お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣がプロデュースした、大ベストセラー絵本をアニメ映画化した映画「えんとつ町のプペル」が、2020年12月25日に公開されました。
伊藤計劃原作の「ハーモニー」で演出を務めた廣田裕介が監督を務め、イラスト・着色・デザインなどを3人のクリエイターが分業体制で仕上げた大ベストセラー絵本をもとに描かれた本作は、果たして面白いのか…見た人の感想も気になる作品ですよね。
今回は、映画「えんとつ町のプペル」が泣けて面白いのか、それともつまらないのかについて紹介していきます。
- 「えんとつ町のプペル」の泣けて面白い理由
- 「えんとつ町のプペル」は海外でも反響を呼んでいる?
- 「えんとつ町のプペル」のつまらない、面白くない理由
泣けて面白い?
アニメーション技術と出演者の演技が素晴らしい
原作の絵本は短い物語となっているが、3人のクリエイターが総力を結集して作ったアニメーション技術は素晴らしいと高評価でした。
メルヘンな世界観に、手に汗握るトロッコを使ったダイナミックなアクションシーンもあって、大人も子供もドキドキワクワクして楽しかったようです。
さらに冒頭のミュージカルシーンも最高で、そんなメルヘンな世界観・ダイナミックなアクション・ミュージカルシーンも含めた作品の背景・美術が、大変美しく描かれていて素晴らしかったという意見が多く挙がっていました。
さらにプペルたちに声をあてる俳優・窪田正孝をはじめとする、出演者全員の演技が素晴らしく、皆が皆そのキャラクターにピッタリ合った声と演技をしていたと高評価でした。
キャラクターの声優さんたち
主なキャラクターと声優の方たちは…
・主人公のルビッチ/芦田愛菜 空の上には星があると信じている少年
・プぺル/窪田正孝 ごみの中から生まれた人間
・ローラ/小池栄子 ルビッチの母親
・ブルーノ/立川志の輔 ルビッチの亡くなった父親
・アントニオ/伊藤沙織 ルビッチの友達でいじめっ子
・スコップ/藤森慎吾 話好きな鉱山泥棒
このような有名で実力派の俳優さんたちでした。
プペル役が窪田正考さんだったのも驚きでしたが、ガキ大将的なアントニオ役が女優の伊藤沙織さんだったのもさらに驚きでした。
純粋なルビッチ役の芦田愛菜さんやローラ役の小池栄子はキャラクターと合っていましたし、スコップ役の藤森慎吾さんもいいキャラでした。
このキャラクターたちのセリフはやばい、泣ける、よかったと反響を呼んでいます!
キャラクターのセリフに心揺さぶられて泣ける
そこかしこから上がる黒い煙に覆われた町で、親を亡くした少年・ルビッチがゴミ人間・プペルと出会う物語となっている本作は、ルビッチやプペルたちキャラクターが何かに向けて頑張っている姿と、彼らが放つセリフに心揺さぶられたファンが多かったです。
特に何か新しいことをしようとする叩く世の中で、正しいことが言えないもどかしさを抱えながらも、「そんなのおかしい」「ぶちやぶるんだ」と言えるプペルたちの心の強さに、胸を打たれたのでしょう。
プペルたちと同じように、誰かに批判されても諦めずに頑張ろうと必死にもがいている人にとって、それらのメッセージは心を揺さぶられ、勇気を与えられました。
それと同時に、自然と涙が流れ、号泣するほどに泣けたという声が多く挙がっています。
年齢問わず楽しめる面白さと感動があって最高だった
本作の内容は、誰が見てもとても分かりやすいように描かれているようです。
したがって大人だけではなく、子供が観に行ってもスッと本作の世界観に溶け込んでいけるので、プペルたちが巻き起こすアドベンチャーなシーンが楽しかった・面白かったという意見が多く挙がっています。
子供だけでなく、大人も一緒に見て楽しめるアドベンチャーやアクションシーンもあれば、登場人物に感情移入して泣ける要素も盛り込まれているので、「面白くて泣ける映画だった」と高評価を得ているのです。
海外の反応は?
「えんとつ町のプぺル」の絵本は海外向けの翻訳版もあり、パリのエッフェル塔で開催された光る絵本の個展は地元メディアの取材が殺到して反響を呼びました。
西野さんはこの映画をディズニーを超えるを目標に世界進出したいと熱望しています。
台湾での公開が決まってたこの映画は、今後は世界中で公開されていくことでしょう。
海外でも公開され、どのような反響を呼ぶのか気になります。
つまらないし気持ち悪い?
内容が薄すぎてつまらない
本作の映像技術は素晴らしいのに、肝心の内容が薄っぺらすぎてつまらないという意見が多かったです。
ありきたりな話ばかりを詰め込み過ぎた内容に、原作者である西野亮廣のゴリ押ししてくる感じが伝わってきて、徐々に気持ちが冷めてしまってつまらなく感じてしまった人が多いのが、低評価の理由ですね。
西野亮廣が作品を通して、観客やファンに色々伝えたい事があるのだろうが、それを詰め込み過ぎてしまったのか、やたらと伏線や考察の部分が多く描かれてしまいました。
その部分を感じ取ってしまえば、せっかく映像と声優陣の演技が素晴らしいだけに、物語を素直に楽しむことが出来なくなってしまいますね。
音楽が残念だった
エンターテインメント映画のような音と迫力がある本作は、子供も大人も楽しめる作品となっています。
そして、キャラクターの声にあった俳優やお笑い芸人らが演じていることで、さらに物語を盛り上げ、観ている人を楽しませてくれているのです。
しかしその一方、映画全般的に、流れている音楽がどれもダサかったという意見もありました。
せっかく物語の内容や演技が素晴らしくても、流れる音楽が悪ければ低評価になってしまうのも頷けますね。
メッセージ性が強すぎて鳥肌立つほど気持ち悪い
原作者である西野亮廣の、作品を通じて観客に伝えたいという思いが込められたメッセージ性が強すぎて、押し付け感があるのもそうだが、場の空気を無視した西野亮廣のサロンメンバーによる賛美の拍手が気持ち悪く感じたファンもいました。
確かに、押しつけがましいメッセージ性の強さを感じてしまうと、素直に物語が楽しめないばかりか、まるで信者に演説する教祖のように感じてしまいますよね。
それに、西野亮廣は「ディズニーを倒す」と豪語していたこともあってか、自らアンチを作っていくところなどの人間性も垣間見えてしまい、余計に気持ち悪く感じてしまったファンが多かったです。
多くの名作を世に送り出してきたディズニー自身、そんな言葉も言わないのに、勝手に映画化したぐらいで敵対視されてしまっては、嫌な思いを感じる人がいても不思議ではありませんよね。
面白くなさそうのツイートが多い
不思議だなぁ。
「俺はえんとつ町のプペルなんて映画は絶対に見ねぇぞ!」
こんなにも「見ない宣言」する映画に初めてあったなぁ。
注目の代償ですね。
美人は性格悪いに違いない思考に似てる#美人は性格いい人が多い#かめぴょん統計#キンコン西野
— かめぴょん@おもしろラジオDJ (@kamepyon529) January 26, 2021
そもそも映画を見ていなくて、西野さんを良く思わない人たちが「つまらなそう」「見ない」と言っているところもあるようです。
また、原作の絵本「えんとつ町のプぺル」がベストセラーになったこともあり、映画化はTVやSNSでの告知もよく目にしました。そのため興味のない人などは不快に感じたかもしれません。
まとめ
さて、映画「えんとつ町のプペル」が面白くて泣ける理由とつまらない、面白くない理由について、ご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
映像技術や声優陣の演技が素晴らしくて高評価な一方、作者自身の人間性が垣間見えてしまったことで気持ち悪く感じてしまい、ありきたりな内容を詰め込み過ぎてつまらないといった低評価だった意見もありましたね。
この映画はこれから世界に向けて挑戦を始めます。海外での反響も気になる作品ですね!
この記事を読んでみて、映画「えんとつ町のプペル」を見るとどう感じるのか、ぜひ劇場に足を運んで確かめてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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