「ターミネーター2」のジェームズ・キャメロン監督とアーノルド・シュワルツェネッガーが再タッグを組んだことで話題を呼んだ映画「トゥルーライズ」
当時としては破格の予算を注ぎこんだアクション超大作としても有名で、シュワルツェネッガーの代表作の一つです。
とにかく派手で爽快なアクション映画でありながら、コメディ作品としての面白さもある作品です。
本記事では、この映画の面白さについて分析していきたいと思います。
・アクションはとにかく派手で面白い
・非日常と日常を行き来するギャップコメディ
・今なおも愛されるシュワルツェネガーの代表作
トゥルーライズ|つまらない?面白い?理由は?
シュワの魅力で突き進む141分
本映画は141分とアクション映画としてはかなり長い尺です。
ですが、この長い尺を忘れるくらいの怒涛のアクションの連続とコメディタッチで描かれる人間ドラマが本映画の魅力です。
アクションは言わずもがなですね。
本映画では大統領直属のスパイという設定ですが、シュワルツェネッガーが演じるので基本的に爆破と銃撃戦です。
大都会を馬で走り抜けたり、向かいくる敵を容赦無く燃やしたり、挙句の果てには戦闘機まで乗り回すなど、正しく無敵のマッチョヒーローを堪能できる仕上がりとなっています。
また、ドラマ部分ではスパイという活動を隠して家を留守にしてしまう故に、家族とどこかギクシャクしてしまうスパイの苦悩を描くかと思いました。
しかし、映画が進むと彼はスパイのテクニック、そして自分の仲間を導入して妻の浮気調査をするというやりすぎ展開が続きます。
実際にそうなるのですが、それが今作品ではやりすぎです。
これが意外と長くて、一体自分たちは何を観ているんだろう…と思ってしまいます。
と思ったら、観ている我々の気持ちを汲み取ったかのようにテロリストが現れアクション映画に戻ります。
このアクションコメディというジャンルをものにしているのは、やはりアーノルド・シュワルツェネッガーという男の魅力があってのものです。
確かにめちゃくちゃな展開が多いですが、これこそシュワちゃんに求めているものであり本作品が面白いと思える所以であります。
トゥルーライズ|感想評価
敵は忘れた頃にやってくる
本作では米国で核爆弾によるテロを防ごうと奮闘するお話がメインとなります。
アート・マリック演じるテロリストのリーダーであるサリムとのチェイスシーンが前半で用意されています。
サリムはバイク、ハリーは何と馬を使ったチェイスシーンは場所が次々と移っていく名シーンの一つです。特にホテルで馬とバイクのチェイスなんて、他の映画では観ることができません。
ここはサリムに逃げられて終わるのですが、これ以降はしばらく妻ヘレンの浮気調査の話がしばらく続き、テロリストについてはほとんど触れられません。
ここのパートがテロリストの乱入によって終わりサリムが再登場します。
残念なことに、ここに至るまで、サリムの存在を忘れかけており、俺を忘れるなと言わんばかりの登場と、核爆弾を披露するなどここから彼らの挽回劇が繰り広げられます。
このストーリーバランスがプロットのめちゃくちゃさとして指摘されていますが、面白いから気にしないのです。
ジェイミー・リー・カーティスという女優
地味な女と周りから言われながらも、ハリーに一途な愛を貫くヘレンを演じたのがジェイミー・リー・カーティスです。
美人というよりは、凛々しさを感じるかっこいい女優でショートヘアーが似合う方です。
彼女は、ハロウィンシリーズの主演ローリー役として有名で、2018年に公開されたハロウィンの新作ではタフなおばあちゃんローリーを演じておりました。
ここでピンときた方もいるかもしれませんが、本映画の監督ジェームズ・キャメロンといえばターミネーターの監督です。ターミネーターでサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンも凛々しさを感じる素晴らしい女優でした。
本作のジェイミー・リー・カーティスを起用したのは、どこか監督の女性感が反映されているように思えますね。
本映画で、彼女はゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門にて主演女優賞を獲得しております。本作のコメディ部分の面白さは、彼女が演じたヘレンによる部分も大きいです。
観客の反応
アメリカの映画評価サイトRotten Tomatoesにて批評家支持率71%・観客支持率76%を得ています。総評では、めちゃくちゃなプロットを指摘しながらも、それを上回るアクションとユーモアに富んだ展開を評価されています。(2020年10月11日時点)
日本の評価サイトでの反応は以下にまとめて通りとなっております。(2020年10月11日時点)
やはり日本ではシュワちゃん映画は人気ということもあって、それなりに評価を得ていますね。流石に、当時の声という訳ではありませんが、20年以上前の映画でも人気を得ているところにシュワちゃんの普遍的な魅力を感じますね。
コレはシュワちゃん主演の映画の中で一番好きかも知れないなー( ˶ˆ꒳ˆ˵ )
エンターテイメントです!
これぞ映画。笑
ー白玉つくねさんのユーザーレビュー(Filmarks)
何度も何度も観てました! アクション・シーンはすごく面白いです! ただ『トゥルーライズ』と聞いて思い出すのはタンゴの曲とジェイミー・リー・カーティスのホテルのダンスです(笑)
ー映画は生き甲斐さんのユーザーレビュー(映画.com)
ストーリーとか、設定のこだわり、シリーズ化されたかなど、映画の成功の物差しはいろいろとあるだろうが、なんと言っても「楽しめるかどうか」という意味においてこの映画ほど徹底した娯楽作品は他にないと思うのだ。
ーうそつきカモメさんのユーザーレビュー(Yahoo!映画)
トゥルーライズ|つまらない?面白い?アクションなのにコメディ?のまとめ
いかがでしたでしょうか?
アクションコメディの決定版と言ってもいい本映画はシュワルツェネッガーの魅力が詰まっております。
本映画でのアクションは、後のアクション映画に影響を与えており、ジョン・ウィックやミッション・インポッシブルなどにそれが見受けれられます。
まだご覧になられてない方は、ぜひ本映画のアクションを堪能してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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