スリーリバーズ|映画のあらすじネタバレ結末|原題の意味や音楽も

 

リバー・パトロールが猟奇殺人犯に挑むサスペンスアクション映画「スリー・リバーズ」

ピッツバーグという川の集まった土地柄で、次々と発見される女性の死体が主人公と関係を持った人物でした。

果たして偶然なのか?犯人は一体誰なのか?

 

本記事では、ネタバレ込みのあらすじを紹介し、原題の意味や本映画の音楽についてもまとめていきます。

 

この記事で分かること

・「スリー・リバーズ」の作品情報

・「スリー・リバーズ」のネタバレあらすじ

・「スリー・リバーズ」の原題の意味
・「スリー・リバーズ」の音楽について

タイトルスリー・リバーズ
原題Striking Distance
日本公開日1993年10月30日
上映時間102分
ジャンルサスペンス・アクション
監督ローディー・ヘリントン
脚本ローディー・ヘリントン
マーティン・カプラン
製作アーノン・ミルチャン
トニー・トモポロス
ハント・ロウリー
製作総指揮スティーブン・ロイター
製作国アメリカ合衆国
配給コロンビア映画

登場人物(キャスト)一覧

トム・ハーディ(ブルース・ウィリス)

トミーと呼ばれ、5代続く警察一家に生まれから彼も警察官となる。ポーリッシュ・ヒルを警察内部の人間と考えていたり、ジミーを告発したことで警察関係者から見放されてしまう。父を殺され、リバー・パトロールに転属した。

ジョー・クリスマス(サラ・ジェシカ・パーカー)

トミーの新たなパートナーとして、彼と組むことになる。仕事に対する彼の態度に不信感を抱いていたが、彼の内に秘めた正義感に惹かれていく。実は弁護士の夫と娘がいるが別居中である。

ニック・テディロ(デニス・ファリーナ)

トミーの親戚であり、警部として彼の上司でありながら、彼の父親代わりとして彼を心配する。トミーが独自調査することを止めるが、忠告を無視する彼に怒りを覚えていく。

ダニー・テディロ(トム・サイズモア)

ニックの息子であり、ジミーの弟である。ジミーが自殺したことをトミーのせいだと責める。2年の間にカリフォルニアで放浪していたが、ピッツバーグに戻ってくる。

ジミー・テディロ(ロバート・パストレリ)

デティロ家の長男で、トミーの相棒出会った。トミーに暴行の件で告発され、刑務所でリンチに合うことを恐れて入水自殺をしてしまう。

スリー・リバーズ丨ネタバレあらすじ(ストーリー解説)

Striking Distance

出典:IMDb

「スリー・リバーズ」のあらすじ(ストーリー)を結末まで分かりやすく解説しています。一部ネタバレ要素を含む場合もございますのでご注意下さい。

スリー・リバーズ丨あらすじ 【起】

3つの川が集まるピッツバーグで、トミーは5代続く警察一家の生まれでした。

彼も警察官として職務を遂行し、女性を次々と絞殺する「ポーリッシュ・ヒル事件」の犯人を追っていますがなかなか尻尾を掴めずにいました。同じ警察官である叔父のニックと、犯人は警察関係者だと考えていました。

また、彼は従兄弟であり相棒でもあるジミー・デティロの暴行行為を告発したことで周りの警察官たちから白い目で見られています。

ある日、彼は警察所長である父と市警のパーティに向かう途中で、ポーリッシュ・ヒルの犯人の車を追跡することになります。

多くのパトカーが動員されるも、犯人は警察の追跡を振り切ります。

トミーはなんとか追いつき、父が犯人の車をパンクさせると、一緒に横転してしまいました。

トミーが意識を取り戻すと、犯人は父を撃ち殺し逃亡していました。

ジミーの公判の日、父を殺した「ポーリッシュ・ヒル事件」の容疑者としてケッサーが逮捕されます。

しかし、彼はとても女性を持ち上げれるように思えない小柄な男で、当初考えられていた警官でもありませんでした。

ニックに訴えるも、目撃者がいるため容疑は決定的でした。

公判が始まるが、被告人であるジミーは裁判所に現れません。

夜、彼は橋で自殺しようとしていました。それは、彼の母親が自殺した場所でもありました。

トミーたちは彼を救おうとするも、ジミーは制止を振り切り飛び込んでしまいます。ダニーやエディーは彼を厳しく責めました。

 

2年後、トミーは川の治安を守るリバー・パトロールになり、日々酒に溺れる日々を送っていました。

通報があった場所に向かうと、女性の死体が上がっていました。

胸を小銃で撃たれており、彼は「ポーリッシュ・ヒル事件」を思い出しました。

夜、家に戻るとカリフォルニアで放浪していたダニーが訪れてきました。

ジミーの自殺を機に仲違いをしていた2人は、過去を振り返り仲を取り戻します。

スリー・リバーズ丨あらすじ 【承】

本部に出勤すると、トミーに新しいダイバーとしてジョー・クリスマスとコンビを組むことを命令されます。

彼女は職務に真面目で、トミーは彼女とは折りが合わないと思いました。

パトロール中、石炭の輸送船に銃を持つ男たちが乗っているのを目撃します。トミーは密かに輸送船に乗り、ジョーは応援を呼ぶことになります。

船は薬物の取引に使われており、そこでいざこざがあったようでした。

トミーは船内にいる男たちを次々に倒して行きます。そして、最後の1人を探していると後ろを取られますが、ジョーが助けがあり、彼は船を制圧できました。

ジョーは彼女に感謝の意を示します。

夜、彼の家に一本の電話がかかってきました。女性の悲鳴が続き、最後に銃声が聞こえ他ところで切れてしまいました。

彼はポーリッシュ・ヒルではないか?と思い、警察署に忍び込みポーリッシュヒルに関する資料を盗み出します。

帰るところをニックに見つかり、違法捜査はしないよう忠告されるが、と言われるが彼は無視します。

翌日、パトロール中にトミーはケッサーの目撃者の男に会いにいきます。

逃げるところを捕まえて銃で脅しますが、ジョーがそれを阻止します。

ジョーはトミーがアルコール中毒で冷静な判断ができないと言及し、彼に疑いの目を向けます。

そこに通報が入り向かうと、遺体が見つかりました。遺体を引き上げると、かつてトミーと仲のあった看護師の女性でした。

駆けつけたニックに犯人と思しき相手からの電話があったことを告げるが、アルコール中毒であるために相手にされませんでした。

ジョーは彼が「ポーリッシュ・ヒル事件」に懐疑的な姿勢をとっていることに興味を示し、仲間がいない彼に同情します。そして、彼を市警のパーティーに誘います。

パーティーに行くと、親戚やかつての警官仲間もいました。

酔っぱらったダニーが暴れたことをきっかけに殴り合いに発展してしまい、ジョーとトミーは会場を後にします。

トミーに惹かれていたジョーは、そのまま夜を共にします。

スリー・リバーズ丨あらすじ 【転】

翌日のパトロール中に川に何かを捨てる車を目撃します。

「ポーリッシュ・ヒル事件」の犯人と踏んだトミーはその車を追いかけますが、犯人に逃げられてしまいます。

捨てられていたものはただの絨毯であり、彼は周りから完全に見放されてしまいます。

翌朝、ジョーは彼の家で今までの被害者が彼の意中の女性であったことを知り、そこにまた新たな女性の遺体が発見されたことを知ります。トミーはそれが学生時代の親しかった女性であることを教えます。

ニックたちは、トミーが犯人と睨んで彼に裁判をかけます。

そこで、ジョーは内務調査局の捜査官で本名がエミリー・ハーパーであることが判明します。

裏切られたと悟ったトミーでしたが、彼女が証言を変えてくれたおかげで彼は容疑者になることを免れました。

彼女は家に帰ると、何者かに襲われてしまいます。

トミーは家で今までの女性の遺体の場所を地図で照らし合わせると、ある法則性に気づきます。

飼い猫が机に乗ってきて、猫の足に血がついていました。家を調べると、ベッドに血の跡があり、外に続く血痕を辿ると、銃殺されたリバー・パトロールのオペレーターであるキム・リーの遺体が浮かんでいました。

スリー・リバーズ丨あらすじ 【結末・ラスト(ネタバレ)】

トミーは法則性から、かつてジミー・ダニー・トミーと3人で過ごしたデティロの小屋に答えがあると踏んでボートで向かいます。そこにダニーが現れますが、トミーは別の誰かにスタンガンで気絶されます。

目覚めると、ダニー・ジョーと共に椅子で縛り上げられていました。

そして、目の前に死んだはずのジミーが現れます。

そう、今までの犯行は全てジミーによるものでした。彼はポーリッシュ・ヒルとして殺人を繰り返していたが、トミーが暴行事件を告発したことの復讐として再び殺人を繰り返していました

彼がトミーたちを射殺しようとするとき、銃を構えたニックが現れます。

実は、ニックはジミーがポーリッシュ・ヒルであることを知っていました。

2年前、トミーたちが車で横転した時に、現場に駆けつけてジミーを見逃していたのでした。そして、それを阻止しようとしたトミーの父を誤って殺してしまったのです。

ニックは過去を悔いて自首することにしていました。ジミーを説得しようとするが、銃を向けてきたため撃ってしまいます。

しかし、彼は防弾チョッキを着ており、ニックに撃ち返します。

怒りに任せてダニーがタックルをして、トミーはその隙に外に逃げます。

ジミーが追いかけてきて桟橋に追い詰められるが、パトカーが押し寄せてきたため、彼は船に乗って逃げて行きます。

トミーは駆けつけたリバー・パトロールの船を借りて彼を追いかけます。

ジミーは船に穴が空いてしまったため、川岸に寄せて走り出します。線路でトミーが追いつき、彼と格闘になります。そして、川に2人で落ちます。彼がスタンガンで応戦してきますが、彼の口にスタンガンで電流を流したことで絶命し川の底に沈んでいきます。

警官たちはトミーを見直し、彼を今まで目の敵にしていたエディーも彼に謝罪をします。

後日、ジョーとトミーは付き合うことになり、彼女の娘と一緒に父の墓参りをします。

スリー・リバーズ丨原題の意味は?

Striking Distance

出典:IMDb

見た後に「なるほど!」と思えるタイトル

本映画の原題は「Striking Distance」です。

意味は「すぐ側」とか「手の届く範囲」などです。

映画本編を振り返ってみると、主人公の関わった親しい女性が次々と殺されて行きます。そして、彼の今最も近い距離にいる女性ジョーことエミリーが最後の標的になります。

また、自分の父親殺しの犯人が実は近くにいたあの人物だったりと、原題は後の展開を暗示させるような意味ですね。

なお、邦題のスリー・リバーズはピッツバーグに集まる3つの川のことを指します。しかし、映画の最後を振り返ると、かつて共に警察に憧れていたトム・ジミー・ダニーの3人を表しているように思えますね。

スリー・リバーズ丨サントラ、曲、音楽は?

Striking Distance

出典:IMDb

音楽担当はあの名作の人!

本映画の音楽を担当しているのは、ブラッド・フィーデルです。
ブルース・フィリス演じるトミーの折れない心を表現した勇ましいスコアを作り上げていましたね。
ブラッド・フィーデルは、あのターミネーターのテーマ曲を作曲したことで有名な方です。
一度聞いたら忘れることのできな名曲ですよね。
他にも、トゥルーライズの音楽を手がけるなど、ジェームズ・キャメロンとゆかりのある人物です。
 

まとめ

 
いかがでしたでしょうか?
 
ブルース・ウィリスが孤立無縁状態で、それでも犯人を追う男を熱演していましたね。
ストーリーだけ見るとサイコ・サスペンスです。
それよりも、冒頭から繰り広げられるカーチェイスや銃撃戦、そしてラストの水上チェイスなど、アクション映画としてかなり楽しめる作品となっていました!
 
以上、「スリーリバーズ|映画のあらすじネタバレ結末|原題の意味や音楽も」についてご紹介しました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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