大今良時先生の社会派学園漫画をアニメ化され、話題となった2016年公開の映画『聲の形』。
物語は石田将也と先天性聴覚障害を持った西宮硝子を中心に、「いじめ」に関わる人たちの長年の罪悪感や葛藤、癒えない心の傷など人間の心理にフォーカスして展開していきます。
鮮やかでパステルカラーを基調とした絵画とは裏腹に「いじめ」という社会問題や現代の若者が抱える苦悩を新しい視点で人間の心理を鋭く切った物語として注目された作品です。
作中の人物も非現実的でなく、見た目や性格共にどこにでもいるような人物が多く描かれているため、自分に似たキャラクターを客観的に見れる面白さもあります。
実はこの作品、日本でだけでなくアジアやヨーロッパなど世界中で公開されているのです。
果たして、海外の方からは、この現代日本が抱える問題を題材とした作品がどう映っているのでしょうか？
今回は、映画『聲の形』海外の反応、評価・感想まとめについて見ていきたいと思います！
『聲の形』の海外の反応、評価・感想は？
ここでは、海外の感想や評価について、海外サイトからまとめたものを紹介していきます。
ストーリーやテーマについて
多くのひとは納得いかないと思うけど、この作品は『君の名』より断然良い。2017年のベストアニメはこの作品よ。
個人的に思ったのは、この作品は自殺するような絶望に陥る前にいじめをどのように対処するのか、どうやって過去の間違えを自覚するか教えてくれたわ。
この映画は耳が聞こえなくても目が見えなくも関係ない、自分の合う場所が必ずどこかにあることを伝えてくれたわ。
長編映画だけど、この映画は見るべきよ。
感情や人物を細かく描きながら、いじめや社会的不安、後悔や許しを中心に思春期から大人になるまでの人生を絶妙に切り取った魅力的な映像を使った実に感傷的な映画だ。強い感情のつながりの構成された登場人物たちを分析するのはとても時間が掛かるが、その登場人物の描写には無駄や強制のない、むしろ効果的で熟練した技術がある。
人は変われる。
この映画は私たちに感情的な瞬間と共に、いじめっ子の凄まじい変化を見せてくれるよ。
今まで見た中で最高だった作品の一つ
上手く伝えられないけど、いじめの加害者が被害者に変わって、友情の意味を知りながら、彼（石田）の間違いを償う物語です。
この物語は、（聴覚障害やいじめ、自殺、孤独、友情、恋に関連した）話が脱線することなく、正直な思春期の自覚を通して、様々な問題を扱っています。
キャラクター＆キャストについて
一時も見逃すな！
レビューなんて一度も書いたことないけど、この映画を見た後、絶望や自殺願望と戦う人としてレビューを書きたくなったわ。この映画は葛藤を乗り越えようする人や自分をよく見せようとする人たちの真実を描いている。
主人公は共感に値するものではなかったけれど、過去の過ちを償おうと努力して恥も捨てていたわ。それも、自分の罪の開放ではなく、生きる理由のためにね。
この映画は最高に美しく、キャラクターの性格がとてもリアルで、よく出来てるわ！この物語はとても現実味があって、深く考えるほどリアルに感じるの。10代の子にお勧めしたいわ！私はとても楽しんだし、知り合いのみんなにに共有したい！
演出や脚本について
魅力のある脚本と、入念なキャラクター構成、美しい映像と複雑な感情が入り混じった、今まで見た日本映画の上位に入る作品だったわ。毎回見ても、また見たくなるの。
間違いなく、この映画は最高よ。見始めたらハマるわ。後悔は全くないわ。
この映画すべてがいいとは言えないけど、重要なのは、作品から観客へのメッセージを効果的に無駄なく伝えることに成功しているわ。その点についてはすごくいいわ。一番ではないけど、確実におススメよ！少し上映時間が短ければよかったわ。最後は困惑したから、エンディングの内容は絞った方が良さそうだけど。
とんでもなく、過少評価された映画である。認知度でいうと、不運なことにあまり目を向けられていない。それはおそらく君の名が公開されてから日がたってないからで、君の名よりも優れていると思う。
個人的に、今までの中でお気に入りのアニメだ。美しい映像で、素晴らしい音と、さらに重要なのが、この映画には魂が宿っている！簡単に言うと、アニメファン関係なく見るべきアニメである。このような傑作に関わった関係者の人たちありがとう。この映画を見れたことに誇りを持つよ。
とても感傷的で美しい映画
この映画のアートスタイルと照明はすばらしいよ。現実的である。登場人物は素晴らしいし、身近な存在として描かれている。特に石田が。この恋愛物語は実に愛らしく、涙を流してしまうシーンがあるね。この作品が提示しようとしたメッセージはとても実践的だよ。この物語は素晴らしく、音楽もいいね。
『聲の形』海外の反応から思うこと
ここでは、海外の反応、感想や評判から思うことについて書いていこうと思います。
まず驚いたのは、圧倒的な心理描写に対する海外の反応が高かったことです。
また、過去の過ちやそういったことに対する考え方も様々でした。
このアニメを見ることで、改めて人間関係について考えさせられたようです。
確かにこういった意見に関しては自分も同感で、普段考えている以上のことを想起させるだけの力を持っているように思いました。
言葉では言い表せないけれど、自分という人間が、なにか大きい存在に見つめられているような感覚にさせられたことを覚えています。
キャラクターそれぞれの個性やアニメの構成、また演出などの技術が、見事にマッチしていた作品でした。
魂に訴えかける作品で、メッセージ性の強い作品として、多くの人の記憶に残るような気がしました。
まとめ
作品自体はとてもシリアス内容となっていますが、海外からも高い評価を得ている映画『聲の形』でした！
IMDbの評価ですと、10点中8.2点という高い支持を得ていたので、「いじめ」や現代の社会問題などの深刻な問題に登場人物たちが向き合う姿に心打たれたのでしょう。
障がい者との接し方や過去の過ちとどう向き合うか、未来への無気力などの答えの見えない難題に対し、提案という形で私たちに手を差し伸べてくれる、そんな作品だったのではないでしょうか？
国や文化は違うけれど、向き合う問題は案外同じなのかもしれません！
この機会に是非、ご覧ください♪
以上、映画『聲の形』海外の反応、評価・感想まとめについて紹介しました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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