実写映画『君の膵臓をたべたい』は2017年7月28日に公開された恋愛、成長ストーリーです。
監督は月川翔さんが務めています。
『黒崎くんの言いなりになんてならない』
『センセイ君主』でも有名な監督です。
主演は浜辺美波さんと北村匠海さんのW主演です。
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』でも浜辺さんと北村さんのお二方でW主演を務められていました。
『君の膵臓を食べたい』は社会現象にもなりましたね！
第41回アカデミー賞では、優秀作品賞、新人俳優賞、話題作品賞など様々な賞を受賞しています。
それだけ注目されていたということですね。
映画『君の膵臓を食べたい』のどんなところに魅力があり話題作とまで言われるようになったのでしょうか？
セリフ、名言に焦点を当てて本作の魅力を紐解いていきたいと思います！
また、セリフに関するSNSでの感想も紹介していきます。
是非、最後までご覧ください！
実写映画の印象的なセリフ名言まとめ
出典：映画.com
山内咲良（浜辺美波）のセリフ・名言
出典：映画.com
私も君も、一日の価値は一緒だよ。
咲良の秘密を知った春樹は、図書委員に立候補した咲良に向けて
「残り少ない命をこんなことに使ってていいの？」
と問いかけます。
すると咲良は
「そっちこそやりたいことしなくていいの？」
「もしかしたら明日突然君が先に死ぬかもしれないのに。」
と返し、それに続いてこのセリフを言います。
どうせいつかはみんな死ぬんだし。ほら、天国で会おうよ。
親友には病気のことを伝えなくていいのかと聞く春樹に対し、春樹にしか言わないと答える咲良。
医者は真実しか言わない。
親は日常を取り繕うのに必死。
春樹だけが咲良に日常を与えてくれるのだと言います。
すると春樹は「僕はただ向き合おうとしないだけ」と言い、少し難しい表情を浮かべます。
そんな春樹に咲良が言ったセリフです。
偶然でもない。流されてもない。私たちはみんな自分で選んでここに来たの。
咲良と話すようになって間もない自分が側にいて良いのか不安になり
「僕なんかが側にいていいのかな。僕は偶然病院で君と会って流されてるだけ。もっと誰か本気で君のこと思ってくれる人といた方が…」
と春樹が言いかけたところで
「違う、違うよ。」と言った後に咲良が言うセリフです。
好きなのに嫌い、楽しいのに鬱陶しい、そういうまどろっこしさが、人との関わりが、私が生きてるって証明だと思う。
咲良の様子がおかしいと感じた春樹は、夜にこっそり病院に忍び込みます。
そこで真実か挑戦かゲームをします。
ゲームに勝利した春樹は咲良に「君にとって生きるってどういうこと？」と質問しました。
そのときの咲良の答えがこのセリフです。
志賀春樹（北村匠海）のセリフ・名言
出典：映画.com
一番辛いはずの当人が悲しい顔を見せないのに、他の誰かが代わりに泣いたりするのってお門違いだから。
春樹と咲良の初デート。
春樹が「これからどうする？」と聞くと
咲良は「未来の話？あいにく持ち合わせがないよ。」と答えます。
そんなことを言う咲良に対し、春樹は「君さ、そういう冗談を言ってさ、僕が困ると思わないの？」と聞きます。
咲良はにこにこしながら「どうかな〜、でも、君以外には言わないよ、だって、クラスメイトのこんな秘密を知ったら普通、動揺するし引くでしょ。なのに、君は全然平気な顔でいるじゃない。」と言います。
この後に続くセリフです。
このセリフを聞いた咲良は少し驚き、泣きそうになりながらも笑顔で「よし、行くよ！」と言いました。
僕は本当は、君の膵臓を食べたい。
咲良の退院当日、咲良と待ち合わせしていた春樹。
咲良から「もっと私を褒めちぎりなさい。」とメールが来ます。
それに対し、「君は強い。勇敢だ。生きることを愛し、世界を愛し、自分を愛している。君は本当にすごい。白状すると僕は君になりたい。人を認められる人間に。人に認められる人間に。人を愛せる人間に。人に愛される人間に。誰かともっともっと心を通わせ、生きてるって感じられるように。僕は君になれるだろうか。いや、こんな言葉じゃ百並べてもいい足りない。僕は本当は…」
と打ちかけたところで全てを消去します。
そして
「君の膵臓を食べたい」
と送るのでした。
お門違いなのはわかってるんです。でもごめんなさい。もう泣いていいですか。
咲良のお葬式に行けなかった春樹。
咲良とお別れのために咲良の自宅を訪れます。
咲良の母親に共病文庫を見せてもらい、読み切った春樹。
咲良の母親から、「本当にありがとう。あなたのおかげであの子はしっかり生きることができた。」
と言われた後に言ったセリフです。
志賀春樹（小栗旬）のセリフ・名言
出典：映画.com
甘えていたんだ。残りわずかな余命を彼女が全うできるものだと思い込んでたんだ。馬鹿だった。明日どうなるかなんて誰にもわからない。だから今この一日をこの瞬間を大切にしなきゃいけないって、そう彼女に教わったのに。
このセリフは大人になった春樹のセリフです。
やっと退院することができた咲良。
お気に入りの服を着て、いつものリュックを背負って、春樹との待ち合わせの場所に元気よく走りながら向かっていた咲良。
すると、いきなり後ろから刃物で刺されます。
それは突然のことでした。
以前から世間を騒がせていた通り魔事件に巻き込まれたのです。
彼女は帰らぬ人となりました。
そんな彼女を思い出し、昔のことを振り返りながら生徒に語りかけているシーンです。
印象的なセリフ名言に対する感想
出典：映画.com
山内咲良のセリフ・名言に対する感想
「君がくれる日常が私にとっての宝物なんだ」
この言葉ほんとにいいよね。
他にも心に刺さる名言が多い。
本も何回も読んだ。何回も見た。
何回も泣ける。
《君の膵臓をたべたい》は、俺の何かを変えてくれた作品。— こうき@キミテル (@nogikimiteru74) May 2, 2020
親の気遣いや友人への思いなど、咲良の日常は病気が発覚してから変わってしまったのだと思います。
そんな中で人に興味がない春樹が偶然病気のことを知ってしまったのはある意味よかったのではないかと思いました。
何も隠さないでも変に干渉してくることもない、ちょうど良い距離感でいてくれる春樹が咲良の中で日常をと取り戻せた存在であったのかもしれませんね！
映画「君の膵臓をたべたい」で名言１が「私達はみんな自分で選んでここに来たの。君と私が同じクラスだったのも、あの日病院に居たのも偶然じゃない、運命なんかでもない。君がしてきた選択と私がしてきた選択が私達を会わせたの。私達は自分の意思で出会ったんだよ。」かな。 #浜辺美波 #キミスイ
— ７１機 (@71ki1126) October 7, 2017
全てのことはは運命や偶然ではなく、自分が行動した結果ということですね。
意識的でも無意識でも自分で選んだことなら、それは偶然ではなく意志だという考えは素敵です。
人との繋がりを感じます。
しかし時には、運命や奇跡に頼ってみたくなったり、むしろそう感じることが嬉しかったりすることもありますよね？
ですが、あと1年、生きられないかもしれない咲良には春樹の放った「偶然」という言葉が寂しかったのかもしれません。
「私はこんなにも君を慕っているのに、この出会いを偶然なんて言葉で片付けないで！」と言いたかったようにも聞こえました。
咲良だからこそ言えるセリフとも感じます。
志賀春樹のセリフ・名言に対する感想
君の膵臓をたべたいの名言はなんと言っても、「お門違いなのは分かってるんです。でもごめんなさい、もう泣いていいですか」に尽きる
— manaka 🙂 (@mananzel___) May 5, 2020
映画の最初の方で「本人が泣いてないのに、他人が泣くのはお門違いだ」と言っていた春樹。
しかし、ここでは泣いてしまうんですよね…
他人には興味がないと言いつつもずっと咲良のことは気にかけていた様子でした。
もしかしたら、本当は泣きたい気持ちもあったのかもしれません。
ずっと我慢していたからこそ、溢れ出てきた涙だったのでしょう。
咲良の前で泣かなかったのは思いやりですね。
【君の膵臓をたべたい】
ストーリーがゆっくり進んでいくからゆったりと見れました。最後のほう小栗旬が「僕は甘えていた。余命は全うできるものと思っていた」の部分が心に残りました。私に語彙力があればどう心に残ったのか書けるのにな……#映画感想 #君の膵臓をたべたい— 記録 (@KmyWOiiTa9Bm9tH) February 21, 2019
この小栗旬さんのセリフが一番心に響きました。
「余命を全うできるものだと思い込んでたんだ」
余命1年の少女がまさか通り魔殺人に巻き込まれて最期を迎えるなんて誰も予想できませんよね。
私も春樹の立場ならきっと同じことを思ったと思います。
病気でない人も、病気の人より明日生きている確率が高いだけで、明日生きていることを保証されてる人はどこにもいないのです。
当たり前のことなのに、生きていることが当たり前になりすぎて忘れてしまいます。
この言葉を聞いてハッとし、生きていることが特別なことと実感しました。
実写映画のセリフ名言集やSNSでの感想のまとめ
いかがでしたでしょうか？
たくさん良いセリフがありましたね。
私が印象的に思ったのは、咲良の「私も君も、一日の価値は一緒だよ」と春樹の「残りわずかな命を彼女が全うできるものだと思い込んでいたんだ」というセリフでした。
今生きていることは当たり前じゃないこと、何よりどの台詞からも咲良と春樹の強さが伝わってきました。
病気が一つテーマではあると思いますが、そこを超えたもっと壮大なテーマを感じました。
今までにはないような物語だと思います。
セリフ、名言を知るとより映画も楽しめると思います！
話題作『君の膵臓を食べたい』是非ご覧ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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