサントラ
今回、本作のサウンドトラックを担当したのは、映画の音楽を数々担当しているアメリカ出身のリチャード・ホロウィッツさんです。
「1 11* no dial 01-13-02-09 TNC.mp3」をはじめ、全27曲が収録されています。
緊張感漂う曲から迫力ある曲まで、聴けば映画のワクワク感を蘇らせてくれるサウンドトラックです!
また、リチャード・ホロウィッツさんは、2020年5月1日から公開されていた映画『ハウス・イン・ザ・フィールズ』の音楽も担当されています。
本作とはまた違う、自然を感じられる仕様になっています。興味のある方は是非そちらもチェックしてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本作の冒頭部分で出る事故のシーンは、視覚効果などを使ったわけではなく、一眼レフカメラで撮影されたものなんだそうです。
アクションがメインの映画ではありませんが、実際の映像だと思うと制作スタッフの気合や迫力を垣間見ることができますね!
公開当初は脚本に一貫性がないとして批判を浴びた本作ですが、
個人的には時に残酷な、人間らしいキャラクターたちと予想ができない展開にドキドキハラハラして、考えすぎずに楽しめる作品です。
是非午後のロードショーでも、音楽などに注目しながら観てみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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