今年2020年4月、アメリカ発の映画スタジオA24の最新作品「WAVES(ウェイブス)」が公開されました。
A24といえば、「レディ・バード」や「荒野にて」、最近の作品では「ミッドサマー」などを生み出した、斬新かつアーティスティックなヒット作品を数多く手掛けている唯一無二の映画スタジオです。日本では特にここ数年で急速にその名が広がってきています。
そんなA24による最新作「WAVES」は、「ミュージカルを超えた”プレイリスト・ムービー”」というキャッチコピーを謳っています。
とある兄妹に起きたできごとを通して、若者たちの抱える苦悩や、家族の愛の物語が色鮮やかに描かれているこの作品。その主役とも呼べるのは、ずばり「豪華アーティスト陣が手掛ける31の名曲である」と制作側も言い切っています。
そもそもの脚本が、トレイ・エドワード・シュルツ監督が作った楽曲のプレイリストを元に書かれているということで、「ある意味でミュージカルのような作品」と彼自身も語っているそうです。
今回この記事では、映画WAVES/ウェイブスの曲(音楽、主題歌、挿入歌、劇中歌)は?について紹介していきたいと思います。
WAVES/ウェイブスの曲は?
ここでは「WAVES」の中で使われている楽曲について紹介していきます。
流れる曲の歌詞が登場人物の気持ちを反映しているシーンも多く見られますが、監督は「時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える」とも話しています。
作品の背景だけに留まらず、物語自体を大きく動かし左右していく、そんな楽曲たちはどんなラインナップなのでしょうか?
以下が劇中歌のリストです。
曲名 | アーティスト名 |
FloriDada | Animal Collective |
Be Above It (Erol Arkan Rework) | Tame Impala |
Be Above It | Tame Impala |
Be Above It – Live | Tame Impala |
Mitsubishi Sony | Frank Ocean |
What a Difference a Day Makes | Dinah Washington |
La Linda Luna | Kelvin Harrison Jr. |
Lvl | A$AP Rocky (as A$AP Rocky) |
Rushes | Frank Ocean |
Backseat Freestyle | Kendrick Lamar |
America | The Shoes |
Focus | H.E.R. |
IFHY | Tyler the Creator (as Tyler, the Creator) feat. Pharrell Williams |
Surf Solar | Fuck Buttons |
Love Is a Losing Game | Amy Winehouse |
I Am a God | Kanye West |
U-Rite (Louis Futon Remix) | They (as THEY.) |
U-Rite | They (as THEY.) |
Ghost! | Kid Cudi |
The Stars in His Head (Dark Lights Remix) | Colin Stetson |
Moonlight Serenade | Glenn Miller and His Orchestra (as The Glenn Miller Orchestra) |
Loch Raven (Live) | Animal Collective |
How Great | Chance the Rapper featuring Jay Electronica, My Cousin Nicole |
Sideways | Frank Ocean |
Florida | Frank Ocean |
Rushes (Bass Guitar Layer) | Frank Ocean |
Bluish | Animal Collective |
Pretty Little Birds | SZA feat. Isaiah Rashad |
Seigfried | Frank Ocean |
True Love Waits | Radiohead |
Sound & Color | Alabama Shakes |
WAVES/ウェイブスの曲についての口コミ評判は?
ここでは、「WAVES」を見た方々の楽曲に対する口コミ・評判を見ていきましょう。
言葉が少ない映画で心の状態を表現してくれる楽曲。
H.E.R. – Focus (Official Video)
wavesって言葉が少ない。心の状態を音楽で表現するって映画だったんだけど。この曲が流れるシーンがほんと好きだった。きっと誰でも味わったことのある苦い甘み。終わりを感じながらも好きでしょうがないってあったよね。たぶん。←https://t.co/I22miGflDH
— NAO (@love705life) July 24, 2020
エンドロールの「Sound & Color」。
『WAVES』鑑賞。
エンドロールに流れる「Sound & Color」が示すように音と色彩の映画だった。
場面にピッタリの歌詞の曲を使うだけではなく、MRI撮影時のBGMの鼓動のようなビートや、車中の口論がヒートアップする様子にシートベルト警告音が速くなっていくのを合わせたりが印象に残った。 pic.twitter.com/AvpEbigImT— 法と秩序 (@lawandorder_jp) July 26, 2020
Animal Collectiveの楽曲にも注目!
Animal CollectiveのMerriweather Post Pavillion。
音楽だけでなく、いよいよ視覚に訴えるサイケデリックを始めたアニコレの名盤。中のアートワークもインディサイケ感満載。アルバムは違うが、映画「WAVES」の冒頭、ドライブシーンで彼らの曲が使われているので日本でも爆発的人気出るに決まってる! pic.twitter.com/WlSL68hULe— 消息不明 (@quickfool) July 30, 2020
音楽によって感情を持っていかれてしまいます。
WAVES。辛すぎるストーリーに音楽が拍車をかけて感情ぐわんぐわんにされちゃう。。
チャンスザラッパーとフランクオーシャンの音楽に後半助けられる。 pic.twitter.com/R7yxS6UJ0U— サトシん。 (@satosixxx) July 25, 2020
WAVES観てきました。音楽って寄り添ってもらって救われることが多いけど。でもその逆、思いっきりBADの方に引っ張られることもある。それを映像化したような作品でした。フランクオーシャン、タイラー、カニエ…大好きな音楽ばかりだったけど、これは観る時を間違えたらとてつもなく落ち込みそう… pic.twitter.com/OQXJ3Z5ekm
— ぷりん (@pudding_bonbon) July 25, 2020
エンドロールで流れる「Sound & Color」がまさにこの映画を象徴しているように、色彩と音楽によって、見ている人は感情を強烈に揺り動かされます。
私自身も経験のあることなのですが、元々自分の好きな曲がとても印象に残る映画のワンシーンに使われていると、途端に曲の映像イメージがそのシーンに上書きされてしまうのです。
「WAVES」という映画は、そんな体験をたくさんの人にさせてしまうかもしれません。
映画WAVES/ウェイブスの曲(音楽、主題歌、挿入歌、劇中歌)は?まとめ
ここまでで映画WAVES/ウェイブスの曲(音楽、主題歌、挿入歌、劇中歌)は?についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
使用されている楽曲のジャンルが多様なために幅広い層の音楽ファンから注目を集めている「WAVES」。
描かれている家族の愛の物語をもちろん噛みしめつつも、この作品通して知ったアーティストの作品を掘り下げていったりするのも素敵かもしれません!
以上、映画WAVES/ウェイブスの曲(音楽、主題歌、挿入歌、劇中歌)は?について紹介しました!
最後までお読み頂きありがとうございます。
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