映画『プラスティック』は、2014年に公開されたイギリスのアクション、コメディ、犯罪映画です。
監督は、『キング・オブ・ギャングスター2』でも有名なジュリアン・ギルビー。
主演は『エラゴン 遺志を継ぐ者』でも有名なエド・スペリーアスが務めています。
実はこの映画、実話で元ネタがあることを知っていますか?
イギリスで実際に起きた宝石強盗事件をもとにしているのです!
実話と聞くとどういった事件なのか、なんだか内容が気になってしまいますよね。
そこで、この記事では映画『プラスティック』のネタバレ、あらすじ、結末、元ネタを紹介します!
是非、最後までご覧ください。
映画『プラスティック』作品情報
タイトル | プラスティック |
原題 | Plastic |
日本公開日 | 2015年 |
上映時間 | 102分 |
ジャンル | アクション、コメディ、犯罪 |
監督 | ジュリアン・ギルビー |
脚本 | Chris Howard、Julian Gilbert、Will Gilbey |
製作 | ゲートウェイ映画 |
製作総指揮 | Sandro Forte、Chris Howard、Daniel Toland、Terry Stone |
製作国 | イギリス |
配給 | パラマウントピクチャーズ、シネママネジメントグループ |
映画『プラスティック』主な登場人物(キャスト)
出典:映画.com
サム(エド・スペリーアス)
サム、ラファ、イェーツ、フォーディーの4人組のリーダー。クレジットカード詐欺に没頭している。フランキーに惚れて付き合うことになる。カード会社に勤めるフランキーを詐欺に勧誘し、詐欺をやりやすくする。
イェーツ(アルフィー・アレン)
4人組の詐欺師のメンバーの1人。カード詐欺をしている。サムとフォーディーを信用せず、ラファにも信用しないように言う。4人で立てた計画を裏切る。重要なカードを勝手に使いサムを怒らせる。
フォーディー(ウィル・ポールター)
4人組の詐欺師のメンバーの1人。カード詐欺をしている。サムとフォーディーを信用せずにこそこそ動いているイェーツとラファを怪しみ監視している。
ラファ(セバスチャン・デ・ソウザ)
4人組の詐欺師のメンバーの1人。カード詐欺をしている。お店で働いているため店の客のカード情報を盗んで稼いでいる。イェーツにサムとフォーディーを信用しないように言われイェーツとともに裏切りの行為をする。
フランキー(エマ・リグビー)
サムのガールフレンド。カード会社に勤めている。父親の医療費に困っていたこともあり、サムに誘われた詐欺に協力することになる。
映画『プラスティック』あらすじ結末まで解説(ネタバレあり)
起:詐欺の相手はまさかのギャング?
サムをリーダーとするフォーディー、イェーツ、ラファの4人組の詐欺師はカード詐欺でお金を稼ぐ日々だった。
ある日、ラファは詐欺仲間のイェーツと共に中年男性が乗っている路上駐車中の車を襲撃し、アタッシュケースなどを盗んだ。
その日行われたハロウィンパーティーでサムは気になっていたフランキーと出会い、メールアドレスをゲットする。
翌日、ダイヤを強盗したサムがフォーディーと共にアジトに帰ると、そこには知らない男がいた。しかもイェーツとラファは拘束されていたのだ。
その男はギャングのマルセルだった。昨日イェーツとラファが襲撃した車に乗っていたのはマルセルの会計士で、2人が盗んだケースには重要な情報が入っていると言う。
承:ガールフレンドを詐欺仲間に?
サムたちは2週間以内に負債額の200万ポンドを完済することを条件にマルセルに見逃してもらう。
200万ポンドを返すためには限度額が大きいカードが必要になる。そこで、カード会社で働くフランキーを仲間に誘う。
フランキーは父親の医療費に困っており、彼女もまたお金が必要だった。
フランキーのメールを探りそのことを既に知っていたサム。自分の弟が病気にかかったと嘘をついて同情を買いフランキーを仲間に引き入れた。
転:仲間の裏切り?
国内顧客担当のフランキーが怪しまれないよう、国外にターゲットを定めたサムたちはマイアミに飛ぶ。
そんな中、ラファはブルネイのザフラン王子婚約の記事を見つけアマ・ダブラムの宝石を盗む計画を立てた。
ザフラン皇子の秘書になりすまし、車を入れ替えるトリックを使い宝石を盗むことに成功する。
しかし、イェーツとラファがサムとフォーディーを裏切り宝石を奪って逃げてしまった。
結末・ラスト:強盗は成功するのか?
イェーツとラファは、イェーツが宝石を買い取ってくれる約束をした取引相手と待ち合わせる。
一方、裏切られたサムとフォーディーも苛立ちながら2人を追いかけた。実はイェーツのことを信用していなかったサムは鞄に発信機を仕込んでいたのだった。
サムはマルセルに連絡し、イェーツがいる場所を知らせる。
その頃、宝石屋の店員は警察に連絡し、運転手の携帯の着信履歴から警察にも居場所を突き止められていた。
イェーツとラファが取引相手といたところにマルセルも到着し銃撃戦が始まる。そしてその場所に警察もやってきたのだが、運良くイェーツとラファは逃げた。
車に乗り込み逃走していた2人だったが、サムやマルセルたちの乗っている車と衝突し、イェーツとマルセルは死亡。
サムは身動きが取れくなり、宝石を持って逃げるようフォーディーに指示する。
サムとラファは逮捕された。
2年後、サムは釈放。新しい恋人と会うフランキーの元にはサムからのダイヤが届く。
盗まれたダイヤはいまだ発見されていない…
映画『プラスティック』見どころ解説
出典:映画.com
ストーリー
クライムサスペンスです。
実話らしいです。
以外に楽しめました。
ハラハラドキドキ感はあります。
終盤良かったです。
クレジットカード詐欺怖いですね。
出典:Filmarks
まず実話にもとづいているという点が見どころだと思います。
大学生が他人のクレジットカードをスキミングして偽造カードを作ってしまうなんて…自分のカードを使われたらと思うと怖い話ですよね。
ストーリー展開がとんとん拍子すぎて、「本当に実話なの?」と疑う声も見られました。
確かに宝石強盗の準備期間が短かったり、カードの審査が通る早さだったり少々疑問に感じる場面もありました。
映画の展開的にも時間的にも、もしかしたら少し脚色したところはあるかもしれませんね。
しかし、実話ということがこの映画を面白くしている一つの要因であると感じました。
そしてもう1つは、ハラハラする展開が多いという点です。
強盗した相手がギャングと繋がっていたり、仲間内に裏切り者がいたり、王子の秘書になりすましたり、ハラハラ、ヒヤヒヤする場面が本当に多いです。
そんな大胆なことしてバレないの?と思いますが、結果的にはうまくやってくれるので安心です。
運も大事ですね!
キャラクター
イェーツのサイコパスぶりが気持ちいい。ぼーっとみれて、嫌いじゃないです
出典:Filmarks
4人の個性がきちんとあって、主役級が4人もいるのに埋もれてしまう人がいないというのは良かったと思います。
しかし、4人の関係性は不思議でした。
それぞれがお互いに信用できていなくて裏切る人が出てくるから詐欺もうまく行かないのでは?と思いましたが、お互いに信用されない原因を作っているのでなんとも言えないですね。
最終的に裏切りの主犯格的存在だったイェーツだけが亡くなるというのは出来過ぎな感じもありますが、裏切り者にはバチが当たると解釈することにしましょう。
映画『プラスティック』ネタバレあらすじ、見どころ解説まとめ
いかがでしたでしょうか?
最終的には警察に捕まったサムが2年後釈放され、サムの元恋人のフランキーの元にサムからのダイヤが届くといった結末でした!
この後、テロップで「ダイヤモンドはいまだ発見されていない」と流れ映画は終わります。
意味深ですよね…
見どころは、実話にもとづいたストーリー、ハラハラするストーリー、4人の個性が出たキャラクターということでした!
この手のクライム映画が好きな人は楽しめるのではないかと思います。おすすめです。
気になった方はご覧ください!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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