1996年公開のアメリカのアクション映画「マネー・トレイン」は、ニューヨークを舞台に、おとり捜査官の黒人男性と白人男性の兄弟の友情を描いた作品です。
兄弟はある事情から、ニューヨークの地下鉄の売上金を運ぶ「時刻表に載らない特別列車”マネー・トレイン”」を強奪することになってしまうコメディ要素もあります。
今回は、映画「マネー・トレイン」がどういったストーリーの作品なのか、あらすじや結末(ネタバレ)をご紹介していきましょう。
・『マネー・トレイン』の作品情報
・『マネー・トレイン』のあらすじネタバレ
・『マネー・トレイン』の見どころ
・『マネー・トレイン』の音楽、曲（主題歌、挿入歌）
マネー・トレイン丨予告動画
マネー・トレイン丨作品情報
| タイトル | マネー・トレイン |
| 原題 | Money Train |
| 日本公開日 | 1996年4月20日 |
| 上映時間 | 103分 |
| ジャンル | アクション、サスペンス |
| 監督 | ジョセフ・ルーベン |
| 脚本 | ダグ・リチャードソン、デイヴィッド・ローリー |
| 製作 | ニール・カントン、ジョン・ピーターズ |
| 製作総指揮 | トレイシー・バローン、アダム・フィールズ、フレデリック・S・ピアース |
| 製作国 | アメリカ合衆国 |
| 配給 | コロンビア映画 |
マネー・トレイン丨主な登場人物（キャスト）
ジョン（ウェズリー・スナイプス）
ニューヨーク地下鉄公安のおとり捜査官。チャーリーの血の繋がらない兄。しっかり者で面倒見がよく、血の気の多い問題児の弟・チャーリーの不始末をいつもカバーしている。グレースに恋心を抱いている。
チャーリー（ウディ・ハレルソン）
ジョンの血の繋がらない弟。ジョンと同じ、ニューヨーク地下鉄公安のおとり捜査官。血の気が多く、ギャンブル好き。そのせいで莫大な借金を抱えることになり、追い詰められた末にマネー・トレインの強奪を企てる。グレースに恋心を抱いている。
グレース・サンチャゴ（ジェニファー・ロペス）
ジョンとチャーリーの職場に新たに赴任してきた、美人捜査官。兄弟2人に好意を寄せられている。
マネー・トレイン丨ネタバレあらすじ（ストーリー解説）
マネー・トレイン丨あらすじ
ニューヨークを舞台におとり捜査官の黒人と白人の乳兄弟の友情を描く。タイトルは地下鉄を運営する公団が路線の売上金を各駅から集金して廻るために走らせる「時刻表に載らない」列車を指す。アメリカの強盗が狙う最高の獲物とは「アメリカ陸軍の守るフォートノックスの金塊」「マフィアの縄張りとされるラスベガスの売上金」、そして「四方を壁に囲まれ脱出不可能な地下鉄のマネートレイン」である。
マネー・トレイン丨あらすじ 【結末・ラスト（ネタバレ）】
ジョンはチャーリーの計画に気づき、グレースの説得に背中を押され、マネー・トレインに乗り込んでチャーリーの企てを阻止しようと動き出しました。
ジョンと同じく、暴走するマネー・トレイン強奪を阻止しようとしたパターソンは、先頭車両の乗客の危険を顧みずに行動します。
しかし、パターソンのその行動は裏目に出てしまい、脱線したマネー・トレインに駆けつけたグレースに、乗客を危険な目に合わせたとして逮捕されてしまうのです。
パターソンはチャーリーが強奪犯と気づかないまま連行され、無事列車から脱出していたジョンたちは和解し、大金を持ったまま逃亡に成功しました。
マネー・トレイン丨見どころ
出典：IMDb
ジョンとチャーリーの兄弟の強い絆に感動する
ジョンとチャーリーは血の繋がらない兄弟だが、2人の間に人種の違いなどなく、正反対な性格をしているのにとても仲が良い兄弟です。
しっかり者の兄・ジョンが、問題を起こすトラブルメーカーの弟・チャーリーに振り回されながらも、決して兄弟を見捨てない愛情が描かれていて、個人的に「こんな兄弟に憧れる」と思いました。
ジョンたちの息の合った兄弟プレーも格好良かったので、映画を観る際はそちらも注目してみてください。
それに、喧嘩別れしてしまったのに、チャーリーが危ないことをしていると分かった途端、怒っていた気持ちよりも「あいつを止めなければ、助けなければ」と思って駆けつけるシーンにも感動します。
そして何より、あんな仲良しなジョンたち兄弟が喧嘩した時は切ないものの、最後に仲直りして2人で逃げていくところが微笑ましかったです。
兄弟とグレースの恋模様にドキドキハラハラする
正反対な性格をしているジョンたち兄弟が、同じ女性に恋をしたのも、見ていてドキドキしました。
ジョンたちがそれぞれ、違った方法でグレースにアタックしていく様子は微笑ましいし、グレースがどちらを選ぶのかドキドキします。
グレースがジョンに惹かれている、そう気づいた時のチャーリーの切なさや嫉妬は、好きな人に別の好きな人がいた経験がある人なら、誰でもグッと胸にくるものがあると思います。
特にそれが、自分が信頼しているたった1人の兄弟だった、チャーリーは自分の恋を取るか、兄弟の幸せを取るか凄く悩んだことでしょう。
一方でジョンも、喧嘩別れした手前、チャーリーを止めたい気持ちはあるけど、それを素直にすぐ行動できないところもありました。
そこで好きなグレースが背中を押したおかげで、ジョンはチャーリーを止めて和解できた、そういった意味でもグレースの存在は兄弟の中で大きいのだなと感じます。
そして、グレースがジョンと結ばれる恋愛映画のハッピーエンドではなく、和解した兄弟が大金を手に逃亡する結末が描かれていたのは予想外で驚きます。
恋愛と兄弟の絆、暴走を始めたマネー・トレインでの攻防、ドキドキハラハラする展開が多くて、最後まで楽しめる映画です。
マネー・トレイン丨サントラ・曲（主題歌、挿入歌）
- The Train Is Coming
作詞 ： Ken Boothe and Shaggy (as Orville Burrell)
製作 ： Robert Livingston and Shaun Pizzonia (as Shaun ‘Sting Int’l’ Pizzonia)
演奏 ： Shaggy featuring Ken Boothe
Courtesy of Virgin Records Ltd.
- Making Love
作詞 ： Tim Kelley, Bob Robinson, Kevin Wales, Michael Marcel Keith (as Micheal Keith),DaRon Jones (as Daron Jones), Slim (as Marvin Scandrick) and Quinnes Dammond Parker (as Quinnes Parker)
製作 ： Tim & Bob
製作総指揮: Sean ‘Diddy’ Combs (as Sean ‘Puffy’ Combs)
演奏 ： 112
- Top of the Stairs
作詞 ・ 演奏 ： Skee-Lo
製作 ： Walter “Kandor” Kahn and Skee-Lo
- Show You the Way to Go
作詞 ： Kenny Gamble (as Kenneth Gamble) and Leon Huff
製作 ： Teddy Riley
演奏 ： Men of Vizion
- Still Not Over You
作詞 ： Trey Lorenz, Mark C. Rooney and Mark Morales
製作 ： Mark C. Rooney and Mark Morales
演奏 ： Trey Lorenz
- Nuevo Dia
作詞 ： Kike Santander
演奏 ： Gloria Estefan
- Where Ever You Are
作詞 ： Denzil Foster & Thomas McElroy
演奏 ： Terry Ellis
- All That Matters
作詞 ： Denzil Foster & Thomas McElroy
演奏 ： Samuelle
- Oh, How I Hate to Get Up in the Morning
作詞 ： Irving Berlin
- Dance Without Sleeping
作詞 ： Melissa Etheridge, Mauricus ‘Fritz’ Lewak (as Mauricio Fritz Lewak) & Kevin Mccormick
演奏 ： Melissa Etheridge
- I Love You…I’ll Kill You
作詞 ： Michael Cretu (as Curly M.C.) & David Fairstein
演奏 ： Enigma
- I Remember That Night
作詞 ： Daz Dillinger (as Dillinger) and Juvenile
演奏 ： Juster
- The Thrill I’m In
作詞 ： Jimmy Jam (as James Harris III) and Terry Lewis
製作 ： Jimmy Jam and Terry Lewis
演奏 ： Luther Vandross
- Oh Baby
作詞 ： Alexander Richbourg, McKinley Horton, Tony Hightower, Sammy Crumbley, Jason Sylvain and Ron Jackson
製作 ： Richbourg
製作総指揮：Jimmy Jam and Terry Lewis
演奏 ： 4.0
マネー・トレイン丨映画のトリビア
The Wall Street station scenes were filmed at the Union Square station on the IRT Lexington Avenue line. The 33rd Street station is the real one, on the same line. All scenes filmed on the subway set featured retired carbon steel R-30 subway cars, painted red. Scenes filmed on the actual New York City subway featured stainless steel R-62 cars.
ウォール街の駅のシーンは、IRTレキシントンアベニュー線のユニオンスクエア駅で撮影されました。 33丁目駅は同じ路線の本物の駅です。 地下鉄のセットで撮影されたすべてのシーンは、赤く塗られた引退した炭素鋼R-30地下鉄車を特徴としていました。 実際のニューヨーク市の地下鉄で撮影されたシーンでは、ステンレス鋼のR-62車が使用されていました。
Charlie’s (Woody Harrelson’s) handgun is a Smith & Wesson 6906.
チャーリー（ウディハレルソン）の拳銃はスミス＆ウェッソン6906です。
Some of the exterior shots of the subway in the films climax were reused for “Stigmata” (1999).
映画のクライマックスでの地下鉄のエクステリアショットの一部は、「スティグマータ」（1999）に再利用されました。
John’s (Wesley Snipes’) handgun is a Glock 19.
ジョン（ウェズリー・スナイプス）の拳銃はグロック19です。
マネー・トレイン丨ネタバレあらすじ、見どころのまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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