映画「カイジ ファイナルゲーム」の最大の見せ場となるのが、「最後の審判~人間秤~」でしょう。
勝負はカイジ不利の状況になったものの、最後の最後に、時計から落ちたコインで勝利となりました。
ではなぜ、時計からコインが落ちたのでしょうか?
今回は時計からコインが落ちた理由と、「カイジ ファイナルゲーム」で繰り広げられた4つのゲームについて取り上げます。
- 映画「カイジ ファイナルゲーム」でおこなわれた頭脳ゲームの内容
- 「人間秤~最後の審判~」のルール
- 「人間秤~最後の審判~」で時計からコインが落ちる仕掛け
時計からコインが落ちる仕掛けは?
カイジの映画を見てきた。
その中のメインゲーム人間秤がshowroomのイベントみたいでドキドキが倍に。
「Family」「Friend」「Fixer」から秤に入れられた金塊の重さを競るゲーム。そしてラスト5分で「Fan」から大量に投げ込まれた金塊、金貨の重さを足して勝敗が決着。
イベントを思い出して疲れた。 pic.twitter.com/HTjwLO4vMs— とよよ (@Fukuda_STU48) January 19, 2020
東郷VS黒崎の人間秤対決。巨大天秤にそれぞれの総資産を投入し、多い方が勝利となります。
主人公の伊藤カイジは、東郷側につくも大苦戦。
勝負の決め手になったのは、時計から落ちたコインでした。
全てはカイジの計算通りですが、時計からコインが落ちたことについては説明がありません。
時計からコインが落ちた理由は、偶然によるものでした。
「人間秤~最後の審判~」の流れ
「人間秤~最後の審判~」のゲーム時間は、12時~17時まで。
なお準備時間に遅れが出たため、実際の開始時刻は12時10分~17時10分となりました。
勝負は黒崎優勢で進みます。
そして近づく17時10分のゲーム終了時刻。しかし、本当の時刻は17時5分。時計の針はなぜか5分早く進んでいたのです。
5分の猶予はあるも、逆転するにはかなり厳しい状況です。
そんな中で登場したのが、金塊を運んだドローンでした。
ドローンが掴んでいた金塊は、カイジ側の秤へと乗せられます。
さらにカイジは会場にいたFANを煽り、金貨を秤へ。
最後の5分で黒崎に迫るも、勝負は黒崎勝利で幕を閉じたのでした。
黒崎勝利が確実となった矢先に、勝負を変えたのは時計から落ちたコインです。
コインはカイジが乗った秤の上に転がり落ち、大勝利となりました。
カイジが仕掛けた罠
「人間秤~最後の審判~」の流れで、矛盾点が出てきます。
- 時計はなぜ5分早く進んだのか?
- ドローンはなぜ時間ギリギリに乱入したのか?
時計が5分早く進んでいたのは、カイジが事前に仕掛けた罠だったのです。
ゲーム開始こそは裏工作を仕組んでいた黒崎ですが、ゲーム終了ギリギリになれば何も仕掛けないと睨んでいました。
時計に細工を施したのは、カイジの元同僚で時計職人だった杉山さんです。
杉山さんのを説得して帝愛グループに潜入し、時計に仕掛けをほどこしました。
仕掛けを作動させたのは、カイジがドリームジャンプをする直前です。
少しずつ観衆時計の針を動かしたため、誰1人として時計の針が早く動いているのに気が付きません。
カイジは時計細工の手配と同時に、ドローンの手配も進めていました。
カイジはバベルの塔で知り合った男達に、ドローンの仕掛けを依頼。男達もカイジ同様底辺の人間で、上の人間を恨んでいたのです。
両者の利害関係は見事に一致し、協力関係となりました。
時計からコインが落ちた理由は ?
時計の針からコインが落ちた理由は、カイジも予測がつかなかった偶然でしょう。
コインは、時計の長針から滑るように落ちていました。
FANの投げたコインは、何らかの拍子で長針に乗ります。
そして時計が進んだことで、カイジの秤の中へと落ちました。
しかし仮に時計からコインが落ちるようにあらかじめ仕掛けをしていたとしても、上手くいく確率は50%以下だったでしょう。
そもそもカイジの乗る秤が画面右側ではなく左側だった場合、時計からコインが落ちたら、黒崎の秤に乗ります。
またゲーム終了時刻が17時10分になったのは、準備に時間がかかったという偶然によるものです。
カイジは、運命の女神をも仲間に引き入れたのでした。
「カイジファイナルゲーム」4つのゲームとは?
カイジ ファイナルゲーム 観賞
藤原竜也お目当てで観た😉これまでのカイジより やや 緊張感が少なかった気がしたものの 竜也さん カイジへの意気込みが凄くて 素晴らしい演技だった👍新キャストの福士蒼汰、吉岡鋼太郎も名演だった☺️蒼汰さんの狂気的演技 これ又 素敵👍何だかんだ言っても 楽しめた💮 pic.twitter.com/FPNxVZwqiz— りんご (@miyuki_2136) August 4, 2020
「カイジ ファイナルゲーム」には、4つのゲームが用意されています。
カイジを危険な世界へ誘ったゲーム・お金が全てのゲーム・命の危険が伴うゲーム・国の存続をかけたゲームの、4つです。
それぞれのゲームについて、ご紹介します。
バベルの塔
カイジを危険な世界に誘ったゲームは、「バベルの塔」です。
バベルの塔の頂にはカードが設置されており、カードを1番早く取った者が勝利となります。
カードは「電卓」と「魔法の鍵」の2種類。
「電卓」を選べば一生遊んでもお釣りが出るほどの財産が手に入り、「魔法の鍵」を手にすれば秘密の情報を入手することが可能。
なお肝心のバベルの塔がどこにあるのかは、ゲーム開始直前までわかりません。
必勝法は、事前にバベルの塔がどこにあるのかを知る必要があります。
カイジは事前にバベルの塔の位置を察知。鉄鋼を使い上から入手しようとするも、あえなく落下してしまいました。
しかし運が味方となり、辛うじて勝利。カイジは「魔法の鍵」を選択したのでした。
最後の審判~人間秤~
お金が全てのゲームとなったのが、「最後の審判~人間秤~」です。
- 対決時間は12時~17時まで
- 時間内に秤に投下されたコインは全て有効
- ルーレットにより3つの「F」を順番に選択
- 14時・16時・17時の3回にわたり秤を測定
映画では実際の対決時間は、12時10分~17時10分に変更されました。
3つの「F」とは、Family(家族)・Fixer(投資家)・Fan(ファン)の3つです。
最終的に勝負を決めるのは、Fanの動向でした。
カイジはFanに勝負をかけ、勝利を手にしたのです。
ドリームジャンプ
命の危険が伴うゲームは、「ドリームジャンプ」です。
- 10人の参加者の内9人は死亡
- 参加者はあらかじめ1番~10番までの番号を選択
- 選んだ番号と同じ場所に立ち、合図とともに高所から飛び降り
- 来場者は誰が生き残るのかを賭けます
カイジはドリームジャンプを目撃し「胸糞悪いとはこのことか」と、ドン引き状態。
まさか後に本人が実施するとは、夢にも思わなかったでしょう。
なお「ドリームジャンプ」の考案者は、「最後の審判~人間秤~」で対決した黒崎でした。
ゴールドジャンケン
国の存続をかけたゲームが、「ゴールドジャンケン」です。
- 3回勝負
- 3回の内1回は必ず金の卵を握らなければならない
- 金の卵を握ったままジャンケンに勝利した場合、金の卵はボーナスとしてゲット
「ゴールドジャンケン」は、映画中で2回おこなわれました。
最初の「ゴールドジャンケン」は、高倉VS経産省大臣。勝負は高倉の勝利となり、経産省大臣は辞任となります。
最後の「ゴールドジャンケン」は、高倉VSカイジです。
政治家達は自分達の利益を守るために、市民の財産をなきものにします。
カイジは政治家達のたくらみを打破するために、高倉に「ゴールドジャンケン」を挑みました。
「ゴールドジャンケン」は、国の運命を左右するゲームになったのです。
まとめ
時計からコインが落ちた理由は、偶然の産物でした。
もしも偶然が起こらなかったらカイジの負けは確実だったので、ギリギリの勝負内容です。
「運も実力の内」とはいったもので、運を引き入れるカイジの勝負強さには、頭がさがります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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