E.T.|続編でも人差し指を合わせるシーンはない?セリフの意味は?

 

スティーヴン・スピルバーグによる大ヒットSF映画「E.T.」

 

公開してすぐに、当時のアメリカで映画史上最大の約3億ドルの興行収入を記録、その後およそ10年間、配給収入1位を守り続けたという歴史に残る名作です。

 

そして2019年、そんな「E.T.」の続編として短編映画が発表されたのです。

続編とされているこの動画は、アメリカのXfinityでクリスマス用のCMとして放送されたものです。その内容は4分18秒という短いもの。

 

その中では、映画版「E.T」の主人公エリオット(当時10歳)も47歳になり、妻と2人の子供を持つ身になっています。

今回、37年ぶりに再会を果たした2人が家族も含め皆でクリスマスを一緒に過ごす、という内容です。

 

映画版でもエリオットを演じたヘンリー・トーマスが今回も同役を演じているということで、製作された1982年からの時の流れをリアルに感じます。

 

とても感慨深いこの続編ですが、この記事では1982年の映画版の名シーンについてまとめ、続編にも同じシーンがあるのか、ご紹介していきたいと思います。

 

 
この記事で分かること

・人差し指を合わせるシーンは幻…?

・E.T.と37年ぶりの再会!でもそこでも指は合わせない…

・ないはずのシーン、だけどそれが核心かもしれない。

E.T.と人差し指を合わせるシーンはあったのか?

E.T.

出典:IMDb

 
映画版「E.T.」は、地球にやってきた小さな宇宙人と少年エリオットの交流を描く、心温まるストーリーでした。
 
日本でも大ヒットし、「お互いの人差し指を合わせる」という名シーンの真似も流行りました。

人差し指を合わせるのはどのシーン?

やっぱりE.T.といえばこのシーン…と思いますよね。

しかしちょっと待って下さい。どのシーンでE.T.とエリオットは指を合わせていたでしょうか。作品を見たことがある方も、もう一度よく思い出してみて下さい…

 

実は作中にはこの「お互いの人差し指を合わせる」シーンは出てこないのです。

 

ポスターのイメージと、当時誰もが真似をしていた印象が強すぎるため、実際にストーリーの中にあったシーンだと勘違いしている方も多いと思います。

 

彷彿させるシーンは

このシーンが強く印象に残るもう一つの理由として、作中にその仕草を彷彿させる描写があります。

 

それは、「E.T.がエリオットの指を治療する」シーンです。

 

のこぎりの刃に触れて指から血を出してしまったエリオット。怪我を負ったその指先に、E.T.が光る指で触れ、たちまち傷を治してしまうというシーンです。

E.T.続編では人差し指を合わせるシーンはある?

 

 
 

では、発表された続編の中には、人差し指を合わせるシーンはあるのでしょうか?

続編にも人差し指を合わせるシーンはない

37年ぶりに感動の再会を果たしたエリオットとE.T.。感極まって抱き合うシーンはありますが、ここでも2人は人差し指を合わせることはありません。

そして今回の続編では、E.T.が指で誰かを治療する描写も特にありません。

 

 

唯一、少し近い表現かな?と思われるシーンは、E.T.とエリオットの子供たちが自転車で空を飛ぶシーンに見られます。

子供たち同士が一瞬手を取り合っているような、お互いの指先が触れていそうな描写があるかな?という感じでした。

 

 

 

映画版で月夜の中をエリオットとE.T.が自転車で空を飛んだシーンが、今度はエリオットの子供たちとのふれあいを描くシーンに受け継がれていました。

 

「E.T.」ファン、特に当時劇場で見た方々にはたまらないですね。

 

ETと人差し指を合わせる時のセリフの意味と、それ以外のセリフについて

E.T.

出典:IMDb

 

最後に、人差し指を合わせるシーンを含め、E.T.のセリフに少し注目してみたいと思います。

「トモダチ」…?

皆さんは、この映画を真似して人差し指を合わせながら「トモダチ」と言ったりしたことはないでしょうか。私はあります。

 

しかしこれも作中のシーンにはありませんでした。

そもそも指を合わせる場面もないのですから、そこで「トモダチ」と言うセリフを言うのも記憶違いなのですよね。

 

作中別のシーンで「トモダチ」というセリフが出てくるので、その場面と紐づけて勘違いをしている人も少なくないと思います。

 

E.T.のセリフ

実際に指の治療のシーンで2人が言うセリフは、「アウチ…!(痛い)」でした。

痛がったエリオットがアウチ…と言うのを聞いたE.T.が、「あうち、あうち…」と真似ながら傷を治してくれるのです。

 

 

ちなみに、映画版にも続編にも出てきた、ラストのお別れのシーンのE.T.のセリフはとても有名で印象的でしたね。

「I’ll be right here.」(僕はここにいるよ)。

映画版ではエリオットの眉間に、続編ではエリオットの息子の胸に指を当てて同じセリフを言います。

 

E.T.|続編でも人差し指を合わせるシーンはない?セリフの意味は?まとめ

 
いかがでしたでしょうか。
 
 
ここまでで「E.T.」に人差し指を合わせるシーンはない?セリフの意味、続編についてもご紹介してきましたが、ここまでをまとめますと…
 
  • 有名な「人差し指を合わせるシーン」は作中には出てこない!
  • 勘違いの原因となる似た描写はエリオットの指を治療するシーン
  • 続編にも「人差し指を合わせるシーン」は登場しない。
  • 「トモダチ」も記憶違い…実際は「アウチ(痛い)」。
 

世界的大ヒットとなった名作は、見た人に不思議と、少しずつ記憶の歪みを生じさせているようでした。

個人的には、多数の人がしているその「勘違い」はとてもハートウォーミングで、ポジティブなもののように思います。

 

 
お互いの人差し指を合わせ「トモダチ」とつぶやく、ないはずのそのワンシーンにこの映画の魅力が凝縮されているのかもしれません。
 
 
ぜひ、感動の再会を果たす続編、短編映画の方もチェックしてみてくださいね!
 
 
 
以上、E.T.|続編でも人差し指を合わせるシーンはない?セリフの意味は?についてご紹介しました!

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

コメント

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