2009年に公開された映画『7つの贈り物』。
ウィル・スミスが主人公のトーマスを演じたことにも注目が集まったこの作品。
自分の不注意によって引き起こした交通事故で、愛する婚約者と見ず知らずの6人を死なせてしまったことを悔い、ある『7つの贈り物』によって他人の人生を変えようとする物語です。
タイトルからは想像も出来ない彼の過去、そして彼の計画に、命について、そして生き方について考えさせられた方も沢山いたのではないでしょうか。
今回は、この『7つの贈り物』のタイトルの意味、そして映画は実話なのか?泣けるのか?についてまとめました!
- 贈り物とは、自分の身体の一部である「臓器」、そして暮らしてきた「家」のことだった
- 映画は実話ではなかった
- 泣けた人の感想、泣けなかった人の感想!
7つの贈り物|タイトルの意味は?
7つの贈り物とは、自分の「臓器」、そして「家」のことだった
タイトルである7つの贈り物とは、自分の身体の一部である臓器と、自分が暮らしていた家のことでした。
主人公のトーマスは、過去の交通事故で7人の命を奪ってしまったことを悔い、同じ人数の7人の命を、自分が臓器提供することで救おうと考えていたのです。
彼は、国税庁のデータから、「贈り物」を渡すべき候補者を選んでいました。
そして自分でその相手に接触し、「贈り物」を渡すのに相応しい人物であるか?を調べて、相応しいと判断した相手に臓器や家を贈ったのです。
贈り物を渡した7人とは
1人目:ベン | 自身の弟で、片方の肺を提供しました。 |
2人目:ホリー | 児童相談所で働く女性。肝臓を提供しました。 |
3人目:ジョージ | ジュニアホッケーチームの監督。腎臓を提供しました。 |
4人目:ニコラス | 入院していた男の子。骨髄を提供しました。 |
5人目:コニー | 夫からの暴力に悩んでいた2人の子どもがいる女性。今まで住んでいた豪邸を譲りました。 |
6人目:エズラ | 盲目の男性。眼球を提供します。 |
7人目:エミリー | 心臓疾患を持っていました。心臓を彼女に提供するために、自殺をしました。 |
時には暴言を吐いてまで相手の人物を知ろうとし、相応しいと判断した7人に「贈り物」をしました。
最後、エミリーに心臓を提供するために、彼は自殺という選択肢をとります。
罪滅ぼしのつもりなのか、それとも、最初から死ぬつもりで、せめてもの自分が出来ることを行ったのか。
始まりの交通事故はトーマスが悪いとはいえ、自分の命をも「贈り物」として考え、計画を練っていたということを思うと、本当にこの結末が正しい事、正しい償い方なのか?考えさせられてしまいます・・・。
7つの贈り物は実話?映画は泣ける?
今日の映画「7つの贈り物」
この映画を観た後 自分は涙が止まりませんでした😭 誰かの為に助けるっていうのはこんなにも 重いって事が😭 pic.twitter.com/BYLfPyGgXi
— KEIJI@映画🍿 (@KeijiRoxas) August 17, 2019
『7つの贈り物』は実話ではない
気になるのは実話なのかどうか、というところですが、今作は実話ではありません。
グラント・ニーポートさんによる脚本を元に作られた映画だということでした。
ちなみに監督のガブリエレ・ムッチーノ監督とウィル・スミスのタッグは、2006年公開の映画『幸せのちから』に続いており、同じスタッフで製作されたそうですよ。
映画は賛否両論!泣けたひとも、泣けなかったひとも・・・。
映画の評価を調べたところ、泣けたという人も、泣けなかった人もいて、まさに賛否両論でした。
・命について考えさせられた。
・エミリーへの愛もあったのに、結果的にエミリーを救うために自殺をして命を絶ってしまった決断が悲しすぎた。
・彼からのプレゼントで人生が変わっていく姿に感動した。
・交通事故にあった人は不可抗力で亡くなってしまったのに、救う人は主人公が独断で決めているところに感情移入が出来なかった。
果たしてこれはハッピーエンドと言えるのかどうか?
観た人によって感じ方が違うことがわかりました。そもそもはトーマスが原因で引き起こしてしまった交通事故。自分のせいで7人の命を奪ってしまった、という絶望は想像してもしきれません。
失われた命への懺悔を抱えてこれから先生きていくことも、確かに想像を絶する苦しみだと思います。でも、命を絶つことがその償いになるのでしょうか・・・。
彼なりに、自分の命の終わらせ方を考えて、せめて死ぬのであれば、誰かの役にたってから死にたいと考えていたのではないかと思いました。
ですが、自殺という道を選んだ結末はとてもショッキングでした・・・。
確かにこの映画の結末は、観たひとによってさまざまな感じ方や考えがあると思います。
7つの贈り物|タイトルの意味とは?映画は実話?泣ける?のまとめ
いかがでしたでしょうか。
主人公の結末に賛否両論あれど、命の在り方について考えさせられる物語であることがわかりました。
実話をもとにしたストーリーではありませんでしたが、実際に起きてもおかしくないようなリアルさを感じました。
ハッピーエンドだと感じるのか、そうでないのか。主人公の結末について、あなたはどんな感想をもちますか?
是非映画をみて、考えてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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