映画「浅田家!」は2020年10月2日から劇場公開された作品です。
この作品は、木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・浅田政志さんの人生と、その彼を支えた家族の実話に基づいて作られた物語です。
主演は二宮和也さん。
監督は「湯を沸かすほどの熱い愛」で、第40回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞ほか、その年の映画賞を総ナメにした中野量太監督。期待値の高まる作品です!
早くも大ヒットしているこの映画ですが、今回は「浅田家!」は言われてるほど面白い?つまらない?観た方の感想、今や実力派俳優となっている二宮和也さん、演技力のどこがヤバい?についてご紹介します!
- 「浅田家!」は面白いのか、つまらないのか
- 「浅田家!」はどんな作品に仕上がっているのか
- 「浅田家!」の二宮和也の演技力がヤバい理由
浅田家!|予告動画
この映画「浅田家」は主人公の浅田政志は浅田家の次男で写真家。一風変わった性格の政志は、ある日、父、母、兄、自分がなりたかったもの、家族でやってみたいことをテーマに様々なコスプレをして撮影することにした。この家族4人を被写体にしたユニークな家族写真、写真集「浅田家」が写真賞を受賞した。
その受賞をきっかけに写真家として軌道に乗り始めた政志。そんな時、東日本大震災が起こる。
政志は自分にも思い入れのあるその被災地に出向く。そこで東日本大震災の津波で、泥だらけになった写真を洗浄し、元の持ち主に返すボランティア活動の作業に励む人々と出会うことになった。政志は彼らと共に写真洗浄に携わる。そこで写真を見つけて笑顔になる人たちと触れ合うにつれて、写真の持つ力を信じるようになる。そんな政志の前に、一人の少女が現れる…
浅田家!|映画はつまらない?面白い?
この作品を観た人たちの感想が熱い!
「浅田家!」先程、鑑賞終え、2回目入場。
感想を言う前に、科学的に事実を。「浅田家!」は、一回鑑賞しただけで、 同じ測定器で体温を36.1度から36.5度に上げる映画(笑)。
泣ける。
後は自分の目で、心で観て下さい。
二宮くんの顔が、声が、いいと改めて思ったね。— moonchild (@moonchild06) October 2, 2020
実際に体温を測る発想が面白い!そして人の体温を上げてしまうほどの感動なのだとわかります。心で観るという感想もこの作品のテーマに合っています。
大切な 浅田家!初見の感想を、ネタバレなしに書きとめておこうと思います。家族愛が全面に出てる感じかな…とちょっと及び腰だったのですが、私の感想としてはそうではなかった。人との運命の交わるタイミングとか人の本能というか運というか、その人の運命(さだめ)みたいなものを感じる映画でした。
— カナぱら (@knpr_stkz) October 4, 2020
家族愛の押し売りをされると映画への熱が冷めてしまうところはありますよね。確かに家族愛はこの映画のテーマでもありますが、それ以外にも感じとることのある作品です。
この作品は笑ってしまう面白さも見所
この映画の主人公にもなっている写真家・浅田政志さんは三重県のご出身で、劇中の中でも関西弁が飛び交い、浅田ファミリーはお笑い気質の家族です。
後に賞を取ることになる写真集「浅田家」ではラーメン屋や消防団、極道など、家族それぞれがなりたかった職業シリーズシーンがあり、前半は特にコミカルな内容になっています。後半は東日本大震災後の内容へと変化していくので、観る側も感情が揺さぶられる作品となっています。
思いっきり笑える所にも注目したい作品ですね!
この作品はパンフレットも必見!
『浅田家!』のパンフレット
1100円もするのか!高ぇな!て思いながら買い中身見たら「これで1100円は安い!」ってなりました
映画内の浅田家の家族写真がちゃんと写真集的に収録されているんですよ!!パンフレットと別で売ってもいいよな特典ですよ!!1100円はタダ同然ですよ!
— 寒川 亘揮 (@REALskullsteel) October 6, 2020
言わてみれば、映画のパンフレットってあまり買った記憶がありません。しかし、この映画は実際の写真集を忠実に再現しているためか、映画の浅田家がリアルな家族のように感じてしまう人が多いようです。
映画のパンフレットを浅田家の写真集のように買いたくなります!
浅田家!|主演、二宮和也の演技がヤバい理由
嵐のニノではないヤバい演技
この作品の撮影にあたり二宮和也さんはクランクイン前からカメラを始め、撮影中も現場のスタッフをこっそり撮っていたそうです。役作りをするというよりはナチュラル感を大事に、一人の写真家としてのお芝居をしたかったと語っています。作品にもその様子が反映されています。
その演技は嵐のニノとして観るのはもったいないヤバい演技力です!
二宮さんは浅田政志として何度も泣くシーンがあります。そのひとつひとつの涙にはそれぞれのシーンの政志の感情が表現されていて、そのシーンでは現場のスタッフも思わずもらい泣きをすることが多々あったそうです。また監督から大粒の涙を流して欲しいというシーンでも、監督が唸るほどのヤバい演技だったそうです。
浅田家!感想評価は?
この映画のプロデューサーの小川真司さんは浅田政志さんと同じ三重県のご出身で、写真集の浅田家を映画化したいと発案された方です。監督と脚本家について浅田さんのような、また浅田さんと相性のいい監督を探していたところでのタイミングで中野量太監督とで会うことに。中野監督も写真集「浅田家」を見て、ユニークな家族のドラマがある!また「アルバムのチカラ」には映画の役割は知らなかったことを伝えることだ!との思いで、この映画を完成させました。
プロデューサーや監督のこのような思いが伝わって、観た人たちの涙腺を崩壊させるのかもしれません。
またキャスティングにもこだわりが感じられます。この家族写真は弟の政志がシャッターを切っている微笑ましいシーンです。キャストの方たちは撮影前にリアル浅田家と一緒に食事に行かれたそうです。このエピソードもこの空気感を作り出していますよね。
後半には東日本大震災が起き、政志は被災地へと向かいます。ここから政志の運命が動き出す東北の人達との出会いが始まります。一瞬誰かと思う 菅田将暉 さん、一人の少女役の後藤由依良さんの演技にも賞賛の声があります。東北の人達を演じるキャストの方たちのそれぞれの思いにも心を掴まれます。
また、政志を支える彼女、若奈役には黒木華さん。黒木さんの優しい雰囲気はこの映画にかかせない存在ですよね。
この映画は「とても真面目な事実をきちんと伝えてくれている良き作品」「想像以上に泣き所があり、映画の登場人物の雰囲気が良かった。」などの声が寄せられており、その感想や評価はかなり高いと感じます。
浅田家!|映画はつまらない?面白い?二宮和也の演技がヤバい?のまとめ
中野量太監督は映画「浅田家!」を家族と3.11の物語として描きたかったと語っています。
あの東日本大震災は日本人なら誰もが信じられない光景で、悲しい記憶として残ってしまった出来事だと思います。その出来事以降も世の中は自然災害やウィルスの脅威にさらされています。
いろいろなことを感じさせられ、思わされる中でも人は生きて行かなければなりません。この映画で写真はそんな中でも希望を与えてくれる物なのだと気づかされました。
映画を見終わった後、昔の写真に触れたくなったり、これから自分はどんな写真が残せるのだろうか…など考えたくなります。
『浅田家!』を、すでに何度も映画館で観てくれている人がたくさんいる。
もう4回という人まで。
本当に嬉しいです。
ちなみに、僕はまだ1回。
近々、僕も映画館に #浅田家焼き増し しに行こっと(笑)— の監督 中野量太 (@ryotagayuku) October 7, 2020
この中野量太監督の表現は素敵です。この映画を何度も観る人たちを浅田家焼き増しなんて!焼き増しという表現が写真の良さを伝えてくれています。
ぜひ劇場で何度も焼き増しして、自分にとっての大切な写真を探してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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