チャールトン・ヘストン主演の飛行機を舞台にしたパニック映画『エアポート’75』。
1974年に公開された本作は、今や初期のパニック映画において代表作とも言えるほど名作と言われています。
そして、2020年10月15日(木)13時35分より、テレビ東京「午後のロードショー」で放送されます!
今回は、放送より一足先に知りたい!という方、観逃してしまった…、観たいけど時間がない!という方々へ向けて、ストーリーのあらすじ・結末までのネタバレをしていきたいと思います。
また、本作の魅力や見どころについて考えてみましたので、是非最後までご覧ください!
・『エアポート’75』の詳細・予告動画
・飛行機の危機を救ったのは一人のスチュワーデスだった!?
・結末ネタバレまで!最後はハッピーエンド
・見どころはスリル満点のストーリーと女優の演技!
タイトル | エアポート’75 |
原題 | Airport 1975 |
日本公開日 | 1974年12月14日 |
上映時間 | 107分 |
ジャンル | アクション,ドラマ,スリラー |
監督 | ジャック・スマイト |
脚本 | ドン・インガルス |
製作 | ウィリアム・フライ |
製作総指揮 | ジェニングス・ラング |
製作国 | アメリカ合衆国 |
配給 | ユニバーサル・シティ・スタジオ |
エアポート’75丨主な登場人物(キャスト)
アラン・マードック(チャールトン・ヘストン)
コロンビア航空409便ボーイング747で4年間に渡って操縦指導をしてきたパイロット。ナンシーの婚約者であるが、6年もの間結婚に踏み切れずにいる。
ナンシー・プライア(カレン・ブラック)
チーフ・スチュワーデスとして409便に乗る。8年目のベテランとして仲間を支える一方、結婚に踏み切らないアランをもどかしく感じている。
ジョセフ・パトローニ(ジョージ・ケネディ)
コロンビア航空の副社長で、前作『大空港』から唯一続けて出演している登場人物。妻と息子が乗っていることもあり、409便を救出しようと奔走する。
エアポート’75丨ネタバレあらすじ(ストーリー解説)
エアポート’75丨それぞれのフライト 【起】
ワシントンD.C.のダレス国際空港にて。
ロビーで話すアランは、自分のせいで不機嫌になってしまった婚約者であるナンシーをなだめます。
不機嫌の原因は、具体的に結婚の相談をしようとする彼女をアランがはぐらかしたことでした。
お互いにパイロット、スチュワーデスであるため、「時間だから」と言ってナンシーは行ってしまいます。
そして、仲直りできないまま彼女を乗せたコロンビア航空409便は離陸体制に入ります。
乗客には、ハリウッドスターやシスター、コロンビア航空副社長の妻子、酔っ払いの3人組や、腎臓手術のために乗り込んだ少女など…。
さまざまな事情を抱えた人々を乗せて、409便はロサンゼルスへ向け離陸しました。
一方で同時刻、同じ空港を目指すスコット・フリーマンは、次の日の大事な会議に向かうため、自家用ジェット機に乗り込みます。
友人は「顔色が悪いぞ」と声を掛けますが、スコットは「大丈夫だ」と言って飛び立ちました。
エアポート’75丨不運の事故 【承】
ナンシーは同僚とともに着々と業務をこなし、
操縦席では機長や副操縦士、航空機関士もいつものようにジョークを交わしながら仕事に励んでいました。
すると操縦席にロサンゼルス空港から、西海岸一体に濃霧が発生したというアナウンスが。
機長の判断で、ソルトレーク・シティーへ緊急着陸することが決まり、同じ空港を目指していたスコットの自家用ジェット機と順番に着陸することになりました。
しかし着陸準備に入ろうとする直前、スコットに異変が起き、突然心臓を抑えながら意識を失ってしまいます。
手に持っていたハンドルは反動で横に倒れ、急降下したジェット機は、異変を感知したソルトレーク・シティー空港からの警告が届いた直後409便に激突。
機体のガラスが破れ、副操縦士は外に放り投げ出されてしまいます。
そして航空機関士は即死。なんとか意識がある機長も重傷を負い、操縦ができない状態です。
機体の衝撃に戸惑う乗客を同僚に任せ、様子を見に来たナンシーは、この悲惨な状況を目の当たりに愕然。
なんとか正気を取り戻し、ソルトレーク・シティー空港へ無線で知らせます。
エアポート’75丨連続トラブルに立ち向かうのは… 【転】
この緊急事態にコロンビア航空副社長であるジョセフが指名したのは、ナンシーの婚約者であり、409便の指導者も務めていたアランでした。
アランは話を聞くなり社機でソルトレーク・シティーへ向かい、ナンシーへ指示を出します。
大勢の命を預けられ始めは怖がっていたナンシーでしたが、アランの助けもあり着実に指示されたことをこなし、機体を旋回することに成功します。
しかし、一難去ってまた一難。次は高度の高い山を越えなければなりません。
ナンシーだけでは不可能だと判断した副社長は救難隊へ指示を出し、飛行機に空いた穴からパイロットを移乗させる作戦に出ます。
ここまでなんとか連絡を取りながら操縦してきたナンシーでしたが、ここでさらに無線が繋がらなくなってしまうというトラブルが発生。
山を越えるための手段がなくなったかと思われましたが、かろうじて意識を保っていた機長に助言を受け、山にぶつかるギリギリで回避することに成功します。
エアポート’75丨奇跡の生還 【結末・ラスト(ネタバレ)】
あとは着陸するのみとなりました。
副社長とアラン、移乗パイロットを乗せた高速ヘリが409に追いつき、パイロットをロープで降ろします。
ナンシーは機体に空いた穴から手を伸ばし、パイロットを中へ入れようとしますが、崩れた機体や強風で上手く入ることができません。
あともう少し、という時。パイロットの腰についていた命綱のフックが機体の破片に引っ掛かって外れ、ナンシーの目の前で、機外へ吹き飛ばされてしまいます。
絶叫するナンシー。ヘリから見ていたアランはすかさず自分を降ろすよう指示し、ジョセフの反対をよそに再度移乗に挑戦します。
アランは身体を負傷しながらも機体に乗り込むことに成功。ナンシーは抱き着き、乗客からは歓声の声が挙がります。
着陸寸前、アランはナンシーに「愛してるよ」と伝え、一部建物にぶつかりながらも、無事に機体はソルトレーク・シティーの滑走路に着陸しました。
乗客は全員救出され、ナンシーは涙ぐみながらアランと熱いハグを交わします。
そして、ふたりで抱き合いながら409便をあとにするのでした――。
エアポート’75丨見どころ
ストーリーが進むにつれて増すスリル感
まず本作の見どころの一つとして挙げたいのは、度重なるトラブルにハラハラドキドキできるところです!
正直、本編の前半は導入部分がメインとなるため、スリルを味わう場面はほぼありません。当時のスチュワーデスの裏側は本当にこんな感じだったのかな~と想像を膨らませられる内容ではありました。
ですが、スコットの心臓発作によりヘリが衝突してしまう場面からは、期待通りの、もしくは期待以上のスリリングを味わうことができます!
ナンシーの緊張感が伝わってくる映像もたくさん使われているため、感情移入でき、それがドキドキに拍車をかけているのかもしれません。
怒涛のトラブル続きな展開に、手に汗握ること間違いなしです!
ナンシーの表情が絶妙!
先ほども少し触れた点ではありますが、
本作のヒロインであるナンシーの演技も、本作の大事な見どころです!
一番わかりやすく見られるのは、操縦席でのナンシー単体のカットです。
緊張やプレッシャーに震え打ちひしがれている表情や、決意に満ち、弱気な自分と戦っている勇敢な表情を見ることができます。
特に山を越えなければならないシーンでハンドルを握っている彼女の表情は、少し怖いくらい目を見開いて集中していて、思わず見入ってしまいます。
声や会話だけではない、沈黙のストーリー展開も楽しめる作品だと思いました。
また個人的には、最後にアランが「愛してるよ」と言ったときのナンシーの表情も、是非注目して観ていただきたいポイントです!
エアポート’75丨ネタバレあらすじ、見どころのまとめ
『エアポート’75』は、1970年代から流行しはじめたパニック映画の基礎を築き上げた土台となる作品だと言えます。
本作のヒットが影響し、「エアポート」シリーズは全4作にも。
50年近く経った今でも長く愛される映画である理由は、今回ご紹介した見どころの他にもたくさんあると思います!
是非、前作である『大空港』や、次作である『エアポート’77』も一緒にチェックして、魅力を堪能してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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