1985年アメリカ映画。殺人現場を目撃してしまったアーミッシュの村に住む少年とその母を保護するために奮闘する刑事を描いたサスペンス映画。
作品中に出てくるアーミッシュの人々ってどんな生活をしているの?殺人犯を目撃してしまった少年とその母は無事に助かることはできるの?ハリソン・フォード演じるジョン・ブックの活躍は?
とても気になるところです。
そんな映画『刑事ジョンブック 目撃者』のネタバレあらすじについて紹介していきたいと思います。
刑事ジョンブックのネタバレあらすじは?
刑事ジョンブックの作品情報は?
制作年 | 1985年 |
上映時間 | 113分 |
原題 | Witness |
監督 | ピーター・ウィアー |
原案・脚本 | ウィリアム・ケリー、アール・W・ウォレス |
キャスト | ジョン・ブック(ハリソン・フォード) レイチェル・ラップ(ケリー・マクギリス) サミュエル・ラップ(ルーカス・ハース) ポール・シェイファー(ジョセフ・ソマー) ジェームス・マクフィー(ダニー・グローヴァー) |
あらすじ
夫を亡くしたレイチェルと息子サミュエルは、ペンシルベニア州ランカスター郡のアーミッシュの村から親族のいるボルチモアへ行く途中だったが、乗り換えの駅のトイレでサミュエルは2人組による殺人を目撃する。
事件を担当する刑事ジョン・ブックは母子を半ば強引に警察署へ連れて行き面通しを行うが、そこには殺人犯の姿はなかった。面通しには時間がかかるため、ホテルに宿泊させると勝手に帰られる恐れがあり、ジョン・ブックは自分の妹の家に母子を宿泊させる。しかし署内に掲示されている新聞の切り抜きをたまたま見たサミュエルが犯人の1人が署内の麻薬課マクフィー刑事であることに気づく。ジョン・ブックは、すぐシェイファー本部長に相談し犯人逮捕の善後策を練り、マクフィーが指揮した捜査で麻薬の原料P2P(フェニルアセトン)が大量に押収されたが、紛失していたことを本部長に報告する。しかし、その日のうちにジョン・ブックは駐車場でマクフィー刑事の襲撃を受け負傷してしまう。
マクフィーが犯人であるという事実は、シェイファー本部長以外には口外していない、すなわち本部長もグルで母子が非常に危険な状況であると判断したジョン・ブックは、妹にも行き先を言わず、自分の車と妹の車を取り換え、母子を秘密裏にアーミッシュの村に送り返すが、彼自身も傷が深くその場で倒れてしまう。
銃創を病院で治療すると警察に通報されてしまうため母子の家で傷を癒す事にしたジョン・ブックはアーミッシュの生活に入り込み、酪農作業や大工作業を手伝う一方で、相棒の刑事とコンタクトをとり、彼らの村がどこにあるか特定できないようサミュエルの調書を隠すように依頼し時間を稼ぐ。しかし何度目かの電話で相棒が殉職したことを知り、本部長による暗殺であると確信したジョン・ブックは苛立ちのあまりアーミッシュをからかう観光客に対し暴力をふるってしまう。
平和主義者のアーミッシュによる暴力事件は前代未聞であり、この事件を契機にジョン・ブックの潜伏する家を特定したシェイファー本部長は、殺人犯の2名を引き連れ目撃者とジョン・ブックの暗殺に乗り込んでゆく。殺人犯2名はジョン・ブックにより倒されるが、シェイファー本部長はレイチェルを人質にとりジョン・ブックを追い詰める。しかし隙を付いてサミュエルが鐘楼に登り鐘を鳴らし危機を知らせたため村人が大勢集結し、シェイファー本部長もこれまでと観念し銃を下ろす。
事件が解決し村に留まる理由がなくなったジョン・ブックは、レイチェルと互いに思いを寄せていることをわかっていたが、住む世界が違うこともまたわかりあっていた。2人は交わす言葉もなく別れて、ジョン・ブックだけが村を出ていく。
刑事ジョンブックのネタバレラスト結末は?
ジョンは、カーターに連絡をとろうと街で電話をかけますが、カーターが前の晩に亡くなったことを知ります。それは、本部長の仕業だと考えます。ジョンは、街で観光客から嫌がらせを受けているのを見て、気持ちを抑え切れず、男を殴ってしまいます。
暴力を振るわないのが掟のアーミッシュが殴ったことで街の警官の耳に入り、そこから本部長に報告されてジョンの居場所が突き止められてしまいます。ジョンは村を出る決心をしますが、先に本部長、マクフィー、ファギーの3人が村にやって来ます。
ジョンは、ファギー、マクフィーを倒しますが、本部長はレイチェルを人質にしてジョンに銃を捨てさせます。そのとき、サミュエルが鐘を鳴らし、それを聞いた村人たちが駆けつけてきます。その光景を目にした本部長は、観念し、武器を捨て、逮捕されました。
事件は解決し、ジョンはレイチェルへの想いを断ち切り、自分の暮らす街へと戻っていきます。その後ろ姿にイーライが「(アーミッシュ以外の)外の世界の人たちには気をつけろよ」と声をかけます。それは、イーライはジョンを仲間として認めた証拠だったのです。
まとめ
殺人現場を目撃してしまったアーミッシュの村に住む少年とその母を守りながらアーミッシュの村で過ごすことでそこに住む人々と心通わしていくが、住む世界が違うことを痛感します。
そこに殺人犯が殺害現場を目撃した少年とその少年を守っている刑事ジョンを殺しにアーミッシュの村までやってきます。犯人たちの攻撃をかわしながらも反撃するジョン。
最後は村人たちがかけつけてきて、それをみた犯人は降参します。
そして事件は無事に解決し、ジョンは、自分の場所へと去っていきます。
その後ろ姿にイーライが「(アーミッシュ以外の)外の世界の人たちには気をつけろよ」と声をかけます。
それは、イーライはジョンを仲間として認めた証拠だったのです。
このイーライが声をかけた言葉「(アーミッシュ以外の)外の世界の人たちには気をつけろよ」ですが、作品中では、「イギリス人には気をつけろよ」と訳されておりました。それは、アーミッシュの人達が自分たち以外の人たちのことを「English(イングリッシュ)」と呼んでいたため、「English」をそのまま訳してしまい、「イギリス人には気をつけろよ」と訳になってしまったようです。少し残念な気がします。
殺人を目撃してしまった少年の母とジョンが、アーミッシュでの生活をとおして心を通わせるシーンは、とても切なくなります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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