最高にタフで最悪に不運なヒーローと言えばジョン・マクレーン。
そうダイ・ハードシリーズですよね!
粗野な性格で口汚くだらしないイメージですが、いざという時あらゆる武器や爆薬に関する知識と、薄いシャツ一枚で想像以上のタフさで問題を解決していくかっこいい男、それがジョン・マクレーンの魅力です。
今回はダイ・ハード3のマクレーンがバッジから何故偽警察だと気づいたのかその謎に迫ってみたいと思います。
なぜバッジ番号で偽警官と気づいた?
- 名言や名セリフは?
- まとめ
なぜバッジ番号で偽警官と気づいた?
宝くじがきっかけ?
ニューヨークを走り回り爆弾を爆発させないように奔走するマクレーンですが、ウォール街に位置する地下鉄の爆破を食い止めることが出来ませんでした。
サイモンは小学校に爆弾を仕掛けたと明かして、マクレーンはヤンキースタジアムに向かえと指示をします。しかしマクレーンはそこで警官が少なくなったことでウォール街の近くの連邦準備銀行が怪しいと目星をつけるのです。
連邦準備銀行に着いたマクレーンは、職員や警官とエレベーターに乗ります。
その時一緒に乗り込んだ警官の6991と書かれたバッジの番号を見て、同僚の刑事リッキーが宝くじを毎週バッジの番号4桁で買っているのだと話していたことから、リッキーの物だと気付くのです。
マクレーンは自身が危険にさらされていると気付き、エレベーターの中でその男たちを銃で撃ち殺して難を逃れたのでした。
名言、セリフは?
「おい、糞野郎。そうだ、お前の事だよ糞野郎。一つだけ知りたい事がある。お前アスピリン持ってるか?朝から頭痛が酷いんだよ。」
1作目へのオマージュでもあるアスピリンのシーン。
マクレーンの口汚さと礼儀知らずな性格をよく表していますね。
二日酔いのところに警察から呼び出されたマクレーン。
「私は神の声を聞いた。神の遣いだ。図書館の司書に頭が痛いと言ったけど信じてくれない。本当に痛いのに頭が割れそうに痛いのに、なんとかしてくれ。」というセリフもあり、一日中頭痛に悩まされていています。
そしてサイモンは片頭痛持ちです。時折アスピリンを飲む姿をみせていて、捕らえられたマクレーンがボートで去るサイモンに向かっていうセリフなのですが、ドイツ人であるサイモンに嫌味をいう意味でも言っています。
持っていたアスピリンの蓋から買った店の名前が書いてあり、その名前が場所を示す緯度と経度の名前だったため犯人グループの逃亡先が分かったということでした。
ちなみにこのお店、実在するんですよ!
スタッフの方が旅行した際このお店を見つけてネタに使ったそうです。
お前の悪い部分を教えてやる。 お前は差別的な人間だから俺の事が嫌いなんだ。
「なんだと?」
「お前は差別的な人間なんだよ、俺が白人だから嫌いなんだろ?」
「お前のせいで殺されそうになるから嫌いなんだよ!」
マクレーンのパートナーになるタクシードライバーのゼウス・カーバーとの会話で言ったセリフです。
公開当時、アメリカではまだまだ黒人と白人の間で人種差別問題がありそれを皮肉をいう会話でした。
パートナー役にサミュエル・L・ジャクソンを起用して、黒人の観客も取り込もうとしたプロデューサーが意識的に組み込んだセリフなのでしょうね。
アンチロックブレーキヒューズを引っこ抜け!
“Pull out the anti-lock brake fuse.”
ABS機能を解除するべくヒューズを探していたマクレーンは、どのヒューズがABSのものかわからなかったため、面倒になって全て引きちぎったシーンの一言。
ABS機能とは、車の機能で雨や雪道で急ブレーキをかけた際にタイヤをブレーキロックすることで車が反転したりしないように設けられた機能なのですが、ベテランドライバーの場合制動距離がABS機能を使わない方が短くできたりするので邪魔に感じたのでしょうね。
イピカイェーマザーファッカー!
“Yippie-kai-yay,motherfucker!!”
この印象的なセリフは1作目からのシリーズお決まりの有名な決めセリフですよね!
Yippie-kai-yayとは昔のカウボーイが馬に乗っている時に使用していた言葉で、振り回されるときや敵を負かしたときに喜びや興奮を示す擬音語なのです。
「よっしゃー!」や「最高!」みたいなニュアンスで使うんですね。
motherfuckerは直訳すると口に出来ないくらい酷い言葉になるそうなのですが、語尾につけることで「〇〇だぜ!」というようなニュアンスでアメリカでは特に意味もなく付け加えることも多いのです。
ウィキペディアによると元はウルドゥー語で「これでも食らいやがれ!」という意味らしいと記載されていました。
ジョン・マクレーンが発するYippie-kai-yay,motherfucker!!は場面場面で微妙にニュアンスが違い「やってやるぜ!」的に使うときもあれば、「よし!」と気合を入れたりするときもあり、はたまた敵に皮肉を言う時にもつかったりしています。
ダイ・ハード3で印象的なのはヘリを墜落させてサイモンを爆死させた際、炎上していくヘリコプターを見ながら言い放つこのセリフです。
字幕では「ザマを見やがれ!」になっていました。
やっぱりこのセリフはマクレーンらしさ全開ですよね!
まとめ
いかがでしたか?
クリスマスシーズンになるとダイ・ハード見たくなりますよね!
ダイ・ハード(なかなか死なない者)という言葉通りマクレーンのしぶとさったら凄まじいですよね!
そしてたびたび出てくるこれぞ洋画というような悪態が面白いんですよね!
ダイ・ハード3には幻のエンディングも存在していたそうで、マクレーンが持ち掛けるゲームで両側に噴射口のあるロケット砲で好きな方を相手に向けて発射スイッチを押すというもので、迷った挙句サイモンが選ぶ向きで弾を直撃してサイモンが死亡、マクレーンは防弾チョッキを着ていたから無事だったというものだったそうで、実際に撮影もされていたらしいです。
脚本家は気に入っていたもののプロデューサーが「後味が悪い」とボツになったそうで、そのバージョンも見てみたかったですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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