沈黙の脱獄｜映画のネタバレあらすじ結末は？感想についても

『沈黙の脱獄』は2005年公開のアメリカのアクション・スリラー映画です。

人気アクションスター、スティーヴン・セガールが主演を務めています。

映画『沈黙の脱獄』作品情報

製作年	2005年
上映時間	91分
原題	Today You Die
ジャンル	アクション
監督	ドン・E・ファンルロイ
脚本	ケヴィン・ムーア、ダニー・ラーナー、レス・ウェルドン
キャスト	スティーヴン・セガール、アンソニー・トレッチ・クリス、サラ・バクストン、他

窓に飛び込んで粉々になったガラスとともに落下するシーンや爆破によりふくれ上がる巨大な炎などド派手な演出です。

銃を使ったアクションシーンはスリル満点です。

ハーラン・バンクス（スティーヴン・セガール）
義賊。恋人からの助言で足を洗い別の仕事に就職する。

アイス・クール（アンソニー・トレッチ・クリス）
ハーランとともに脱獄を計画する仲間。

ジェイダ（マリ・モロウ）
ハーランの恋人。

レイチェル刑事（サラ・バクストン）

サンダース刑事（ニック・マンキューゾ）

ブルーノ（ロバート・ミアノ）

マックス・スティーヴンス（ケヴィン・タイ）

ヴィンセント（ジェミー・マクシェーン）

バーテンダー(サイフ・アル・ジャイディ)

タガート(ジェームス・ブラット・ライス)

聖トーマス病院の少女(クロエ・グレース・モレッツ)

義賊のハーラン・バンクス（スティーヴン・セガール）は犯罪者から金品を盗み、貧しい人々にそれらを分け与えていました。

恋人のジェイダ(マリ・モロウ)から撃たれる夢を見たとして行いを改めるように言われるのですが、麻薬業界の屋敷に潜入。金庫から金品を手に入れます。屋敷のボディガードに追われますがハーランは彼らを倒します。

そんな彼でしたが、ジェイダを愛するうちに泥棒から足を洗うことを決意します。友人から別の仕事をもらい第二の人生を始めるためラスベガスへ向かい、地元の有力者マックス・スティーヴンス(ケヴィン・タイ)が経営する警備会社の運転手として働くことになります。

仕事の初日、カジノの売上金輸送のため取引先に向かったハーランでしたが、なんと同行した上司のブルーノ(ロバート・ミアノ)がカジノの警備員を射殺してしまいます。

ブルーノは輸送するはずだった大金を奪いトラックに乗せてハーランを脅し出発するよう命じます。

しかし、その先には警察が待ち伏せており、焦ったハーランは街中を猛スピードで逃げまわります。車に衝突するなどしてパトカーを撒いていきますが、逃走中に負傷しハーランは気を失います。

意識が戻るといつの間にか警察署に連行されており、雇い主のマックスが殺害されたことを知らされます。

カジノの強盗だけでなく、マックス殺害まで疑われてしまったハーラン。そして追跡中に警察官が死亡したことから終身刑になると脅され刑務所に投獄されます。

獄中でハーランは、自分がこうなったのはマックスによって企てられた陰謀だったことを知ります。
そこでハーランは刑務所で出会ったアイス・クール(アンソニー・トレッチ・クレス)に脱獄を手伝ってほしいと頼みます。アイスは金をいくらかもらえることを条件にハーランの計画を引き受けます。

計画通り脱獄に成功したハーランはマックスは実はまだ生きているのではないかと考え自分を罠にはめたマックスに復讐を果たすために行方を追っていくことになります。

敵と刑事が繋がっていたり、死んだはずのマックスが生きていたり、話の要となりそうなどんでん返しの場面が少し雑なところがありましたが、そういったところも含めて「沈黙の脱獄」ということなのでしょう。

閉鎖していた小児科病棟を再び開くためにお金を使ったり、女の子にラッキーチャームをあげたり、戦闘シーンとは違ったハーランの温かい人柄を感じることができる場面もありました。

しかし、やはり一番の見どころはアクションシーンです。

「沈黙シリーズ」のほかの作品と比べると物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、有無を言わせない圧倒的な強さと迫力が本作にも詰まっていました。

1993年に日本で公開された「沈黙の戦艦」の大ヒットを機に作品自体のシリーズとは関係なく数々のセガールの出演作品の邦題に「沈黙」とつけて公開されている「沈黙シリーズ」です。

「沈黙の脱獄」はそんな「沈黙シリーズ」10作品目です。

予知夢や黒魔術などオカルト的な要素が含まれていて、少々謎な場面もあるのですが、この手の作品が好きな人にはお勧めです。

今となっては人気女優、幼き頃のクロエ・グレース・モレッツも出演しているので探してみてください。

他の「沈黙シリーズ」と一緒に見てみるのも面白いのではないでしょうか。