新解釈三國志|映画は三国志を知らなくても楽しめる?予習復習や予備知識は必要?

映画『新解釈三國志』は2020年12月の公開当初からヒットした作品です。

三国志は中国で天下を統一する歴史話ですが、その時代は長く続き把握するのは大変なので、苦手意識がある方も多いと思います。

そこで今回は、映画『新解釈三國志』は三国志の歴史を知らなくても楽しめる内容なのかについて調べてみましたので、ぜひ参考にしてみてください!

 

この記事で分かること
  • 『新解釈三國志』三国志を知らなくても楽しめる?
  • 『新解釈三國志』知っておくとより楽しめる予備知識
  • 『新解釈三國志』予習復習は必要なのか

映画は三国志を知らなくても楽しめる?

結論から言いますと、映画『新解釈三國志』は三国志の知識が全くなくても楽しめる作品です。

映画は三国志を知らない方が楽しめる?

三国志は諸説あるとされていて、この映画では新しい解釈がテーマで、かなりコメディタッチで描かれています。

また、映画の中では三国志の歴史についても説明してくれる人物が登場しますので、三国志の歴史についても大まかに知ることができます。

この映画を見た後から三国志について興味を持つかも知れません。また、単純にコメディ映画として楽しむのもありだと思います。

 

監督は福田雄一さん

福田雄一さんは放送作家としても映画監督としても大活躍されています。

「銀魂」や「今日から俺は!!」など、コメディ界のヒットメーカーとも呼ばれています。

福田監督の作品によく出演するキャストの方々は“福田組”とも呼ばれます。その中でもアドリブに長けているムロツヨシさんと佐藤二郎さんは、本作でも本領を発揮しています。

また、主演の大泉洋さんは福田監督とは初タッグの作品です。

福田監督は”大泉洋が劉備をやらないなら全然やる必要がない”と、大泉さんのキャスティングは絶対条件でした。 

 

知っておくといい予備知識はある?

三国志の知識が全くなくても楽しめる映画ではありますが、少しでも知りたい方に向けて歴史上の三国志の戦いについて簡単に紹介します。

三国志・赤壁の戦い

三国志の戦いの中で赤壁の戦いは最も有名な戦いです。映画はこの戦いの内容です。

およそ1800年前の中国では後漢王朝が滅亡し、魏国・呉国・蜀国の三つの国に分立していました。北部で圧倒的勢力を持つ魏国の曹操は天下統一のため南へと攻めていきます。
これに対抗するため呉国の孫権蜀国の劉備は連合軍を結成しました。そして、曹操軍と連合軍(孫権と劉備)との長江の赤壁で対峙します。

兵力では到底敵わない連合軍ですが、曹操は水軍戦に不慣れなことを逆手にとります。曹操軍に降伏すると見せかけ、油まみれの船を10隻体当たりさせます。パニックになった曹操軍に連合軍は猛攻撃し曹操軍は逃げ去ったという話が三国志の赤壁の戦いと言われています。

三国志の内容がなんとなく理解できたでしょうか?では、映画の中の登場人物を紹介していきます。

『新解釈三國志』の登場人物

(蜀国)
・劉備(りゅうび)/大泉洋 将軍だが戦が嫌いで小心者
孔明こうめい)/ムロツヨシ 劉備を支える軍師
・関羽(かんう)/橋本さとし 義兄弟の劉備と張飛と運命共同体
張飛(ちょうひ)/高橋努 義兄弟の劉備と関羽と運命共同体

・黄夫人(こうふじん)/橋本環奈 孔明の妻
・趙雲
(ちょううん)/岩田剛典 武に長けたナルシストの美少年
(呉国)
孫権(そんけん)/岡田健史 君主だが気が弱く孔明に心酔している
周瑜(しゅうゆ)
賀来賢人 孫権を支える最高指揮官
小橋(しょうきょう)山本美月 周瑜の妻
黄蓋(こうがい)/矢本悠馬 孫権に仕える宿将

(魏国)

・曹操(そうそう)/小栗旬 好戦的な将軍だが女好き
・荀彧(じゅんいく)/磯村 勇斗 曹操を支える名軍師
・夏侯惇(かこうとん)/阿部進之介 曹操の従兄弟で左に眼帯をした優れた武将

他にも都を制圧する薫卓(とうたく)は佐藤二朗さん、三國志の最強の武将と異名を持つ呂布(りょふ)は城田優さん、中国の美女と称される貂蝉(ちょうせん)は渡辺直美さん、また、語り部役には西田敏行さんも登場するなど、キャストを見るだけでも楽しみな作品です。

新しい解釈な三国志が面白い

この映画では民衆から立ち上がった蜀国の劉備が関羽と張飛の3人が義兄弟の契りを交わすことから始まります。

この映画の面白いところは、見事な采配を振るっているかのように見える蜀国の孔明は、孔明の妻である黄夫人の指南を受けており、赤壁の戦いで追い風が吹くと提言したのも黄夫人として描いているところです。

また、主人公の劉備は本来は名武将ですが、映画で大泉洋さんが演じる劉備は将軍らしさに欠けます。また、他の武将たちも癖のある人物です。

三國志は未だに謎な部分もあり、諸説ある話ですが、この映画では武将たちのイメージが乖離していると考えていいと思います。

コメディタッチで描かれた映画はまさしく新解釈な内容です。

まとめ

いかがでしたか。

映画『新解釈三國志』は三国志の知識が全くない方でも十分楽しめます。なぜなら、福田監督の新しい解釈でかなりコメディタッチで描かれているからです。

三国志・赤壁の戦いは簡単にまとめると、魏・呉・蜀の三つに分立した国が曹操軍と連合軍(孫権と劉備)とで水軍戦を繰り広げた戦いですが、
この映画は、福田監督のオリジナルなコメディ三国志として楽しむ方がお勧めです!

 

以上、新解釈三國志|映画は三国志を知らなくても楽しめる?予習復習や予備知識は必要?についてご紹介しました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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